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3年前の奥多摩キャンプがとてもよかった話。|水根沢キャンプ場

突然ですが、皆さんは「キャンプ場」ってどうやって探しますか?
お気に入りのキャンプ場はありますか?

“グランピング”が出来るキャンプ場も増えていて、空前のキャンプブームの昨今ですが、3年前にお世話になった、小さなキャンプ場のお話をしたいと思います。

電話で予約

いつも唐突に「キャンプしよ!」「バーベキューしよ!」と
連休前に友人たちをかき集め、慌てて場所探しをするわたし。(計画性)

連休中ってほんと空いてないんですよね、当たり前ですけど。

そして、「アウトドア大好き!」と言っておきながら、
まるで道具を持っていないため、バンガローでの宿泊が必須です。
(果たしてアウトドアと呼べるのか)

そんなこんなで、キャンプ場の予約サイトを血眼で徘徊していることが年に数回あり、いつもなっぷさんにはお世話になっております。

そのままネット予約できればいいのですが、小さな施設だと電話予約のみなんてことも多々ありますよね。キャンプ場のHPに飛んでみても、「え…このサイト生きてるかな…?」と不安になることもしばしば。笑
でもキャンプ場のHPって、人柄が出ているというか、どれも個性的でとても面白いです。


この時も、もうどこもいっぱい、
仕事のお昼休みに何ヵ所も電話をかけまくり、たまたま予約を取れたのが
奥多摩湖のそばにある、『水根沢キャンプ場』さんでした。

電話口の声は“おじいちゃん”、『あれ、◯日空いてるっけ?』なんて
電話の向こうで奥様?に確認しているのが聞こえました。


不安に負けないでほしい

しかしこのキャンプ場、どうにも情報が少なくて、当時のわたしはどんな経緯でたどり着いたのか不思議なくらいですが、一抹の不安を抱えたまま当日を迎えます。


奥多摩湖を周回する道から、森の中へと続く細い脇道へ(めちゃ不安)入ると、
川のせせらぎの中にそのキャンプ場はありました。

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受付の小屋へ行くと、管理人らしい老夫婦?がテレビを見ながらくつろいでいました。

受付の用紙に住所を書いていると、
「◯◯市(筆者の住所)って、桜並木のところ?」とおじさん。
埼玉の中でもハイパー地味なわたし達の街を、奥多摩の方が知っているなんて!

と、そんなプチ親近感。


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場内を流れる沢は本当にキレイで、釣りを楽しむ方もいらっしゃるそう。
戯れる少年たち。(成人男性)


なんかよくわからないけど、向かいのバンガローも空いていたらしく、
当初の予定より広い小屋を使わせていただきました!

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そのあとはみんなでお布団を運んだり、夜のバーベキューの準備をしたり。

一番大きなバンガローには、ボーイスカウトのキッズ達がいて、カレーを作っていました。地元ではお馴染みのキャンプ場なのかも。

情けないことに、どうにも火を起こせないわたしたち。笑

キッズ達に「ねぇ、どうしたらそんなに火つくのー?」とたずねると、
「おりゃー!!!って、めーっちゃ煽ぐんだよー!」と教えてくれました。

そして閃いた!と、ハンディファンで煽ぐダメな大人たち。笑

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見兼ねたおじさんが助けに来てくれました。。。
お礼の缶ビールをお渡しし、師匠とお呼びすることに。

お水の分量を間違えて、飯盒炊飯はベチャベチャになりましたが、楽しい夜を過ごせました。(ちゃんと食べました)

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夏休みを思い出す、沢遊び

木々の緑と木漏れ日、鳥の声と冷たい水流が、本当に美しい場所でした。
電波もあまり入らなくて、東京で、デジタルデトックスが出来ました。

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岩陰には見たことないくらい大きなカエルがいたり

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子供の頃のようにはしゃいでしまいました。
家族で来たら、きっと大事な思い出になるだろうな。

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チェックアウトの際、またお布団を運んでいると、
「あっちが彼氏でしょ?」とおばちゃん。
「なんでわかったの!?」と言うと、「なんとなく、わかったよ」と。
敵わないなぁ〜。


広くてキレイでお洒落なキャンプも楽しいけれど、
こういう小さなあたたかい場所も、なくならないで欲しいなと思います。

わたしのおすすめの、隠れ家キャンプ場です。

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おまけ

帰りに『鳩ノ巣駅』と言う、これまたレトロでかわいい駅のそばで、
釜飯を頂きました。
ところてんのついた定食なんて、最高のご馳走でした!

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