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女ふたり、気がつけば新潟でした。

今年の9月。
毎週末のように、列島に台風がやって来たのを覚えていますでしょうか。

わたしには、毎年、ふたりで離島へ旅する友人がいます。
去年は石垣島を拠点に波照間島まで行き、その前年は沖縄本島周遊とあわせて、水納島まで海水浴へ行ったり。青い海がよく似合って、すらりと長い手足がモデルさんのようで、知的で明るく、とっても美しい友人です。

昨年の波照間島・ニシ浜

そんな彼女と、今年は9月に伊豆諸島・新島へ行く予定をたてました。
そこで冒頭の話に戻るわけですが、予定の三連休にも台風14号が接近中。前日の時点で台風ちゃんは沖縄付近に停滞していて、「今年は伊豆諸島にして正解だったね〜」なんてぬか喜びしておりました。

そして当日の朝。
1便の船に合わせ、それぞれ5時台の電車で出発し、竹芝ターミナルへ向かいます。関東上空は薄曇り。よしよし。

6時。東海汽船のHPで本日の出航状況をチェック。


欠航 
の2文字。


乗り換えのホームで危うく声が出そうになりました…。
はてさて、まじか、どうしよう!?

台風が近くにいなくても海は荒れてしまうんですね…。

しかし、すでに1泊分の荷物を手に、自宅を出ている私たちは引き下がるわけには行きません。今回のツアーは、当日に船が欠航となった場合、ツアー代金を全額返金してくれます。
というわけで、どこか別の、台風のいない場所へ行くしかないでしょ!ということでそのまま東京駅へ集合。


辿り着いたのは新潟県でした。

♡♡♡


mission1:新潟の海を満喫せよ

本当の本当に、完全ノープランの旅になりました。
新幹線を待ちながら、なんとか新潟駅前のホテルを確保。車内で駅弁を食べながら緊急会議です。

新潟県って広いのね、、、調べれば調べるほど行ってみたいところが出てくるのに、今回はレンタカーもないので行動範囲が限られています。
スノーボードで訪れた、上越より北へ行くのは初めて。新潟って結構上の方なんだな〜と思いながら、花火大会の長岡やスノピの燕三条を通り過ぎ、快晴の新潟へ。

◇小針浜

とりあえず、海へ

島に行くつもりだった我々、水着もちゃっかり持っていましたので。
さすがに泳ぐことは叶いませんでしたが、穏やかな日本海に驚きました!

supを楽しむイケてる外人さん
小針浜

友人が、新潟出身の子からリサーチしてくれた小針浜で、過ぎ去りし夏の日を取り戻します。
海の向こうには佐渡島がよく見えましたが、今回は時間が足りなくて行けず…リベンジしたい島が増えてしまいました。

ジェリカフェ

近くにめちゃくちゃかわいいカフェを発見。小針駅からは少々歩きましたが、それも成り行きノープラン旅行の醍醐味です。そして、女という生き物は永遠とおしゃべりできるので何も怖くありません。

そしてその足で次の海へ向かいます。

◇関屋浜海水浴場

新潟市水族館 マリンピアのすぐそばのビーチです。
観光地・市街地に近いということもあって、マリンスポーツを楽しむ若者もちらほら。水着着れたじゃ〜ん!と少し悔しいきもち。

傾き始めた陽光に、キラキラした水面が最高に最高。(語彙力)
新潟は海も空も綺麗だと感じました。今ごろ関東は雨かな。


かわいいシャッターの朝市場


mission2:新潟の食を堪能せよ

新潟県といえば、言わずと知れた米どころ。加えて、日本海の海の幸ですね。

◇みなとのマルシェ ピアBandai

最高の朝ごはんがこちら

2日目の朝、徒歩で『みなとのマルシェ ピアBandai』へ行ってみました。
やはりココも駅からは絶妙に距離があるのだけど、萬代橋をみて、信濃川沿いの気持ちいい道を歩き、朱鷺メッセのすぐそばで、悪くない散歩道でした。

萬代橋
この日は駅前でイベントがあり
川辺でダンス練習をする人がたくさん
のどぐろ

ピアBandaiは、鮮魚店やお土産屋さん、BBQスペースにおしゃれなコーヒーショップなど、地元の方も集まる商業施設です。この日も大賑わいでしたが、浜焼きだけでなく、立ち食い寿司で朝からのどぐろにまでありつけました!ほんっっとうにトロっっトロで、肉寿司と間違えるほどの濃厚な脂…!朝ごはんにはちょっと苦しいくらい。

お土産もここでたんまりゲットしました。

◇ビュー福島潟

重たいお腹とともに、電車とタクシーを乗り継ぎ、市街地からもう少し北へ。
新潟なのに福島という、ちょっぴりややこしい名前の湖沼へ行ってみました。
キャンプ場も併設されていて、水辺の自然・生き物を観察できる場所のようです。

そういえば、会津の栄螺堂みたいな形

展望台からの景色は抜群でした。周りはもう、田んぼ!田んぼ!田んぼー!
ここであのおいしいお米が作られているんですね。雪景色がこれまた素晴らしいらしい。いつかまた来てみたいです。

米ほおばり女

潟のほとりに小さな酒蔵があり、新潟トマトのソフトクリームをいただきました。

「LAGOON BREWERY Inc.」


mission3:新潟の酒を堪能せよ

米が美味けりゃ酒もうまいのです。
痛風製造工場みたいな新潟に(褒めてる)、酒飲みにおすすめの激やばスポットがありました。

◇ぽんしゅ館

酒処・新潟の誇る日本酒の数々を、500円で利酒、そのまま購入できちゃうとんでもないスポットです。しかも駅ナカ。

 ①500円を専用のコインと交換してもらい
 ②銘柄ごとに決められたコイン枚数をマシンに投入
 ③気になるお酒をじっくり、自由に試飲できる


というシステム。この日はキャンペーン中だったそうで、コイン6枚と交換してもらいました。これから新幹線に乗るのに、飲み過ぎ注意…!と言いながらブン回していきましょう!

利酒用のお猪口

100種類以上の銘柄がずらりと並んだ景色は圧巻です。
辛口、甘口、フルーティーなものに梅酒まで。チェーンの居酒屋では滅多に出会えない銘柄が豊富にあって、なるほど、ココなら誰でもお気に入りの一杯と巡り合える気がします。

この塩川酒造さんの「のぱ」という銘柄。
いつもランキングの上位に食い込んで、人気の一杯とのこと。
飲んでみると、『日本酒とは思えない』という文字通り、本当に日本酒とは思えない飲みやすさ!◎ とっても甘くて、ぐいぐい飲めてしまって多分逆に危険です。笑
日本酒に苦手意識のある方も、ぜひお試しあれ。


◇◇◇

今回は旅行上級者の友人のおかげもあって、超充実、大成功のノープラン旅となりました。日本には、まだまだ知らないステキなところがたくさんあるみたい。


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