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企業の中で「企業として」SNSを運用する。
そんなケースが増えてきていますよね。

先日、松本 淳 さんが、
LinkedIn Japanの熱きリーダー、
鈴木 基規さん、高谷 幸司さん、
熱海 周太さんたちと
「LinkedInブランディングを研究する会」を
持ったことを報告する記事を
シェアされていたので、
その紹介も兼ねて私も考えてみようと思います。

企業におけるSNS運用。
…その昔、ホームページが普及してきた頃と
ちょっと似ていますよね。

最初の頃は「ホームページ…。
タウンページとどう違うんですか?」と
そもそもの前提から確認をしていた。

それが、どんどん自社のページを
つくる企業が増えていく中で、
我も我もと、どんどんつくられるようになる。
「ホームページがない=存在しない?」
という錯覚すら抱くのが、昨今。


それと同じで、SNSを運用していく
企業が増えていくにつれて、
「我が社でも運用していこう!」
という機運が高まっていく
のも
これまた当然のことです。

さて、ここで問題が一つあります。
それは、誰が会社のSNSを運用していくか、
という問題。

「えっ、それは『担当者』が
運用していくに決まっているじゃないですか」

誰か「一人」が担当者として任命される。
トップは、その人を信じて託す。
その「SNS運用担当者」は、
トップからの信頼に応えるべく、
「中の人」として積極的に発信していく…。

例えば、
『採用ブランディングを強化しよう!
人事部でLinkedIn運用を始めるように!』

このようにトップから言われて、
人事部長がありがたく拝命。
その部長も、特にSNSに詳しそうな若手を抜擢し、
『お前に任したぞ!若い感性で頑張れ!』
なんて言いながら、
その平社員を信じて託すことにした。

こんなケースは多々ありますよね。
さあ、この場合、
SNS運用は成功するか、否か?

…お察しの通り、その担当者は
『孤軍奮闘』することになりやすい。
『人事でSNS担当を任された人「のみ」が
ひたすら孤独に発信や運用をがんばる』
という状況に陥りがちです。

ひとりで頑張る。

もちろん、当人は頑張るでしょう。
成果もそれなりに上がるかもしれない。
…でも、辛い、ですよね。
社内の他の人が誰もやらなかったら。

「企業におけるSNS運用のキーパーソン」
とはいったい誰なのか?
読者の皆様は、どう思われますか?

ここまでの内容で皆さんは、
すでに答えがわかっているかもしれません。

そう、それは『企業のトップ』です。
トップ「自らが」まず、SNS運用をすべき!
そのように松本さんは喝破しています。

(ここから引用)

『まずは、トップが実践する。
そして、役員、部長など
上位役職者も自ら積極的に発信を心がける。
そうすることにより、はじめて
「みんなでやった方がいいよね」という
全体的な気運が生まれるものです。

そうすると、会社全体の知名度や
ブランド力が向上し、
外部とのリレーションが強化され、
結果としてSNS経由での
営業・マーケティングや人材採用が
どんどん進むようになる』

(引用終わり)

人材が欲しいのは、トップ。
ならトップこそ、率先して発信するべき。
SNSは苦手だとか、信用できないとか、
時代の風潮を見てしょうがなくやっているとか
そのように心の中で思っていたら
企業としてのSNS運用が成功するわけがない。

SNS運用者のことを「気に掛けよう」とか、
「美味しいランチにでも連れていこう」とか
「誰か一人でもその人のことを
気に掛けていれば当人は頑張れるものだ」とか
そういう次元の話でも、ない。

トップ「自ら」が
「自分の言葉」でSNSで発信する!


ここを人任せにした時点で、
「担当者を決めてその人にやらせりゃいい」と
考えた時点で、もう、
失敗への道筋が生まれてしまう…。

(ここから引用)

『まずは何よりも
「チーム全体で成功させよう」という
会社トップの方針、そして
全体のカルチャーが最も重要なポイント』

(引用終わり)

これは私も本当に共感しました。
共感したあまり、次のようにコメント。

(ここから引用)

『>まずは、トップが実践
>役員、部長など上位役職者も
>自ら積極的に発信
>そうすることにより、はじめて
>みんなでやった方がいいよね
>という全体的な気運が生まれる

まさにおっしゃる通りですよね!!
率先垂範、隗より始めよ、
が大事だと感じました。

下の立場の方が
『孤軍奮闘』しているケースが、
(はたから見ていても)
日本の企業には
とても多いように感じます。

こういう場面が増えると、
担当者の心が折れ、実績も出ず、
会社のためではなくて
個人のためだけに運用するようになる、
もしくは形だけアリバイで運用する、
ということが増えていきますよね…。

ぜひ、富士通さんのように
トップ層自らが先陣を切って
運用してカルチャーをつくり、
「やらされ」ではない「全社個丸」
(それぞれの個性を活かしつつ
塊になって運用する)企業が
増えていくべきだ、と感じました。

シェアありがとうございます!』

(引用終わり)

『全社一丸』じゃないんです。
『全社個丸』です。
チーム戦だけど、誰かがやればいい、じゃない。

「やらされ」でもダメ。
「これこれこのように発信していくように」
と会社が業務命令として
ある内容を発信することを「強要」したとて、
本質的には意味が無いですよね。
「それぞれが個性を活かして発信」しないと、
発信を受け取る読者にはバレバレ。

読者の「SNSリテラシー」は、
上昇してきています。

「ああ、この会社は
みんなに『やらせて』いるんだな」
「みんなでSNSを運用している風を
『装って』いるだけだな」


そのように感じさせてしまっては逆効果。
でも、やらせている内部ではわからない。
全社一丸となって頑張っているから。
「業務命令で『仕方なく』発信する」
社員の心の中が、わかっていない…。

そうではなくて、トップがまず
「自分のストーリー」を語る。
それを受けて部長などの上司陣も自然と
「自分のストーリー」を語る。
さらにそれを受けて平社員たちが自然と
「自分のストーリー」を語る。

「自分なり」に「自分の言葉」で発信する。
全社個丸、と私がコメントで表現したのは、
そんなイメージでした。

最後に、まとめます。

本記事では松本淳さんの記事を紹介しつつ、
「企業におけるSNS運用のキーパーソン」
について書いてみました。

さて、読者の皆様の組織(会社)では、
いかがでしょうか?

もしあなたがトップなら、
「あなた自ら」が「あなた自身の言葉」で
発信をしていますか?
担当者に、任せっきりにしていませんか?
発信する内容を「強要」していませんか?

リンクから、
ぜひ引用元記事をお読みください!

※「富士通」のSNS運用については
こちらの記事をご参考に↓

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