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ひとかどさんのジブン語り〜あの頃の暗黒期をもう一度思い返してみる編〜

こんにちは。ひとかどさんです。
noteを初めて3ヶ月目に突入しました。

「ひとかどさんのジブン語り」

勝手気ままにわたしの事を書き綴る、
今月の気分は、わたしが悩み苦しんだ「暗黒期」についてです。

皆さんには暗黒期はありますか?わたしにはあります。

でもこれって、今思えば、若かりし頃の失敗談として笑って話せるし、
なんなら、今の自分に必要なことだったと思えているんです。
(これは、本日配信している”経験モデル”と関連しています)

ひとかどさんの暗黒期の始まり

わたしの「暗黒期」は、28歳から33歳の約5年間です。

その要因はズバリ、「転職」です。

わたしの職歴は、服飾の専門学校に入り、在学中にアルバイトをしていた店舗で、卒業後の20歳から、そのまま正社員となり、販売員として8年ほど働いていたことから始まります。

専門学校の専攻は服飾でしたし、元々人と接することやファッションも好きだったので、選んだ仕事は間違っていなかったと思います。

しかし、職業柄、土日はもちろん、盆正月が稼ぎ時という不規則なシフトで、立ち仕事のため、体力勝負なところがありました。
加えて、営業成績を求められる競争的な環境が、わたしには合っていないように常々感じていたのです。
30歳を目前に、ついに体力的な限界を感じ始め、「このままこの仕事を続けられるのだろうか…」と、漠然とした不安を持ち始めました。

そんなわたしは、どこで聞いたのかわからないけど、「30歳までに転職しないともう雇ってもらうのは無理」という話を真に受け、いよいよ焦り始めたことが暗黒期のスタートとなります。

いきなり事務職への転職を目指す

その時のわたしのやり方。

それは、いきなり退職し、それから転職活動をスタートするというもの。
「えー、ひとかどさん…!」という声、わかります。
通常は、退職先には言わずにこっそり転職活動を進めて、転職先が概ね決まってから退職するものなんですよね。
しかし、それが当時のわたしには概念がなかったのです。
本当に、無知って怖い。。

ここから、わたしの転職人生が始まります

わたしが考えたのは「事務職」

理由は単純で、事務職なら座って仕事ができ、さらに、土日も休めるイメージがあったから。
わたしは、たいして調べもせずに事務職への転職活動を始めます。

高校の時、授業で「ワープロ検定」なるものをとっていたので、文字入力と簡単な文章作成だけはできたことも、後押ししました(安直ですが笑)。

首尾よく、1年間の契約社員として事務職に転職することができました。

始めは事務補助的なことをすると思っていましたが、
実際はお茶くみと雑用で、パソコンを使うような事務作業はなく、
特別なスキルを求められるようなことはありませんでした。

しかし、そんなわたしに「第1の壁」が立ちはだかります。
それは「座っていること」でした。

今まで、立ち仕事で動き回り、毎日たくさんの人と接する仕事をしていたわたしにとって、「黙って座っていること」が苦痛でした。
体力的な心配から、立ち仕事を辞めたのに、ある意味前職の職業病とでも言うべき理由が、まさか次なる壁とは、なんとも皮肉…。

1年契約だったので、半年くらい過ぎた頃から、
次の仕事のことを考えて始めた私は「やっぱり、自分には事務職が合っていない」と思い、「自分はクリエイティブなことがしたいんだ!」と思うようになっていました。
この辺から、完全にひとかどさんの暗黒期にして迷走期に突入します。

クリエイティブを目指し、ネイルの資格をとる

私は、昔から好きだったネイルを仕事にしたいと思い、
1年契約社員として働いている間にネイリストの資格を取ることにしました。

そこで、契約期間が終わる少し前からスクールに通い始め、3級を取得します。
しかし、ネイリストとして働くのであればさらに上の級が欲しいと思いました。
こうして、スクールの近くでさらに事務職の契約社員として働き続けながら、ネイルスクールに通うことにしました。

迷走するひとかどさん

契約社員として入った2つ目の会社で、わたしは旅行関係の営業事務として働くことになりました。
とにかく仕事が流動的で忙しく、17:30に終業でしたが定時で仕事を終えることができず、残業する毎日
土日祝こそ休みでしたが、実際は休みの日も仕事の締め切りに間に合わない場合には出勤したり、出勤こそしなくても「あれちゃんとやったっけ?」と不安になって休みの日でも休んだ感じがしなかったのです。

これこそ、わたしの第2の壁「事務的な仕事について、優先順位がつけられず、しかもオン・オフの切り替えができないこと」でした。

そんな状態なので、大金を払って入ったネイルスクールも休みがちになり、自己嫌悪に。
「あんなにお金払ったのに…てかネイルの仕事どうしよう…」と。

何か自分に合った仕事というものを早く見つけたくて、

「30歳までに見つけなくては…」と焦り、

自分のキャパをとうに超えているのにあれもこれもと手をつけてしまっていた、

それが、今振り返って思う、この時のわたしです。

なお、ネイルのスクールは、最終目的の1級の資格までは取れなかったものの、
なんとか2級(ネイルサロンで働く応募資格くらいの技術)は取ることができました。

しかし、ネイルの仕事につく勇気が持てず、そのまま、事務職として契約した会社で働き続けます。

結局この後、さらに2社ほど期間限定の契約社員として事務職を転々とすることになりました。

こうして、私の安直な事務職への転職人生が、「座っていること」と「事務作業の優先順位がつけられず、オン・オフの切り替えができないこと」の2つの壁として立ちはだかり、わたしを苦しめ続けたのです。

この暗黒期で、何が私をそんなに悩ませていたかといえば、自分です。

立ち仕事から退いたはずなのに、一体自分ってどんなことを望んでいて、何がしたくて、何があっているのか、何が苦手なのか。

優先順位をつけられず、自己嫌悪に陥ってばかりでした。

そのくせ、いい顔しいでできないのに仕事を引き受けてしまい、結局休日出勤して仕事をして…。

こうしたわたしの暗黒期は、このまま自分ってどうなるの?と愚痴ったりするだけで、具体的解決策もなく、ただ日々が過ぎていく感じだったのです。

しかし、この時のことって、今は自分の成長に必要なことだったと思えているんですよね。
これは、「暗黒期」という自分の過去についての感情や思考、これに基づく行動が今でこそそれほどネガティブなものではないからだと考えています(”経験モデル”参照)。

暗黒期の終わり

そんな暗黒期ですが、流星のごとく現れたOttoと結婚し、一旦仕事をリセット、住み慣れた土地を引っ越すことになったことで、わたしの暗黒期は終わりを迎えました。

なお、暗黒期はOttoという強い味方のパートナーと出会えたことで終わりましたが、その後も自分が理解できるようになったわけではなく、働き方・仕事についてはこの後も悩み続けるのでした。

そのお話はまた今度。

補足

最後に、少し補足です。

そんなこと言っているけど、「ひとかどさんってなんだかんだで契約社員で働いてるじゃん。」って感じなんですが、そうなんです。

運と愛想だけはよく、たまたまその時欠員が出たり、たまたまその時の採用の人が面白い経歴を気に入ってくれたり、というように、スキルや経験というものではなく、運で入ることができたのですが、その後の自分がスキル不足でついていけなくなり、辞めるという流れになることが多かったのです。

#自己紹介
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#暗黒期

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