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美味しいそうめんを頂戴したよ


「美味しいおそうめんがあって、是非食べてほしいから、暑中見舞いに送ってもいい?」


お友達から、ふいにそんな話を持ち掛けられた。
素麺かー。美味しいけどあまりお腹に溜まらないイメージがあるもので、日頃積極的に買うものでもなかったりする。安く手軽に自炊するのには良いと思ってるんだけども。

ただ、好きか嫌いかと言われれば全然好きだ。
その程度の素麺素人ですが、頂いて良いのならば是非にと返すと、すぐに送ってくれた。
仕事が早い。


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えっなんかめちゃめちゃ立派なの来た。


さっき「安く済ませるのに良い」と言ったけど訂正しないといけない。これは、ちゃんと素麺の味や食感が好きで、素麺を美味しく食べたい人の為の素麺だ。なんかちょっとワクワクしてきたぞ。
聞けば、この三輪素麺工業協会さんは毎年皇室にも素麺を献上されてるそうで(このシリーズではないけれども)。ほぁー。

開けると、これがまた美しい。


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なんか3種類もある。
『瑞垣』、熟成2年ものってどういうことだ。『誉』の堂々たる自信感、好きだなぁ。ただでさえ素麺は細いのに、更に『極細』とは一体。

とりあえず、『誉』から。
ゆで時間は2分。早い。そのへんの手軽さも、素麺の魅力だよなぁ。そして良いものだと思うと、ちゃんと時間を計って茹でたくなるから不思議だ。いつもは多少過ぎてもまあえぇわくらいで、雑にやっちゃうんだけど。意識高めの素麺タイムです、ふふふ。

素麺が鍋の中で、ゆらゆらと泳いでいる。
他の麺類はもうちょっと鍋の中で「まだ固いです!まだまだ!」みたいな主張をしてくるけど、素麺はすぐにふにゃんくにゃんと、柔らかく踊ってみせてくれる。
なんだかそれだけで、「お、夏だな〜」っていう気分になって、ニッコリしてしまう。んふふ、いいな。なんかいいな。
これは是非、麦茶と一緒に頂かねば。なんか楽しくなってきた。

実食。
お、なんかもちもちしとる。細いのに、しっかりとした弾力感。娘にもちょっとあげようと思って数本を指で短く切ってみたんだけど、地味に切りづらい。素麺てもっとふにゃふにゃさんじゃなかったっけ?すごいな。
数滴めんつゆをかけたそれを、娘にも与える。美味しく食べ続ける。お、気に入りましたかよかったねぇ。余談だけど、これが娘の初そうめんだ。スタートから良いものを頂いたね、ふふふふ。


翌日、『瑞垣』も頂いた。
昨日1玉だけ茹でてみて、やっぱり足りんなと思って2玉茹でたら存外お腹いっぱいになった。これは、上記の『あまりお腹にたまらないイメージ』も訂正しないといけないなぁ。

この時は丁度旦那さんが会社に行く前の時間で、旦那さんは外食するらしかったので自分の分しか茹でなかったんだけど、1口食べるかいと勧めた。
「お、もちもちしてる!美味しいねこれ」と言いながら2口食べた。勧めたものの箸が進むのを見ると、なんとなく私も誇らしくなる。いいでしょう、私のお友達のオススメなんですよ。
これめんつゆを付ける前からうっすら塩味が効いてて美味しいなと思ったんだけど、それが2年熟成の力なのかしら。誉もそうだったのかしら?
今度誉を茹でる時には、そっちも味見してみなきゃなぁ。



送ってくれたお友達は、「地元に還元したくて!後やっぱり国産は美味しいなって思った」とのことだった。そういうの意識してるの、偉いなー。
私はあんまり「地元のこれがオススメ!」っていうのはないんだけど、いつか私もそういうものを見出したいなぁと思う。

うーん、しかし美味しいなこれ。
へへへ。


折角なので、リンクも貼っときます。
奈良の美味しい素麺、夏のお楽しみに是非ー。

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