わかりやすい天理教①「宗教としての天理教」


「天理教」をご存知ですか?


名前は聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない、という方がほとんどなのではないでしょうか?


このnoteでは、そうした天理教の信仰や知識がない方の為に、天理教についてなるべく分かりやすく、そして客観的な視点から説明をします。


この「わかりやすい天理教①」と「〃②」を読んで頂ければ、天理教のことをおおまかに知ることができるのではないでしょうか?


そして、より詳しく知りたいという方は、項目別にリンクを貼りましたので、そちらもご覧ください。


それではまず今回は、主に統計資料を用いて、「宗教としての天理教」について説明したいと思います。


天理教の成立は、江戸時代の末期、天保9年10月26日のことです。


西暦で言うと1838年で、ちょうど大塩平八郎の乱、なんかがあった頃ですね。


幕末期以降に成立した宗教のことを「新宗教」と呼ぶのですが、その中でも「如来教」「黒住教」に次ぐ3番目に成立した宗教で、幕末にできた新宗教の中では、最大規模のものです。


また、神道系でも仏教系でもキリスト教系でもない、いわゆる「諸教」に分類される宗教の中では、日本最初のものであり、また最大規模のものでもあります。


この点について詳しく知りたい方は「③立教」をご覧ください。
→準備中


天理教で信仰されている神様の名前は「天理王命」であり、信者は「親神様」と呼称しています。


天理教の教祖は、「中山みき」であり、当時の大和国山辺郡庄屋敷村、現在の奈良県天理市三島町に居られた一農家の婦人でした。


その「中山みき」に「天理王命」が入り込まれて、天理教の教えを伝えられたのが始まりです。


教祖のことを、信者は「おやさま」と呼称します。


この点について詳しく知りたい方は「④親神様」「⑤おやさま」をご覧ください。
→準備中


信者数は2019年現在1,199,223人で、約120万人です。
(上記及び以下に示すデータは、全て文部科学省調べのものであり、また、2019年時点のものである)


天理教では10年に1度、全教会を対象とした大規模な「教勢調査」を行っているので、この数は実際の数にほぼ近いものだと考えられます。


文部科学省に教勢を報告している宗教団体(181,252団体。ほぼ全ての団体が報告している)の中では、天理教は13番目に信者の多い団体です。


信仰実態が伴わないことが多い、神社やお寺などの伝統宗教を除いた団体の中では3番目に多い団体です。


この点について詳しく知りたい方は「⑥信者」をご覧ください。
→準備中


天理教での信仰の拠点は「教会」と呼ばれます。


天理教はこの教会の数が多いことが一つの特徴で、現在世界に16,355ヶ所の教会があり、「布教所」の数を足すと32,417ヶ所の拠点があります。


これは、「神社本庁」に属する神社数の78,760ヶ所に次ぐ2番目に多い数であり、宗派毎に分けたお寺の数よりも多くの教会があります(3番目は「曹洞宗」で14,539ヶ所)。


この点について詳しく知りたい方は「⑦教会」をご覧ください。
→準備中


また、宗教法人には「教師」という、文部科学省から認可を受ける役職があります。


神社の神主さんやお寺の住職さん、キリスト教の教会の牧師さんなどになる為にも、文部科学省の認可が必要ですので、この「教師」資格を得る必要があります。


現在天理教の教師数は145,389人で、全宗教団体で最多です。
(2番目は「真如苑」の101,041人)


以上のように、信者数に対する拠点・教師数が非常に多いことが天理教の特徴です。


その為、一人一人の信者に対して、拠点や教師が細やかに対応することは可能である反面、教団本部が各拠点・教師に持つ影響力は低く、それぞれの教会や教師によって、多種多様な形の信仰が持たれている点は、課題として挙げられます。


この点について詳しく知りたい方は「⑧役職」をご覧ください。
→準備中


天理教についてより詳しく知りたい方は、次回「②天理教の教え」をご覧ください。



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