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大人の口説き文句

ジョーと私は小学校の時に初めて出会った幼馴染みなのですが、中学を卒業してからは全く別々の道を進むことになり、お互いの人生からすっかり消えて行きました。

それから長い年月が経ちました。

それぞれ知らないところで大人になって、人生経験を積んだわけですが、何を思ったのか、昨年のちょうど今頃、Facebookを通してジョーが私にテキストをくれたことで私たちの新しい関係が始まったんです。

「もしかして貴女は上山さんですか?」

なんてね。

いきなりメッセージをもらった時には、流石に驚きました。

でも、そこから私たちの忘れていた想いがこみ上げてきて遠距離恋愛へと発展した次第です。

なんかね、知らなかったのですが、私はジョーの初恋の人だったそうで

「でもさー、そういうことなら今後も一切、会わないほうがいいかもね?幻滅しちゃうでしょ?初恋の人の思い出は、そのまま大切にとっておいた方がいいってよく言うじゃない?」

なんて思っていたわけです。

若かった私たちも、もうすっかりといい大人になっているわけで(=劣化も激しいお年頃?)、特にソーシャルミディアに載せている写真なんて、現実からは程遠いものが多いわけだしね?

あー、ダメダメ!

きっとジョーは今の私を見たらガッカリするに違いない。

なんて私は思っていました。

でも、ジョーが最初にプレゼントしてくれた言葉の贈り物は

「時を越えた美しさの秘密」というサム・レビンソンの美しい詩だったんですね。

この詩はオードリー・ヘップバーンが亡くなる数日前に息子たちに読んで聞かせたという詩だそうで、私へのメッセージとしては

「女性の美しさは年齢には関係ない」

ということだったみたいです。私の切ない(そしていつまで経っても消えて無くならない)乙女心はその時から既にジョーには筒抜けだったのかも。

そして、今ジョーが囁いてくれる言葉はコレ↓

You are beautiful inside and outside. 

年齢を重ねた大人の愛のささやきは、とっても優しく心に響きます。

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