目の見えない人にどうやってITの進化を感じてもらうんだい?(もしくは難聴者が外に出歩くのに不自由を感じなくなったのか)

思い付きで、重い気付きの記事なんだけど案外当たり前の話だと思うんだ。
僕たちは目が見えて、耳が聞こえる。
今現在もyoutubeを聴きながら、こうやって駄文を書き連ねている。
まあ、目が見えなければそんなことは不可能だ。
酒が切れたからといって、気軽に外に行くわけにもいかない。
知っているかい? 僕の近所に信号は夜になると音が鳴らなくなるんだぜ。
昼間は、カッコウッカッコウ鳴いている信号がピタッっと無音になるんだ。
目の見えない人の世界はそこにはない。僕たちの世界しかないんだ。

難聴者の世界も複雑だ。
聞こえているのかいないのかわからないし、佐村河内氏みたいにバカにされることもある。
「目が見える」「努力でなんとかなる」「健常者と変わらないね」「そこまで至るには相当の努力があったと思うよ」「補聴器尽けているってことは障害を克服できたんだね」「聞こえないんだよね?」

うるさい

別に代弁とかそんな気持ちになっているわけじゃない。
揚げ足を取りたいわけでもない。
僕も音楽は好きだし、それによって救われるし、世界だって平和になるかもしれない。
でも、その横でそんな世界観が通じない人は当たり前にいるわけなんだよ、だって耳が聞こえないから。

泣きそうになるくらいに、抉られる絵を見たときにも同じなんだよ。
嗚呼、共感したい、共感したい、共感したい、共感したい、共感した、と例え思っているとするじゃないか。
目の見えない人とは共感できないんだ。だって、絵を見ていないんだから。

僕らの周りにはそんな人でいっぱいだ
『そんな』で誤解しないでおくれよ。世の中に健常者なんて数える程しかいないくて、みんな個性やハンディや弱点や欠点や、それを強みだとか祝福だとか、そんな声も当たり前にように出てくる。

なあ、僕が言いたいことがわかったろう?
ITは何を解決したんだい?
AIは何を解決したんだい?
健常者だけにわかりやすい成果をこれでもかと見せつけて、ヘルプマークのような昭和の発想に頼っている。
なあ、僕たちは何ができたんだい?

僕たちは取捨選択のハードルを上げただけだったんだよ。

見てくれよ、聞いてくれよ、この世界を。

金がないと塾にも通えない。中には貧民なのに地頭で一流大学に進学する奴もいるから、貧乏人はみんみんな馬鹿だと蔑まれる。
これを不条理だと思ったんだよ。一丁前に差別と思ったんだ。そうしたら、金があっても目が見えなきゃそもそも塾にも通えない。耳が聞こえなきゃ、大学の板書も自分で制度を探す。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンディキャップ
こんなもんなんだよ、この世界は。

ITで世界を変える?

変わっていないだろう。
目の見えない人に対して、読み上げソフトができました。
だから、健常者と全く変わらない情報を手に入れることができました|
難聴者? HP見ればいいじゃない。
それ以上の何かをアルファツイッタラー(ビジネス系)は示してくれたかい?
「〇〇さんは、やってましたよ?」
俺のところに届いてはいませんでした、すみません。

そんな声の集まりのこの世界で、ITでユニバーサルデザインを取り入れあ会社はどのぐらいあるんだ。
いや、見たことないや。
twitterで偉そうなことを言っているアルファツイッタラーはこんなこと言いやしない。
優しいあの人の言葉にも聞いたことがない。

ITは世界を変えるし、人は変わらない

だって、影響力を飯の種にしている人たちは無視している。
たくさんいるのに、いつだって最大公約数からは外れたところに置きたがる。
馬鹿だなって思うよ。
変革だとか革命だとか確信だとか、これからの時代とか僕たちは俺たちは私たちは、「今までとは違う」とか。
なあ、お前らの言葉の中に【今までとは違う】人間を中心にした何かがあったのかよ。

俺はあなたがたの中ではなんなんですか?

ITの進化もAIの進化も限定的なのに。
飲み会で既婚者が気の弱い独身女の手を引っ張ってホテル街に連れ込もうとしているのを、うまくなんとかする俺(なんもなくした)。
クソほどにくだらないこの営みをAIに任せる時代が来ると言っているのが、【有識者」だからみんな騙されないようにな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?