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あなたのスイッチをOFFにする人で在りたい

私はどんな人間でいたいのだろうと、常々考える。まあ考えたところでそんな人間に瞬間でなれるわけではないのだけれど、自分がどんな人間で在りたいか、そして周りの人にとってどんな人間として見てほしいか、ちょこっと考えてみた。

以前、人から言われて嬉しい言葉を羅列してみたことがある。

・ひとみと話して癒されたよー
・なんだか力が抜けて楽になったわ
・一緒にいると落ち着くのよね
・どんな自分でもいいって思えた

とかそんな感じのことだったと記憶している。逆に言われてきたことはいっぱいあるけど実はそんなに嬉しくなかったことも書いてみた。

・ひとみと話してやる気になった!
・頑張ろうって思った!
・もっと結果出してやる!
・自分まだまだこれから!やったる!

みたいなこと。パッとみたら言われて嬉しい言葉だろそれって思えるようなことが出てきて自分でも驚いた記憶がある。

これを書き出してみて、つまり私は、人を「オン」にするのではなくて「オフ」にすることができたときに嬉しくなるんだなと、この時はじめて気付くことができた。

『人の役に立つ』ということは、人の「前に進む力」を後押しし、加速させ、何か成すことをサポートするまたは導くことだと思ってきた節がある。人はそういうものを求めていて、そういう役割をできることが、人の役に立つ、世の中の役に立つことだと真っ直ぐに信じてきたけれど、よくよく考えてみるとわたし自身が1番それを求めていなかったみたい。

前に前に無理にでも進んでいってしまうわたしを、わたしはきっと誰かに「止めて」欲しかった。ゆっくり座って休んでいいんだよって、止まらないわたしの足を誰かに止めて欲しかったのだと思う。きっとわたしが今尊敬する人やこの人素敵だな、こんな風になりたいなって思える人は、今までわたしの背中を押してくれた人や前に進むきっかけをくれた人ではなく、正直、わたしを止めてくれた人がほとんど。わたしにとっての役に立つ人が「止めてくれる人」なのであれば、世の中にとって役に立つ人が、そうであることも当然である。

そしてどちらかというと、これは自分自身に対してそうで在りたいという願いが1番強いように感じる。普段、私自身がオフになりたいのになれないことが多いから、わたしがわたし自身にオフになることを求めているんだろうなということにも気付かされた。
わたし自身が四六時中いつもオンでいてしまうがゆえに、人をオンにすることは正直難ない。どうやったら人がやる気になるのか、どんなエネルギーで接すれば相手が前に進んでいけるのか、それを感じるのは得意な方だったりする。

だけれど本当に求めているのは「自分を、相手を、ゆるめてあげること」。スイッチを切ってあげて、カラダと心の力を抜いて、思考を止めて心に正直に生きれるようになること。力が抜ける状態でないと、体も心もカチコチで、進みたいように進めないものだ。わたし自身がそうであるように。

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