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知ろう!学ぼう!シリーズ⑦障がい受容編その1

今回は、障がい受容についてです!
発達障がい児の保護者の方の多く抱える悩みの1つだと思います。

私が関わってきた保護者の方も、障がい受容ができなくて、とても悩まれている方が多くいました。

その時の経験なんかも含めて、綴ります💡

障がい受容とは?

障がい受容とは、自分自身や他人の障がいを肯定的に受け入れることです。
これは、障がいがあってもその人が尊重され、包括的な支援や機会が提供されることを意味します。
障がいを受け入れることで、その人の自己肯定感や生活の質を向上させることができます。

障がい受容の段階

障がい受容には、様々な段階がありますが、一般的には次のような過程を経ます。

1. 無自覚の段階

障がいやその影響に気付いていない状態のことです。
この段階では、障がいを認識することができず、受容の必要性も感じない場合があります。

2. 認識の段階

障がいの存在や影響を認識する段階です。
この段階では、障がいについて理解し、受容への意識が芽生えることがあります。

ここで、受け入れる準備ができると、発達障がいをもつ子どもとの関わりに、少しあたたかさが出るように感じます😌

3. 否認の段階

障がいを受け入れず、否定する段階です。
この段階では、障がいを認めずにその存在を無視しようとすることがあります。

私が関わってきた多くの保護者の方。
特に、通常学級にお子さんを通わせている保護者の方に、この段階で悩まれている方が多かったです。

分かっているのに、認められない
ウチの子に限って、そんなはずがない!

と、そんな考えがグルグルと堂々巡りしている状態ですね🌀
この状態の保護者の方は、考えが頑なになってしまっていたり、こちらの言葉を受け止めてくださらなかったりすることが多く、お子さんの状況を理解していただくのに、とても苦労しました😥

でも、分かるんです。
そんな気持ちになってしまうことは、あって当たり前だと思うので。

私たち学校側の人間は、あなた=保護者を否定したいのではなく、お子さんの状況を共有して、よりよく生活できるようにしたいだけなのです。

お子さんのことを思ってのアプローチなのに、双方の考えが違うとぶつかってしまうんですよね。
こうなってしまうのは、なんだか悲しいですよね😣

4. 抗議の段階

障がいに対する怒りや抵抗を感じる段階です。
この段階では、障がいを受け入れることに対する抵抗や不満が強くなることがあります。

なんで、ウチの子が💦
発達障がいの子を生んでしまった‥

と、ご自身を責められる保護者の方もいます。

育て方が悪いのかな‥

と考える方もいるようですが、発達障がいは、脳の発達が通常と異なっていたり、偏りがあったりすることによるものなので、育て方が悪いという訳ではないんです💡
もちろん、生育環境の影響を受け、その特性が大きく花開いてしまうことはありますが‥
それは、改善を試みることができることでもあるので、生育環境を整えてあげることも重要なのだと思います。

とにかく!
言いたいことは
自分を責めないで❗️
ということです。
支えてくれる人は必ずいます♫
周りを頼ってみましょうね😊

5. 受容の段階

障がいを受け入れ、それを自己の一部と見なす段階です。
この段階では、障がいを受け入れ、それを克服しようとするポジティブな態度が現れることがあります。

1〜4の段階を経て、徐々に受け入れることができるようになると、自ずとお子さんとの関わり方がポジティブに変化したり、その強みを伸ばそう!と思えたりするようになっていきます😊

この段階にあっても、もちろん悩みは尽きないのだと思いますが、受容の段階を越えられた保護者の方を見ていると、周りの専門家などと連携・相談し、よりよい支援ができるようになっていきますし、学校側へのアプローチも柔らかくなる方が多かったように感じます。


これらの段階は個人によって異なり、また、時間の経過や経験によって変化することがあります。

保護者が自分勝手に受容の段階にたどり着くことは難しく、よほどの覚悟がいることだろうとも感じています。

ポジティブな支援や理解の提供があってこそ、受容の段階へと促されていくのだと考えます💡

この支援や理解については、また次回!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇‍♀️
んだばね〜👋

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