6月18日、埼玉県の県営プール水着撮影会中止事件に端を発する、女性の職業支援のためのパレード「#ガルパレ」が開催された。

　主催したのはギャルタレントの「あおちゃんぺ」さんで、カンパを募ったところ700万円以上が集まり、原宿ー渋谷間を400人（主催者発表、ちなみに私含む）が練り歩いた。終了後は渋谷のクラブCAMELOTを借り切ってのアフターパーティが盛大に行われた。

　さて、毎度のことだがフェミニストが叩いた表現を女性が擁護したりその権利を主張すると、彼らは必ずといって良いほどその女性を個人攻撃してくる。春名風花さん、【茜さや】さん、あるるもさん、【戸定梨香】さん、【くまクッキング】さん……。
　【『月曜日のたわわ』日本経済新聞全面広告】事件では、その広告そのものを擁護したどころか、その広告されている原作漫画を擁護した女性、さらには「その原作漫画を擁護した女性の会社が販売している服を買った女性」までもがフェミニストのバッシングを受けたのである。
　もちろん、このようなニュースにまでなったパレードを主催したあおちゃんぺさんが、フェミニストの憎悪を浴びないわけがなかった。
　フェミニストと左派の個人攻撃を受け、身を守るための法的措置や引っ越しのための再度のカンパ募集を余儀なくされた（現在はひとまずカンパ終了）。

　またパレード自体も「女性参加者に金を渡して出してもらったデモだ！」と、逆に「金儲けのために参加費を取っているデモだ！」、また「警察のアドバイスを順守した表自たちは表現の自由を放棄した！」などのバカげた言いがかりを付けられている。

　検討してみよう。

「女性参加者に金を渡して出してもらったデモだ！」

　→ツイッターで話題に出ていた「女の子へのギャラ」というのは撮影会を兼ねたアフターパーティでの被写体としての出演料である。パレードのみの参加ではノーギャラだし、パレードに参加せずパーティだけ参加して被写体として出演した人にはギャラが出るという合理的な線引きがされている。

「参加費を取った金儲けのためのデモだ！」

　実際にはパレード参加は一切無料で、１万円以上カンパしてくれた人にはアフターパーティ参加権がついてくるシステムである（被写体の女性はもちろん別枠）。これもCAMELOTの収容人数の都合上、カンパ額で分けたものである。

　ちなみに削除申請をした（実際には手伝った）議員とは大田区議おぎの稔議員のことだが「【統一教会】と懇意」であることなどもちろんありえない。
　統一教会は長年アニメ漫画の性表現を敵視し「非実在青少年」規制を進めようとする石原都政を礼賛してきた、まぎれもないオタク文化の敵でしかないからだ。自他共に認める有名「オタク議員」のおぎの氏と懇意になどなれるはずが無いのである。

「警察のアドバイスを順守した表自たちは表現の自由を放棄した！」