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「光る君へ」に関連する場所だから…ではもったいない。滋賀県・石山寺

こんにちは。2024年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公、まひろ(紫式部)のゆかりの地に数えられる、滋賀県大津市の石山寺。今回、初めて石山寺に行ったので、その旅の記録です。


石山寺とは

「光る君へ」で出てきた石山詣のシーンのモデルでもあった、石山寺に行ってきました。

石山寺は、京阪石山寺駅から歩いて10分ほどの場所にあります。階段が多く、お寺の境内もかなり広い(感覚としては、京都の清水寺に近い)ので、歩きやすい靴でのお詣りをおすすめします。

紫式部にちなんで?駅が紫色に。


石山寺のランドマーク「多宝塔」が向こうに見えます。

2024年の大河ドラマを放映している期間は、石山寺内で大河ドラマの特別展が開催されています。

主人公を演じた吉高由里子さんと、清少納言役のファーストサマーウイカさんのパネルとお2人の直筆サインも。

なぜ石山寺と源氏物語が関係がある?

石山寺は、紫式部が「源氏物語」の着想を得た場所として伝説が残っています。"源氏の間"と呼ばれる場所で、夜に琵琶湖に浮かぶ満月を見て源氏物語を書くことにした…とか。

紫式部 源氏の間

もともと、平安時代に女性文学者たちが"石山詣"することが流行りだったようです。(「光る君へ」にも石山詣が放映されてました。)

源氏物語の深み

石山寺では、今年は特に大河ドラマで注目されていたこともあり、「光る君へ」の特別展が公開されていました。

ただ、私は「光る君へ」ブーム以上に源氏物語の深みに関心を持ちました。

たまたまYoutubeを見ていたら、中田敦彦さんが過去に源氏物語のあらすじを8回に分けて紹介していたのて一気に見ました。

結論を知りたい方は、4回目と8回目の動画をぜひご覧ください。1回目の動画を上げておきます。

私はこの動画を見てから、源氏物語の深みにどっぷりハマってしまいました。

源氏物語って長いし登場人物も多過ぎて、関係性も複雑で、とにかく主人公の光源氏がチャラい男…というマイナスイメージでしかありませんでした。でも、見方が変わりました。

源氏物語には未だ諸説あります。例えば、作者は紫式部が定説とされていますが、源氏物語が長すぎて紫式部が1人で第3部まで書いたとせず、あとの時代に書き足されたもの、とする説もあり、またそれが源氏物語にハマるきっかけになりました。

この、源氏物語の一部は紫式部ではない別の人によって書かれたものではないか?という説に立っている1人が、与謝野晶子と言われているそう。

与謝野晶子が訳した源氏物語もあります。

私たちから見れば、与謝野晶子も歴史上の人物として有名な人の1人であるため、紫式部に対して与謝野晶子が感じていることがあるんだ…と考えると、歴史のロマンを感じます。


このロマンの感じ、なにと似てるかな…と思い返してみると、古墳を訪れたときとすごく似ていました。奈良県の箸墓古墳に行ったとき、一説によれば卑弥呼の墓だと言われており、宮内庁管轄のため考古学的な調査に制限がかかっています。でも、あそこの遺跡を掘り返すときっと秘密がいっぱいあるだろうな…という、なんかそんな感覚です。

時が経っても作品(古墳の場合は墓)が残ってはいるが、そこに関わった人は誰なのか?が分からないこのもどかしさが、ロマンを掻き立てるんでしょうね…。


ちなみに、滋賀県の大津で宿泊した話も公開しています。実は大津で宿泊した話が今回の旅の目的でした。

旅の記録は、以下のマガジンにまとめています。ぜひ旅の計画の際にご活用ください。


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