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【10月6日開催レポ】放課後こども料理長

本日の献立
・トウモロコシご飯(鍋炊き)
・甘い卵焼き(みりん・青のり入り)
・お味噌汁(鰹出汁・人参・油揚げ・糸こんにゃく・しめじ・味噌)
・鮭の塩焼き
・クルミきなこ

2回目のこども料理長、前回の経験を活かし自分好みのメニューに。

本日の料理長は5歳のH君。
前回は、1年生&2年生の年上女子と一緒だったので主導権がお姉さんたちにあった。
その時は、ハンバーグと塩味の卵焼き(焼海苔入り)。

しかし今回は1人なので、自分の好きなメニューを言ってみる。

今回は自分好みのメニューにするぞ!

H君「栗ご飯!卵焼きは今回は甘いやつ!味噌汁!」
スタッフ「いいね、栗ご飯。でも栗はないから、その代わりにトウモロコシでいいかな?」
と急遽トウモロコシご飯に変更。

そしていつものごとく、「まごわやさしいこ」にあてはめてメニューを決めていく。

お父さんの切り方を知ってるんだよ

毎度包丁の使い方にはハラハラする場面が多いのだが、今回はトウモロコシの削ぎ方が難しい。

「お父さんがやってた」と言って、とうもろこしをまるごと縦にして包丁を当てる。
とうもろこしを抑えた手がどうしても包丁に当たりそうになる。
きゃー!!と、思わずスタッフ2人が叫ぶ(笑)

じゃあ、とうもろこしを半分にしようか。と手で割ってみるものの、再び
きゃー!!と、大人の叫び声(笑)

すると修ちゃん(スタッフ)が、
「こうやって1粒づつむしってみたらどう?」

H君の力でも意外と簡単にむしれる。しかも根っこまできれいにとれる。
ようやく叫び声から解放され、3人でトウモロコシをむしる。

普段お父さんやお母さんがやっていることをよく見ているから
同じようにやってみたい!という気持ちが現れる。

でも同じようにこなすのはなかなか難しい場合がある。
同じ方法ではないけれども、同じような結果が得られるんだ。
ということがわかってもらえたのではないだろうか。

盛り付けは自分びいき?

H君は卵焼きが大好き。どうみても不公平な切り方をして、1番大きいのをH君が食べるという。

ほかのお友達はいないけれども、ずるいね~と言って、大きいのを切ってもいいか?と聞いてみるとあっさり承諾を得られた。
ちょっとだけ欲を出してみたけど、みんながそういうならいいよ。そんな面持ちである。
結果、ちゃんとみんなと平等に分けられた。

均等に盛って、出来上がり!

家族だとわがままが通るかもしれない。けれど、家族以外のみんなでご飯を食べる時は、周りへの配慮ができるようになるのも時には必要だ。

こどもはおとなへメッセージを発信している

私は保育者でも教育者でもないが、こどもを通して様々なことを学ばせてもらっている。
何より「見守ることの大切さ」は、こども料理長でだいぶ忍耐強くなってきた(笑)

なるべく手を出さずに、見守り中

こどもはおとなへいつもメッセージを発信している。そう感じている。
だからできるだけそのメッセージをキャッチしようとアンテナを研ぎ澄ませている。
おとなのつまらない常識や意見でそれを見失わないように。

そして、こどもの可能性はこども自身が体験・体感して伸びていく。
その機会を奪ってしまわないよう、メッセージをキャッチし、時にはそっと背中を押せるよう精進します。

文章:GIWA

大田区池上のこどもの居場所


大田区池上にお店を構える「微生物カフェHITONAMI」
普段は発酵食品を使ったランチを提供しています。
2023年より放課後の居場所として、「放課後こども料理長」のイベントを定期開催しています。
共働きのご家庭が安心して預けられる場所として。親御さんがお家にいる家庭でも、こどもの自主性を育む場所として。
新しい形の学童のような「放課後こども料理長」

放課後こども料理長

放課後のこどもの居場所です。
一言で言うと「カフェでご飯を自分で作る学童」です。
詳細・開催日は下記の記事をご覧ください。

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