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 ボディピロー。フェミニストをはじめとする「オタク」嫌悪者にとって、オタク=「現実の女性と恋愛できない気持ち悪い連中」というイメージを象徴するアイテム。特に槍玉に挙げられるのは、既存のアニメ・ゲーム等の女性キャラクターのセクシーな寝姿をあしらったもの。
 すなわち問題となるのは枕ではなくそのカバーなのだが、ただ「抱き枕」とのみ呼ばれ槍玉に挙げられることが多い。
 ただ偏見の目で見られるだけであればまだ良いのだが、フェミニストが販売中止を求めてクレーム事件を起こす事例が近年散発している。なおかつ、その要求が明らかにエスカレートしているのである。

1.『プリティーオールフレンズ』描きおろしビッグクッションカバー
 2018年8月に販売が告知される。

 【メガリア】と呼ばれる【韓国】系フェミニズム集団が旗振りを行って集団抗議クレームをした結果、残念ながら抱き枕は販売中止に追い込まれた。
「女児向けのアニメキャラクターを使った」「セクシーな抱き枕」という点が特に批判のポイントであった。
 このことを覚えていて頂きたい。

2.『HUGっと!プリキュア』まくらカバー ~HUGっと!おやすみ~
 2018年10月販売告知。

 プリティーオールフレンズの時には「女児アニメ作品の水着の抱き枕なんて!普通の服じゃダメなの!?」という趣旨の批判が多かったが、わずか2か月で水着要素ははやばやとかなぐり捨てられ、本作のものはアニメ作中で普段着ている服とほとんど変わらない平服であったにもかかわらず攻撃が集まった。
 攻撃の正当化としては「子ども向けのキャラクターであること」「価格が8000円と高額であるからには、子供向けではなく性欲をたぎらせたオタク向けの商品に違いない」などがよく用いられた。
 価格については、むしろいわゆる「オタク向けのセクシャルな抱き枕カバー」の方こそ2000円程度の安価なものも多い(飾るためのコレクターズアイテムであり実用品ではないため)。一方で実用的な抱き枕や、この種の番組の玩具には8000円以上のものが普通に存在する。
 今回は無事に発売し、東京駅地下のプリティーストア*1前には長蛇の列が出来て直ちに完売した。
 なおこちらも【メガリア】が抗議に関与している。

3.【SSSS.GRIDMAN抱き枕カバー】
 2018年10月販売告知。

 NHKのディレクターを名乗るフェミニスト「絢辻かなた」がTwitter上で旗振りをした。
 前2者の抱き枕カバーについては「女児アニメ作品で抱き枕なんて!」という批判が繰り返されたが、実際にはそんな区別もどうでも良かったことが明らかとなった。本作は女児向けではなく、90年代に円谷プロが制作した特撮ヒーロー番組『電光超人グリッドマン』をアニメとしてリメイクしたもので、旧作を観ていた世代の現・成人男性が明らかにターゲット層なのである。
 そして本作は深夜アニメの中でも高い評価を得ており、熱心なファンも多かった。そのため大勢から強い批判を受けた絢辻は狂言自殺によってツイッターを引退するという茶番で終息した。


4『宇崎ちゃんは遊びたい!』抱き枕カバー
 抱き枕そのものへの抗議事件ではないが【宇崎ちゃん献血ポスター事件】の際に持ち出された。同キャンペーン期間は2018年10月1日~31日。
 ウェイトレス姿の巨乳の少女「宇崎ちゃん」をあしらった同ポスターは、特別露出度の高い服装をしていたわけでもなく、一般人の目から見ても非のないものであった。これが駄目であれば、巨乳の女性は巨乳だというだけでポスターのモデルになれないことになってしまう。このことはテレビ番組でさえ指摘された。
 不利になったフェミニストは抗議を正当化するため「いかに宇崎ちゃんが、公共の場に相応しくない『エロ作品』であるか」を強調するため、彼女のセクシーな抱き枕が存在することを持ち出したのである。
 すなわちフェミニスト達はここに至って「抗議対象の表現物自体とは関係なく、関連商品にセクシーな抱き枕が存在するだけでアウトにする」という価値観を表明したのである。


 以上のように抱き枕抗議事件を並べてみると、フェミニストの
・「○○でやったのが良くない。××だったなら文句を言わなかった」という言葉は一切あてにならないこと。
・時間とともに彼女らの要求は急速にエスカレートしていくこと。
 が浮き彫りになるのである。

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