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アップルパイを焼こう

先日ゲ謎を観に行って、その帰り道にふと思いついて、冷凍パイシートを買ってきた。


ふるさと納税で大量にりんごが手に入ったものの、どうにも消費が追いつかないのである。ちょいちょい友人にお裾分けしたり、先日インフルエンザにかかった夫に食べさせたりと、半分以上は消費してはいるのだけど。
というか、剥いてないりんごの日持ちも気になるけど、剥き終えて冷凍にしてるやつも中途半端に溜まってきた。細かく切って冷凍用の器に詰めてるのも(レンチン解凍で)娘は食べるはずなんだけど、どうも最近りんごを『切る』過程に参加したがるもので、どんどん新しいのを剥かされるわけである。
冷凍が多少溜まってもまぁ良いんだけど、冷凍する為の器が足りないし、冷凍庫の中も圧迫されてしまう。一旦ここらでリセットをしようと思ったわけである。

冷凍パイシートはそれ1つで500円くらいするので、まぁ安いとは言い難い。
とはいえ、1から小麦粉やらバターやら購入することと生地を作る手間を考えれば格安と言える。生地をこねる為のスペースを確保する為の掃除を、とか、冷蔵庫で生地を寝かせるという『待ち』時間を娘がごねないかなどまで計算に入れれば、もうなんか買わない理由がねぇなって感じの選択肢なのである。
お手軽は正義。


今回はこれを買った。
パッケージを見た娘が「ピザも焼ける!」と言いだす。あー……それは多分キッシュというやつでな。ピザではないんだけど、口頭で違いを説明するのもちと難しい。「そうねー、焼けるかもねー。でも具材がないから今日はアップルパイね」と流すことにする。この写真だけだと、確かにピザっぽいね。
更に、「チョコはいってる!」……おぉ、めざといな。リンゴを入れてもまだ生地が余るようなら(とても惜しいがメルティキッスなら一応あるので)チョコパイをちょっと作っても良いと思ったんだけど、幸か不幸か煮込んだりんごが少し余る程度に終わったので、今回はチョコは使わなかった。まぁそれもそのうちね。でもそれやるなら、安い板チョコを買ってきたいなぁ。

冷凍りんごは元々細かく刻まれているので、今回の使い方ならちょうど良い。
りんごが何グラムあるのかわからないままに砂糖とレモン汁をぶっかける。雑だがまぁよかろう、食べるのは我々だ。

水気がなくなるまでりんごを適当に煮て(蓋をして煮るというけれど、蓋をすると吹きこぼれるんだよな。蓋のサイズがちゃんと合ってないのはまぁあるにしても、それがあってれば溢れないのかはちと怪しい。あれは何が正解なのかしら)、粗熱を取る間にパイシートを切る。
細長いパイのイメージがあるけど、めんどいので真四角四等分。
パイシート1枚から2個の四角いパイができる計算。2枚のパイシートが入ってるセットだから、4個作れる。まぁ無難だろう、ここで大量生産してもまた余るし。

娘がつまみぐいをしながらりんごを乗せる。
蓋にする生地を被せて、フォークで端に跡をつける。

フォークでくっつけたあと、指でも押さえてくれるのでこの感じ。なんかこう、とても『こどもが作りました』感がある跡になってて良いな。

卵黄を溶いて、スプーン(ハケはない)で上部に塗る。ある程度塗って、「もう1個塗る?」と聞いたら「娘ちゃん疲れちゃった」と首を横に振られた。これそんな疲れるような作業だっけ、まぁいいや私がやるね。
オーブントースターで10分くらい焼くと、なかなか良い感じになった。


サクサク……って言い難いんだよな、上はさておき底がしっとりした感じで仕上がるので。冷凍パイシートあるある。
まぁ美味しくできたんじゃないかね、娘もしっかり食べた。最近具材入りのパンの中身ばかり食べたがる(端はちぎって残そうとする)ので困ったものだと思ってたけど、これはそういうことをしないでちゃんと食べた。よしよし。

また機会があったら作ろうかね。
ごちそうさまでした。

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