見出し画像

さよなら授乳クッション

タイトル上『さよなら』って書いたけど、実のところ、2ヶ月くらい前に廃棄している。
尚、娘への授乳は全然さよならされてない。されろよ。


我が家の授乳クッション。
娘が生まれたての頃の写真(顔がもう全然違うな、懐かしい……)からギリギリ引っ張り出してきた、ヘッダーのやつ。授乳クッションの写真、そんなに撮ってなかったからこれくらいしか残ってない(そりゃまぁそう)。
黄色い三日月型のクッションには、ピヨピヨのヒヨコとたまごのイラストが描かれていた。可愛い。

腰周りでパチンと留める部分があったけど、私がクッション様の想定よりふとましかったのか、それを使う機会はとんとなかった。あれ、みんなちゃんととめてるもんなの?
とりあえず小さな赤子(とはいえ3キロとか5キロとか)をずっと腕だけで支えながら何十分も授乳し続けるのは苦行でしかないので、このクッションがあることで乳と子の距離が縮まり、授乳が楽になるという仕組みなのだと、知ったのは実際に使ってからだ。それまでは、何の為のクッションなのか、イマイチピンと来てなかった。なるほどねー、これは必須アイテムっすわ。

とはいえ、長く使い続けて、もう破れ目も出てきていた。やや潰れてきて、綿が見え、娘が落書きをしたペン跡もある。お世辞にも、綺麗とは言えない。
かといって、今更新しいのを買う気にもならない。どうなんだろうねこれとは思ってたのだけれど、引越しの頃に『そもそもなくても、意外となんとかなるな……?』と思って、思い切って廃棄したのだ。


で、今日も起き抜けに娘に乳をせがまれて、与えていた時に。ふと、そのことに思いを馳せた。

あぁそうか。
『なくても意外となんとかなるじゃん』は、娘が大きくなったからか。

身長が伸びた娘は、左の乳を飲んでから右の乳に体制を変える際、猫ちゃんのように脇から持ち上げられて方向転換する。
その際、ずるんと引きずられる足。
横たえられた時の、どすんという重み。
長く重く育った今の娘は、あの頃補助として必要としたクッション分の厚みをも兼ね備えて成長しているのだ。

そうか。うん。
大きくなったんだなぁ。

ちゅくちゅくと乳を飲む時にめくれあがる上唇の線、あれが見られるのもいつまでだろうなぁ。まぁ、ペットボトル飲ませる時にも似たものは見られるけど。

すき


改めて、さよなら授乳クッション。
お世話になりました。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?