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カフェが生活にもたらすもの

フォトグラファーの片岡です。

今日は、カフェの話をします。

オーストラリア、特にシドニーは、私が移住してきた2003年当時は、美味しいカフェとまずいカフェ(まずいコーヒーを出すカフェ)が同居し、いわゆる当たり外れがありました。

コーヒーの値段は一杯3ドルぐらいで、いまよりも1ドルぐらい安かったのですが、カフェの雰囲気は、日本の洗練されているそれとは大違いで、家族経営で昔から営業している、ただコーヒーとちょっとした朝食を出す、というぐらいのお店でした。

しかし、それが一変します。2010年ぐらいにアナンデールという地域にRevolverという名前のカフェが出来ます。このカフェは、あらゆるもの、食べ物、コーヒー、内装、使用する家具に徹底的にこだわりがあり、味も最高のコーヒーを出すという事で、オーストラリア中(本当です)で話題になり、他の週からこのカフェを見に来る人がいるくらいでした。そして、このカフェが行っている事を参考にしようと、毎日とてつもない人が訪れていました。

その後、シドニーのカフェはレベルが1段階も2段階も上がりました。今では、美味しくないコーヒーを出すカフェに出会う方が難しいぐらいです。

数年前までは、コーヒーの文化と言えばメルボルン、と言われていましたが、最近ではシドニーのカフェがそれを超えたともいわれています。

そして、今回の写真にあるように、シドニーから離れた地域でも、若い人がカフェを立ち上げ、美味しいパンやスイーツを作り、自分のやりたい事を実現していく、といういい流れが出来ているように思います。

若い人たちが自分のやりたい事に挑戦していく様を見るのは、とてもいい気分だし、自分にもとても刺激になります。

片岡

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