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美しさや機能だけがデザインじゃない

1000人の声で作るネックレスenha~1000人の応援~を絶賛クラファンしております、hitotoiの犬塚です。

ジュエリーといえば見た目の美しさや、宝石、貴金属の希少性などがメインになると思われるのが普通だと思います。

しかし、私は「想い」をデザインベースにしたジュエリーを作りたいと、大学時代から試行錯誤してきました。

今回のenha~1000人の応援~は、そんな「想い」を贈るためのジュエリーの理想形です。

その「想い」を贈るために私がデザインしたネックレスですが、美しさや機能性と言う従来のデザインとは全く違った方向からのアプローチがなされています。

それこそが、触るためのジュエリーデザインです。

触るためのジュエリーデザインの前に、声でデザインするということについて少しお話しします。

声の波形でデザインする。

声と言うと、上下にギザギザした波を想像する人が多いと思いますが、声を使ったジュエリーデザインはこれをほぼそのまま使っているのがほとんどです。

今回のenha~1000人の応援~に関しても、声を使ったデザインであることを直感的にわかってもらえるように、波形を少し手を加えて使っています。

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しかし、enha~1000人の応援~の音声xデザインの神髄は裏面のデザインにあるのです。

これこそが触るためのジュエリーデザインです。

この触るためのジュエリーデザインを実現するにはまずは解析が重要になってきます。

声を解析して声の個性を導き出す

通常の声の波形だけではデザインが限られてしまいますし、データ上でもとても応用がしにくいデータなのです。

なので、一度高速フーリエ変換と言うプログラムにかけたデータを使っています。

このプログラムで解析すると、時間ごとにどの高さの音がどれくらいの強さで入っているか、ということが分かります。

この解析した結果こそ、人の声の個性であり、その人の声の力そのものであるといえます。

enha~1000人の応援~の裏側ではこの解析したデータを使用して触るためのデザインを作り上げています。

解析したものを立体にデザインする。

ではどのようなデザインになっているかと言うと、解析された音声を低音から高音まで4段階に分け、その音の強さを結んで言った曲線を時間ごとに並べて平面を作るという感じです。

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この辺りはCADなどをやったことがある人なら分かりやすいかと思いますが、言葉や画像だけだといまいちわかりづらいかもしれません。

youTubeにこの辺りをまとめた動画を作ったので、ご興味がある方は見てみてください。6分ほどの動画なのでそんなに時間はかかりませんよ。

このデザインは美しいのか?

裏面の写真を見て、「美しい!」と感じたでしょうか?

私はそこそこ綺麗だとは思いますが、あまり美しい!とは思いません。

5年以上前に、声を解析してどのようにデザインに落とし込もうかと考えたときに真っ先に思いついた方法です。

似たようなデザインでも、完全にデザインすれば美しくすることは可能ですが、声を使うという性質上どのようになるかは分かりません。

そういった要素をメインのデザインとして使うことはできないのです。

なので、こういったデザインはすぐに没になり、頭の片隅に置いておくだけにしました。

時が立ち、enha~1000人の応援~のプロジェクトとしてミーティングしている時に、人はつらい時などに何かに触って癒しを得るという話が出てきて、あっ!と思いました。

触るためのデザインをしよう!と

普通のデザインならいらない要素

もともと声で作るジュエリーのデザインは、声によって変わるので時にはあまり美しくないデザインになるというとても難しいものです。

ですので、本来ならば余計な要素は入れたくありません。

しかし今回は「1000人の応援というエネルギーを感じてもらい、お守りのようにその人のの人生を応援する」というコンセプトがあるため、どうしてもビジュアルだけではなく、触って感じてもらいたかったのです。

声の性質を立体化するということは、声の持つパワーそのものを立体化するというこになると思います。

声のパワー、しかも1000人分の応援パワー

このことを考えたときに、「多少美しくないところができたとしても、裏面で直接肌に触れる部分に声のパワーを入れ、感じ取ってもらいたい」と思い、この触るためだけのジュエリーデザインを採用しました。

enha~1000人の応援~ならではの触るためのデザインは、美しさを求めるジュエリーデザインでは要らないものです。

しかし、「想いを贈る」ジュエリーデザインには触るためのデザインがあってもいいのではないでしょうか?

デザインで想いを伝える

今回、触るためのデザインに関して書いてきましたが、デザインは意識させずにすっと受け取り手になじんでいくのが一番だと思っています。

今回の触るためのデザインも、本来であれば手に取った人が何も考えずにそれを感じられたら一番だと思います。

しかし、声でデザインするというほとんど今まで見てきたことがない事に関しては、このように説明が必要かもしれません。

声を使ってデザインしているんですよ!と言っても、まだ「???」と思われる方が多いのが現状です。

このプロジェクトが広まり、皆が声でデザインするということを当たり前にわかってしまう未来へ向かうためにも、私はこの文章を書きました。

enha~1000人の応援~はこのような思いを込めて私たちが作り上げた作品です。

もしもご興味がありましたら、2020年12月27日までクラウドファンディングを開催しておりますので、ぜひのぞいてみてください。

また、1000人分の応援メッセージも募集中です。

あなたの声が加わることで、この作品の形が変わります!

小さな勇気が、大きなうねりへと変わり、皆に勇気を与えます。

下のenha~1000人の応援~の投稿フォームよりぜひご参加ください!

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