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当たり前過ぎて自分では気づけない原石

このnoteは、忙しいワーキングマザーが、どうすれば楽しく・有意義な家族との時間を確保できるかを試行錯誤している様子を記したものです。

録画していた、アナザースカイIIの、隈研吾さんの回を見て感じたことを、つらつらと書いてみたいと思います。

①新国立競技場の構造は、夏の風の吹き方をビッグデータから算出し、暑い時に客席に気持ちのいい風が通るように計算されている。

デザインが公開された頃、見た目について賛否両論コメントが出ていたように記憶しているのですが、実際に現場に行って、観客する時の居心地のよさが計算されているということに感動しました。
隈研吾さんの建築はお洒落なので、ついその外観に目が行きますが、訪れた人が心地よく過ごせるようにデザインされているということを知って、勉強になりました。

②バブルが弾けて東京での仕事が全てなくなった時、友人に頼まれて古い芝居小屋が壊されないように応援に駆けつけた場所が高知県の梼原町。梼原町との出会いがなかったら、職人と仕事をする醍醐味を知らないままだったかもしれない。

都会に出たからこそ分かる自然がたくさんあることの有り難さ、自由さ。そこにずっといたら分からないものなのかもしれない。
以前、田舎に本社を置く社長が地元の高校生に向けて講演した後の感想で、「これまでこんな何もないところに産まれたことが恥ずかしい、早く東京へ出たいと思っていたけれど、地元を誇れる気がしました。」と書いていた子がいました。
自分が当たり前に持っているものって、なかなか自分では気づけなくて、でも外から見るとキラキラ輝いて見えて、初めてその有り難みが分かることってありますよね。私も実家で親族一同が仲良く過ごせていることの有り難みを、上京してから知りました。
自分自身についてもそれと同じことで、何の取り柄もないと思うけど、自分の当たり前の中にある何かに気づけたら、もっと楽しく自由な生き方ができるのかなと感じました。

③間伐材は小さいため、小さい木を工夫して組み上げながら強度を上げる「小径木文化」というものが日本にはある。だからこそこれだけの森林率を守りつつ経済発展を遂げることができた。

純粋に、へぇ〜と思いました。
最近関ジャムもよく見るのですが、音楽なんて超人気J-POPしか聞かないほどうといですが、プロの方が人気の理由を客観的・合理的に解説してくれるのがとても面白く、毎回ほぇ〜と思いながら見ています。
そういえば中学校の時の社会の先生が授業で、ベルサイユ宮殿の裏話的な話をしてくれたことがありました。暗記が本当に苦手な私にとって、歴史は大の苦手教科でしたが、その時代を生きた人が実際にいたんだと感じられるエピソードにワクワクした記憶が今でも残っています。
これからはリモートが中心となり、目の前の先生からしか教われない時代は終わっていく気がします。友人の大学教授も、そのことに危機感を感じていると話していました。いつでもどこでも一線で活躍されているプロの解説を聞ける世の中になったら、学校の勉強はもっともっと楽しくなるんじゃないのかな。

最後は話が飛びまくっていますが(笑)、思いのままにつらつらと。
みなさま、今日も素敵な一日を!

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