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#22遺伝学的検査を受ける ~がんサバイバーさんの運動指導をしている私が乳がんに~

遺伝カウンセリング

術前、主治医から「遺伝カウンセリングを受けてみませんか」と案内をいただきました。
がんと遺伝関係あるかも~と思っていたこともあり、この際調べてみようと決心し申し込みました。

私の叔母が50代で乳がんに罹患したこともあり、条件に当てはまっているので保険適用で調べてもらえるんですね

●45歳以下で乳がんと診断された
●60歳以下でトリプルネガティブの乳がんと診断された
●両側の乳がんと診断された
●片方の乳房に複数の乳がん(原発性)を診断された
●男性で乳がんと診断された
●卵巣がん・卵管がん・腹膜がんと診断された
●ご自身が乳がんと診断され、血縁者に乳がんまたは卵巣がん発症者がいる
 

乳がんjpより https://www.nyugan.jp/heritability/diagnosis/relation/

ただ、いきなり検査ではなく、まずは1時間のカウンセリングを受けてくださいということで、術後落ち着いたころに受けられるよう予約を取りました


カウンセリング当日、個室に呼ばれカウンセラーの方との面談が始まります
まずは、遺伝学的検査って何?ということを資料を見ながら詳しく説明してくださいました

今や2人に1人は生涯で一度はがんを発症する時代
日本で一年間に新たに診断されたがんは約98万例なんだそうです(2018年)

がんになる要因は大きく分けると「遺伝要因」と「環境要因」
「環境要因」は、年齢や食べ物、たばこ、お酒、紫外線など
年齢も高くなるほどがんの発症率が上がります(がん種によって違いはありますが)
「遺伝要因」は、生まれ持った遺伝子の変化ががんの発症しやすさとかかわりを持っているそうです

遺伝子といっても、人の体には22,000種類の遺伝子を持っているそうで、現在遺伝子解析がかなり進んでいるそうです
遺伝子の影響を受けて、がんや糖尿病など何らかの疾患になる可能性が高いと分かれば、それに対する予防がしやすくなるというように、治療も今後さらに変わっていくでしょうと話をしてくださいました。

そして遺伝子検査のメリットとデメリットもしっかりと説明してくださり
(詳しくはこちらの動画を見てもらうと分かりやすいかと)

事前に宿題となっていた、がんの家族歴を細かく聞かれました。
そしてそれをもとに、家計図を書いてくださいます

書いてもらったものを見て、まず思ったのは「がんに罹患している人多いやん」ってことでした

そのことをカウンセラーさんに言うと、「でも、2人に1人ががんに罹患する時代って言ったでしょ、そうするとだいだい2人に1人くらいの割合で罹患されてますよね」と。

ホントだ。

そして「高齢でがんを発症されているのは、年齢が高くなると発症率も高くなるから、ある意味わかるけど、気になるのはお姉さん。50代で大腸がんは若年性やね~、お父さんも大腸がんを罹患されているし『リンチ症候群』が気になるかな」と

り・り・リンチって何ですか?
で、50代での大腸がんは若年性なのか?

と、また知らないことが出てきました。


リンチ症候群というのも遺伝性のがんなんだそうで、わが姉が遺伝要因にて大腸がんを発症したと分かったならば、私も大腸がんに罹患する可能性が高くなる。そして、子宮体がんや胃がん、卵巣がんなども罹患しやすくなる可能性が出てくるとか・・・

「それは今回私が受ける検査ではわからないのですか?」と聞いたら
「調べる遺伝子が違うので、ここでは調べられず、保険適応外での検査となるため費用が高い」とのこと

遺伝子検査といってもいろいろあるんですねぇ
知らなかった。

なので、今回は「乳がん・卵巣がん」に関する遺伝子の検査。

もし陽性となれば、今後反対の乳房や、卵巣がんを発症する確率も高くなるし、姉や姪っ子も気をつけないといけないことが分かるので、やはり調べておくことは大事かも。と改めて思いました

話を聞いたうえで「検査をします」と決めて
同意書にサインをし、採血をしてました
結果は2週間後。

検査結果

2週間後、主治医に結果を聞きに行きました

英語・・・。

陰性でした。
よかった~ちょっとホッとしました。

ただ、大腸がんは気をつけてくださいね~と
人並みに定期的に検査をすることを勧めますと言われました

検査とかカメラ系(胃カメラとか~)が苦手な私
思い起こせば胃カメラをしたのは9年前(ピロリ菌が見つかって駆除しました)
大腸カメラはしたことがなく。

50歳も過ぎれば、いろいろ出てくるわなぁ~
今回乳がんになったことを機に、落ち着いたらいろいろ検査をしてみようかなと思ったのでした。







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