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苦学生の研究室の選び方

こんにちは、こんばんは。スイです。

今日は、苦学生の研究室の選び方について考えていきたいと思います。

ちなみに、私も最近研究室が決まったばかりなので、個人的にはタイムリーな記事となっております。

あくまで私の状況を踏まえた意見になりますので、参考程度にして頂ければ幸いです。


1.ここでいう苦学生の定義 

この記事でいう苦学生とは、「学費を自分で払っているため、バイトや奨学金を申請せざるを得ない状況にある学生」と定義させていただきます。

JASSOの奨学金で賄っている人、指定財団から給付型奨学金をいただいている人、色々いるかと思います。

なんか固い言い方になってしまいましたが、要は学費を自分で払っている学生って感じです。 


2.苦学生に好きな研究室(やりたい研究)を選んでいる余地はない

1番言いたかったのはこれです。

我々苦学生には、好きな研究またはやりたい研究を選ぶ権利はありません。バイトしないと大学に通うことすらできないので。

考えるのは、「いかにバイトができるか?」「この研究室に入って、学費を稼ぐのに問題が生じないか?」のみです。

教授との相性や友達と入れるかどうかは二の次です。

あくまでも、研究と学費稼ぎが両立できるかどうかを念頭に置きながら慎重に研究室を選ぶ必要があります。


3.研究室訪問で教授に相談してみよう

とはいえ、研究室訪問に行った際に教授に相談してみると、案外考慮してくれるケースもあります。

私の場合は10人近く研究室訪問に行きましたが、約半数の教授がそういう事情があるなら比較的研究期間が短いテーマを割り振るよと言ってくださいました。(複数テーマを研究している教授の場合)

中には、もし外部との合同研究を行いたいなら、研究費から交通費等を支給するよと声をかけてくださった方もいました。(神すぎる)

あとは、もしエントリーシートや面接で研究室が決まる大学なら、苦学生です!でも頑張っています!と全面的にアピールした方が良いと思います。

というのも、私が研究室訪問に行った際にこれらの事情を話したところ、研究第一で行えないことに嫌な顔をするどころか、「本当によく頑張っていますね。」「そのバイト量で留年せずここまで来ているのはすごいと思います。」と言っていただけることが多かったからです。
実際、私が配属された研究室の先生もこのような事情を考慮して、選んでくださいました。

同じ境遇にいる方で、本当は研究を頑張りたいのに学費のせいで頑張れない、と辛い思いを抱えている方もいるかもしれません。

しかし、私のケースのように色々と配慮してもらえる場合もあるため、一度研究室訪問の際に教授に相談してみることをお勧めします。




4.研究期間短い?orコアタイム自由?

ここまで色々と書いてきましたが、学費を稼ぐためには労働時間をある程度取らねばなりません。

ここで考えないといけないのが、上記にあった事情を教授に考慮してもらえなさそうな場合、次に何を優先するかということです。

それは「研究期間」と「コアタイム」です。

コアタイムとは、簡単に言うと研究室に拘束される時間のことで、その間は絶対に研究室or外部研究所で研究を行なっていないといけません。
なので、ブラック研究室に配属されてしまうと、8:00〜23:00まで研究なんてこともあるようです。

こんなところに配属されてしまってはバイトが出来ず、学費が払えないため退学になってしまいます。

また、薬学部では5年生は病院と薬局実習がそれぞれ11週間ずつあるため、残りの期間で卒業研究を行うことになりますね。(4年生から研究をするところもある)

これらの合間を縫って学費を稼ぐためには、研究期間が短いため、余った期間で1日中バイトをして稼ぐorコアタイムが短めで、毎日の研究後にバイトするの2つの方法が考えられます。

うちの大学はFランなので、研究期間が3ヶ月のみ・文献調査OK•週1回学校に来ればOKなど研究のやる気がない学生のための(?)研究室がいくつか存在しているため、私はこの中から選択しました。

また、似たような感じの友達は、毎日学校に行かないとリズムが崩れてしまうため、コアタイムが10:00〜16:30の研究室を選び、その後にバイトをすると言っていました。

要は研究期間が短いまたはコアタイムが短い研究室を選びましょうという話です。

5.メリット

4.で書いた研究期間が短いまたはコアタイムが短い研究室というのは、いわゆるホワイト研究室にあたります。

なので研究も楽、教授がバイトを優先することに理解がある、など苦学生にとっては数多くのメリットがあります。

また、薬学生としてのメリットは、比較的研究に割く時間が短いため、国家試験の勉強に集中できるというのも挙げられます。

研究ばかりしていて国家試験に落ちてしまっては本末転倒ですから、これは大事なところではないかと思います。

6.デメリット

このメリットだけ聞いてると、ホワイト研究室にデメリットなんてなくない?良いことづくしじゃん!って思いませんか?

実はホワイト研究室にも隠れたデメリットがあるんです。

それは…

「①学生の質があまり良くない」・「②放置系研究室である可能性が高い」の2点です。

①に関しては、楽な研究室を選ぶということはバイトをしたい学生だけでなく、研究に興味がないorやる気がない学生も集まってくるということです。

この場合は、研究室ごとでレポートや課題を提出する授業があるとお互い押し付け合って大変なことになりそうです。

②に関しては、文献調査OKだったり週1回学校に顔を出せばOKの研究室の場合、それ以外の期間は教授と顔を合わせる機会が少ないですよね。

なので、研究が思うように進まなかったり、生活リズムが崩れることにより無気力になってしまうことがあるかもしれません。

7.でも直感も大事

色々と書いてきましたが、なんだかんだ直感が大事です。 

研究室配属に悩むということは恐らく2〜3年生の方だと思うので、少なくとも20歳近いですよね。
20年間も生きていれば、ある程度の人生経験から直感は働くわけで。

授業を受けてみた印象と、実際に話してみた時の印象が違う先生もよくいますので、要注意です。

教授と話してみたり、研究室を見学した際にここは良さそう、ここはヤバそう等色々と感じると思いますので、ビビッ!と来たところを選ぶのがなんだかんだ間違いないと思います。

8.とにかく情報をかき集めること!!!

まーじでこれ大事。

情報がないとそもそも選びようがありません。

気になる教授の授業を受講する、研究室訪問をする、先輩から情報を集まる、他の教授にあの先生ってどうですか?と聞いてみるなど、出来る限りを尽くして情報をかき集めてください。

じゃないと思ったところと違う…バイトができない…と後悔するハメになります。

6.まとめ

長くなってしまいましたが、今回は苦学生の研究室の選び方についてご紹介しました。

それではまた。


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