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EVOJまでにざっくりと理解できる!「ヤタガラスEE」ゲーム紹介

EVOJapan2024で「ヤタガラス Enter the Eastward」のサイドイベントを開催させていただく、ひやと申します。
「ヤタガラス」という格闘ゲームは、前身の同人版が2008年に発売されてから以後アップデートを繰り返し、最新作が今年の2024年2月に発売開始しています。
名前は知っているけど、どんなゲームかよく知らないんだよな…」「こくじん実況がうるさいゲームだっけ…」といった印象の方も多いと思うのですが、EVOJapanのサイドイベントを行わせていただくにあたり、細かい攻略などではなく、「こんなキャラがいる」「この技がつええ!」といった、ヤタガラスと言うゲームを「ざっくりと理解してもらえる」くらいの記事を書きたいなと思い、当記事を書かせていただきました。
ぜひお時間があるときに、ながら読みでもしてもらえると嬉しいです。


■どんなゲームなの?ボタンロッキングって何?

①システムについて
操作ボタンはABCDの4ボタンで、それぞれ弱パンチ・強パンチ・弱キック・強キック。
それに加えて、このゲームの特徴的なシステムである「BL(ボタンロッキング)」という防御システムで2ボタンの、合計6ボタン。
中段攻撃やガードクラッシュ攻撃、ハイジャンプといった共通システムはあるものの、BLを除くとそれ以外の特殊なシステムはないため、操作自体はかなりシンプルなゲームとなっています。

画面構成もシンプル。ヌルヌル動くドット絵格ゲー好きの方には特にオススメです。

②相手の攻撃を受け止めて反撃する!「ボタンロッキング」
ヤタガラスの特徴ともいえるシステムが「BL(ボタンロッキング)」。
BL専用のボタンが2つあり、それぞれ上BL、下BLで分かれています。
BLボタンを押しただけではモーションは発生しませんが、相手の攻撃に合わせてタイミングよくBLボタンを押すことで、相手の攻撃を受け止めることができます。
(大まかにジャンプ攻撃や中段攻撃は上BL、下段攻撃は下BLで取ることが可能)
BLを取られた側は硬直が発生するため、BLを取った側は反撃が可能となります。
※伝わりやすいようにあえて他の格闘ゲームの名前で例えるなら「3rdのブロッキング」と言えばわかりやすいかも。ヤタ勢もみんな「ブロ」と言っているので、細かいことは気にしてはいけません。

後述しますが「ボタンによるBL」なので、いろいろと「悪さ」ができます。

ただ、BLが「ただのブロッキングのパクりシステム」とはならない理由として、前述したとおり「ボタンによる行動」であることが挙げられます。
ボタンを押すだけでBLの受付状態となるため、
・しゃがみガードしながら上BLで中段を取る
・前歩き&後ろ歩きしながら下BLで足払いを取る

といった、普通に考えれば「ちょっと強すぎるのでは…?」と思われるような仕込みも可能となっています。

③防御だけなく、攻撃もまた強い
そのような「防御がハチャメチャに強い」ゲームのため、渋い地上戦をするゲームなのか…?と思わせておいて、鋭い軌道のハイジャンプで無理やり相手に触りに行けるなど、多少強引な攻めも可能となっています。

また、BLというシステム自体が強いのは間違いないものの、それに対するリスクも比較的大きくなっています。
BL受付中は投げ抜けが不可のため、BLを読んだら投げが効果的。
また「BLカウンター」(BLの上下を間違って食らう)が発生してしまうと、ダメージが約1.5倍になる上に、ヒット時の硬直が長くなるため、確認から専用のコンボを食らうリスクが発生します。

それ以外にも
・しゃがみカウンター:ダメージ1.25倍
・ハイジャンプカウンター:ダメージ2倍

など、カウンターのダメージがとても高いゲームとなっているため、何か行動が噛み合った瞬間、3割~5割のHPが消し飛ぶ展開が頻繁に発生します。

強パンチの通常ヒット。通常技の単発ダメージが低いゲームというわけではないため…
なんとなく振った強パンチにカウンターが乗ると、単発でも大ダメージ!

④強い防御と強い攻めが噛み合った、ギャンブルのような中毒感
防御システムであるBLを軸とした、緊張感のある地上戦の読み合い。
そこから一度攻防が始まった際のスピーディな展開に、痛すぎるカウンターシステムが絡み合い、先ほどの渋い地上戦がどこへやら、体力と100円が一瞬で消し飛ぶことも日常茶飯事
そこにヤタガラス独特のゲーム性が生まれており、テンションの緩急を付けた対戦が楽しめる…と思います。

■あまりにも独特すぎる、有名プレイヤーアシスト&煽りシステム

また、ヤタガラスシリーズの特徴として、キャラクター以外に「アシストキャラクター」を選択することが可能となっています。
アシストキャラクターには、格ゲー界隈で有名な「こくじん」「ときど」「kubo」氏をはじめ、様々な有名人が実写で登場。日本勢だけでなく、あの「チェンおじ」や「ウルトラデイビッド」など、海外のeスポーツシーンで有名な実況者も登場します。
技をヒットさせたり、相手の攻撃をガードしたり…など、様々なシーンでフルボイスで「煽り」…もとい「応援」をしてくれるうえ、対戦に勝利するとボタン入力で台詞を選択して喋らせることも可能。各プレイヤーの有名な発言や実況から取られたネタも多いので、格ゲー界隈に長くいる人ほどニヤリとできるかも。
実写のおじさんがゲーム画面に出てくる絵面はあまりにもシュールかつ賑やかですが、もちろんそれが嫌な人はアシストを無しにしたり、可愛い・カッコいいプレイアブルキャラクター達を設定するとも可能なので(こちらもフルボイスで喋ってくれる)、ご安心を。

写真が古いのはご愛敬。ときどさんを選択する際にレバー下を入力すると「マーダーフェイス」になるなど、小ネタもバッチリ。
勝利時の煽りが意図せず暴発してしまうととても気まずい。気になる人はノーアシストにもできます。

■キャラ紹介

ヤタガラスを彩る魅力的なキャラクターの簡単な紹介です。キャラの特徴に加え、伝わる人には伝わってほしい「他のゲームで例えるならコイツ」と、代表的な技や壊れ技をピックアップした「スゴ技」も独断と偏見でご紹介します。

火抜慣 行(コウ)

使いやすい上に、強化されて面白いキャラになったCV田村睦心のショタ主人公。もう無個性とは言わせない。

★他のゲームで例えるなら…「胴着キャラ/リュウ」
スタンダードタイプのいわゆる「胴着」キャラであり、波動・昇竜・竜巻の三種の神器持ちキャラクター。
強パンチや足払いなど使いやすい通常技や、素早いステップからの投げもあり、ヤタガラスの中ではかなり使いやすいキャラクターとなっています。
前作までは「使いやすいけど尖ったところもない」「地味」という印象だったものの、今作「EE」からはターゲットコンボの追加や超必殺技からの追撃など新要素が多数追加されたことで、面白いキャラクターになったと評判です。比較的操作が簡単なことからサブキャラクター候補としても有能であり、使用率が増えていくことが予想されます。

★ピックアップ!スゴ技
・重ね十文字・雉無名(214214+A or C)

いわゆる「真昇竜」のような技。発生が遅いものの1段目がガード不能となっており、フルヒットした際のダメージが高い超必殺技。
前作でももともとダメージが高かった技ですが、今作から画面端で追撃が可能という超強化を受けています。始動によっては体力5~6割を吹き飛ばすため、非常に爽快感がある技となっています。相手の甘えた画面端昇竜をガードできると大ダメージのチャンスとなるため、ゲージを持ったコウは画面端では非常に「圧」があります。


服部半蔵 鮎香(半蔵)

見た目の人気は高いが、操作が難しいのがネック。手の込んだキャラクタードットは職人芸モノ。

★他のゲームで例えるなら…「雷撃とコマ投げをもった3rd春麗」
スピード系セクシー忍者。片足タイツの特徴的なコスチュームで、対戦中の立ち位置によってグラフィックがしっかりと反転するのが「なんかいい」ポイント。
通常技や特殊技、ゲージを使用した必殺技が強力で、特にジャンプ中に出せる急降下蹴り(雷撃)は他のゲームでもなかなか類を見ないほど高性能。
素早い移動技や急降下で相手をかく乱しながら、ヒット時はゲージを吐いてダメージを取りつつセットプレイをループ。そのうえいわゆる「中足鳳翼」や無敵技、コマ投げも持っているなど、テクキャラと思わせて実はなんでもできてしまう、目下キャラランク上位と噂されているキャラクター。

★ピックアップ!スゴ技
・ジャンプ中3B or 3D

ジャンプ中に出せる急降下蹴りで、いわゆる「雷撃蹴」。特殊技のため技名はありませんが、対戦中のボイスで「雷撃!」と言うので、たぶん雷撃蹴なんだと思います。
この技の凄いところは、ヒットさせればほぼコンボに行けるうえ、めくりも可能、どこでガードさせても有利フレームが取れるというところ(動画の左に表示されているフレームに注目。なお小パンは発生4フレームです)。
足元を狙うという必要が一切なく、様々な状況で使用可能。…書きながら「何を書いているんだろう」と思うレベルで強い技ですが、ヤタガラスにはこういった壊れ技がそこそこ潜んでいるので、そういうゲームだと思っていただければいいかと思います。
BLされると確定反撃をもらうとはいえ、対となる択も豊富なことから、「持っているだけで強い、出したらもっと強い」ヤタガラスの壊れ技筆頭。


数珠丸 恒次(数珠丸)

あーもう皆テクンぺ振れテクンぺ! 最強やから!中央でテクンぺしろ! 朝起きたらテクンぺ打って仕事場行ってもテクンぺ打て!家帰っても余暇にテクンぺしろ!テクンぺ!最強やから!テクンぺ! 枕もテクンぺに変えろ!夢でもテクンぺ打て!返されへんから!テクンぺ!

★他のゲームで例えるなら…「パワー系フェイロン」
アイヌの武人。追加入力できる三段必殺技や突進技の鉄山靠など、パワーのある攻撃が得意。
発生3フレームで出る超必殺技の「ライクルテクンぺ」がこのキャラクターの代名詞となっており、使いやすい弱パンチ>弱パンチのターゲットコンボを確認してコンボを繋ぐのがお手軽で強力。基本コンボが簡単なため、初心者にもオススメされることが多いキャラクターです。
スタンダードキャラクターと見せかけて、下段や中段に派生できる必殺技やガード削り能力が高い打撃技など、意外と搦め手も得意なところが憎い。
ワンチャンスのコンボ火力が高く、相手の甘えた連携への「ライクルテクンぺ」での割り込みなど、荒らし能力も高いキャラクターのため、大会での活躍が期待されます。

★ピックアップ!スゴ技
・ライクルテクンぺ(236236+B or D)

発生3フレームで発生時に全身無敵があり、ダメージが高い突進技。
コンボ、確定反撃、ぶっ放しなど、様々な用途で使用することができる。また、共通システムであるガード不能のガードクラッシュ攻撃がヒットorガードどちらでもこの技が確定するため、画面を見ていないヤタガラス勢はガードクラッシュ攻撃をBLれず食らって頭を抱えることが多い。
この技をいかに当てるかで、数珠丸の強さが決まると言っても過言ではありません。テクンぺの数を数えろ!


気が強い系女子が好きな方と溜めキャラ好きな方にオススメ。”圧”ある技も持ってます。

★他のゲームで例えるなら…「可愛いバイソン」
刀を持ったコンパチ姉妹キャラの姉のほう。
いわゆる「溜めキャラ」であり、横溜めで上下段で撃ち分けができる突進技、下溜めで無敵技を出すことができます。また、前方に飛び跳ねながら斬りかかる「望月斬」というコマンド技を持っているのもポイント。
強力な突進で横押しして画面を制圧しながら、相手の攻撃は無敵技で拒否。相手が焦ったところに中段の「望月斬」をひっかけて高火力コンボ…といった攻めも守りも高水準なキャラクターとなっています。

★ピックアップ!スゴ技
・望月斬(2369+A or C)

前方に飛び跳ねながら斬りかかる中段技。通常技からキャンセルで出すことができ、ヒット時に追撃も可能。
EX版で出すと動作が高速化し、めくり&中段技という凶悪な性能に変化。相手のジャンプにヒットしても拾ってコンボに行くことができるため、コンボ・ぶっ放しともに強力な「出せば何かが起こる」タイプの技となっています。雛との対戦中は常にこの技が飛んでくる可能性を考えながら立ち回る必要があるため、気が抜けません。


キャラ人気は高いものの、やはり操作が難しめ。ヤタガラスあるある。

★他のゲームで例えるなら…「可愛いエル・フォルテ」
刀を持ったコンパチ姉妹キャラの妹のほう。性別については諸説あるので皆さんのお好きな霜ちゃんを愛でてください。
姉の雛とは違って溜めキャラではなく、前方にダッシュする必殺技「心月」から各種ボタンで攻撃や急停止に派生させ、立ち回っていくキャラクター。
しかし、このキャラの真骨頂はこの派生技ではなく、空中で宙返りしながら斬りかかる必殺技「真弧円斬」。この技を使った空中からの攻めが強く、立ち回りから起き攻めまで頻繁に使用されます。地上戦の雛、空中戦の霜…といったイメージでおおよそ間違いはないと思われます。

★ピックアップ!スゴ技
・真弧円斬(空中で214+A or C or AC)

空中から宙返りし、下方向に斬りかかる必殺技。
当然しっかり中段判定のため、ジャンプ攻撃をキャンセルして2段中段をしたり、ジャンプからスカし下段やスカし投げをしたり…と、空中からのガード崩しが非常に強力。
強版で出すとめくりが狙え、さらにEX版で出すとめくり+ヒット数が増加。これらをすべてガードやBLで安定して対応するのは難しいため、相手をダウンさせてから起き攻めをループさせて一気に体力を奪うことも可能となっています。


JET

ダッドリーと見せかけて、モーションは壬生灰児。ダラテン勢にもオススメ。

★他のゲームで例えるなら…「幻影陣を持ったダッドリー」
ボクサーキャラ。ボクサーらしくすべの技がパンチとなっており、しゃがみ強Kはあの有名な「カニパン」となっています。
複数の必殺技を連続してキャンセルで出すことができ、ダッキングを使った連携などスピードも速いことから比較的操作が忙しく、性能を引き出すには入念なトレモが必要なキャラクター。
高火力コンボに行けるチャンスが多く、技をひっかけた際の平均火力が高めなことから、いわゆる「強キャラ」の一角とされています。
そんな高火力キャラと見せかけておいて、自己強化の超必殺技も持っているなど、要素特盛なキャラクター。

★ピックアップ!スゴ技
・L.G.J(214214+B or D)

自己強化を行う必殺技で、発動すると「通常技がすべてキャンセル可能になる」「必殺技のチェーン回数が増加」「必殺技でお手玉が可能になる」など、いわゆる3rdの「幻影陣」のような技。高火力ボクサーキャラが持っていていい技ではない
コンボに使用すればどこからでも画面端に持っていけるうえ、適当に発動しても相手にプレッシャーを与えることができる強力な技。また発動中にコンボを中断し補正切りに行くなど、プレイヤーの研究によってはどんどん伸びていくタイプの技と言えます。


チャダ

ストーリー上色々あって、実は精神が女性になっている。性格がとても良くヤタガラス界の中でも屈指の常識人。オネエ言葉で喋るギャップ萌え。

★他のゲームで例えるなら…「ザンギ・ヒューゴー・アビゲイルいいとこどり」
投げキャラ。投げキャラらしくレバー1回転コマ投げや、発生1フレームのレバー2回転超必殺コマ投げが特徴。
投げだけではなく、有利フレームを取れる打撃必殺技や、ダメージの高い飛び蹴りも持っており、打撃の圧も十分。できることが多く、投げキャラ好きにはかなりオススメできるキャラクターとなっています。
背が高いためジャンプ攻撃を食らいやすいなどデカキャラ特有の弱点もあるものの、BLというシステムがあるため、やりこみによっては防御面もある程度はカバーできます。
レバー2回転の超必殺技はレバーの回転数を増やせば増やすほどダメージが高くなるという特殊な性能となっており、5回転回すことができれば一瞬で相手の体力を溶かすことができるロマン技となっています。

★ピックアップ!スゴ技
・ギガデスプレッシャー(レバー2回転以上+A or C)

「投げキャラと言えばこれ」という、いわゆる1フレコマ投げですが、「レバー2回転以上」というのがポイント。
コマンド入力時のレバー回転が多いほどダメージと演出が強化され、レバーを最大の5回転させることができれば、ワンチャンスで7割程度のダメージを与えることができます。よく「回してんじゃねえよ!」という煽りがありますが、チャダは回せば回すほどお得なので、相手に言い訳もさせません。どんどん回していこう。
そのコマンドの難しさから5回転は対戦で頻繁に出るものではないものの、中には隙あらば5回転を狙ってくる古参プレイヤーも存在するため、大会のここぞの場でも見られるかもしれません。


クロウ

声優が内田雄馬さんであり、コタローの声優の内田真礼さんとは姉弟。専用の特殊掛け合いもあり、声優ファンにもおすすめ。

★他のゲームで例えるなら…「胴着キャラ/ケン&豪鬼」
コウのコンパチキャラクター。コウと同じく波動・昇竜・竜巻を持っているキャラクターですが、竜巻からコンボができたり、波動が遅く設置技のように使える性能となっていたり、コウとは微妙に差異があります。
取り立てて尖った技がある、というキャラクターではないものの、コウと同様に通常技や必殺技、超必殺技がすべて高水準でまとまっており、ワンチャンスのコンボ火力自体もあるため、いわゆる強キャラクターのうちの一人と言われています。
前作から強いと言われていたキャラではあるものの、新作になって大きな変更点がないことから、イマイチ使用率が低い印象があります。

★ピックアップ!スゴ技
・特になし(だいたい全部の行動が強い)

超必殺技の昇龍裂破も普通に強い。だいたい何をしても強い。

尖った技や特徴的な技がある、というよりは、何をさせても強い系のキャラクターのため、割愛させていただきます。クロウ使いのみなさん、ごめんなさい。
しいて言えばCVが今をときめく内田雄馬さんなので、声も超強いです。


アズール

声優は梶裕貴さん。アイアム忍者!など珍妙なセリフを熱演してくださっています。しかしハメは許されない。

★他のゲームで例えるなら…「ハメができるギース・ハワード」
アイアム忍者。地上飛び道具と空中飛び道具でけん制しながら、ガードさせて確定がない浴びせ蹴りで突進し、択っていくキャラクター。
発動から時間差で空から降ってくる設置系飛び道具の超必殺技を持っており、ガードクラッシュ攻撃や移動技での表裏択を併せて使うことでガード&BL困難連携を仕掛けることが可能。
一度のハメから試合が終わる爆発力があり、また今作から全体的なキャラ性能が強化されたことから、研究によっては今後どんどんキャラランクは上がってくるものと予想されています。

★ピックアップ!スゴ技
・逡巡嵐空陣(236236+A or C or AC)

空中に複数の飛び道具を放ち、時間差で落下してくる必殺技。飛び道具の落下する場所は発動時のボタンで選択が可能。
起き攻めで飛び道具の落下部分を相手に重ね、ガードクラッシュ攻撃や移動技での表裏を行うことで、ハメ…もといガード&BLが困難な連携を仕掛けることができます。
古参のヤタガラス勢であっても完璧に対策することが難しいため、この技を重ねられただけでヤタガラス勢は血圧と心拍数が上がると言われています。


風間 小太郎(コタロー)

声優が内田真礼さんであり、クロウの声優の内田雄馬さんとは姉弟。専用の特殊掛け合いもあり、声優ファンにもおすすめ。かわいい。

★他のゲームで例えるなら…特になし
空中からクナイを投げる飛び道具や、空中突進技、ジャンプ軌道変化技など、空中戦が得意なキャラクター。見た目も声も可愛く、キャラ人気は高いですが、操作が難しいため前作から使用率は低めとなっています。
ジャンプ軌道変化技は疑似二段ジャンプのように使用することもでき、出し方によっては一度のジャンプで3回ジャンプ攻撃を出せるなど、操作は忙しいものの唯一無二な攻めを展開することができる面白いキャラクターとなっています。
コマ投げも持っており出来ることは多いものの、いかんせん火力がないのがネックとなり、他キャラクターとのダメージレースに付いていけていないのが現状。
そのため現状は弱キャラクターと言われていますが、前作の全国大会の優勝キャラクターであることから、その話をするとヤタガラス勢はだいたい渋い顔をします。

★ピックアップ!スゴ技
・天台舞(214+B or D or BD 空中可)

地上と空中で出すことができる。ピョコンと上空へ飛びあがる攻撃判定のない移動技で、空中で出すと二段ジャンプのように使用することが可能。
地上版の飛びあがりから通常技を出して中段攻撃を仕掛けたり、ジャンプ攻撃をキャンセルして出すことで再度ジャンプ攻撃を仕掛けたり…など、使い方は色々。ジャンプ中に通常版とEX版の2回使用することができるため、一度のジャンプで最大3回のジャンプ攻撃を仕掛けることも可能となっています。
キャラ自体の火力は低く、相手のガードを崩してもリターンが大きいわけではないものの、特徴的な動きのため荒らし能力自体は高い面白い技となっています。


エイジャ・ソールズベリー(エイジャ)

背の高いポン刀女性というなかなかニッチなキャラ造形。声優は中原麻衣さん。強い。

★他のゲームで例えるなら…なし
日本刀を振り回す長身英国美女。
攻撃のリーチは長いが、歩き速度が遅くどっしりと構えて立ち回ることが多いキャラクター。ただ、前後ステップは早く、また長距離を滑るスライディングもあるため、機動力がないわけではありません。
必殺技同士でチェーンすることができ、またチェーン中に無敵技も出すことができるため、無理やり相手に触りに行く多少強引な攻めも可能となっています。
今作からコンボ火力が伸び、今まで使い辛かった操作面が改善されるというバフを貰っていることから、隠れた強キャラクターの可能性高し。

★ピックアップ!スゴ技
・5C(立ち強パンチ)

なんてことはない通常技ではありますが、リーチが非常に長く、キャンセルも可能。
この技を軸に地上で相手にプレッシャーをかけていき、上BLをしようとした相手にはスライディングの下段を当てる、といった読み合いが可能。また、キャンセルして相手を引き寄せる必殺技をガードさせることで、密着~近距離の有利フレームを取りに行くことも可能。中距離から地上戦のイニシアチブを取ることができる高性能な技となっています。


ジスたん

岡山県倉敷市新倉敷のゲームセンター「ファンタジスタ」をよろしくお願いします!

★他のゲームで例えるなら…「一人メルブラ」
今作EEからの新キャラクター。岡山のゲームセンター「ファンタジスタ」のマスコットキャラがまさかの参戦。
独自のシステムとして二段ジャンプや空中投げ、通常技のチェーンコンボが可能であり、操作がシンプルなヤタガラスというゲームの中でもかなり異質な存在となっています。(※空中ダッシュはありません。)
機動力が高いぶん火力自体は低めではあるものの、全体的にゲージを使用した行動が強いため、立ち回りで相手を翻弄しながらここぞというときにゲージを吐いて火力を出していくキャラクター。
画面端での展開が早くループ性の高いセットプレイが研究され、対応しきれずに処理されていくヤタガラス勢が増えているとかいないとか。

★ピックアップ!スゴ技
・EX版Wバインド(236+BD)

「Wバインド」は相手に裏回りしながらタックルを仕掛ける必殺技となっており、0.5ゲージを使ってEX版にすることで、発生が高速化+画面位置によってコンボに行くことが可能となります。
この技単体でも強いですが、展開が早い起き攻めの中で他の選択肢をチラ付かせられながら出されると、咄嗟に反応することが非常に困難。「反応できないほうが悪い」系の技と言えます。
画面端ではヒット後にコンボに行きつつ、コンボ締めの空投げから再度画面端をキープすることができるため、対処できないと画面端を一生背負うことになる業の深い技。


ウグイ

新キャラの中ではかなり味がある執事。専用システムアイコンの見た目がシュールで面白い。

★他のゲームで例えるなら…「ジョスクールを持った当身キャラ」
今作EEからの新キャラクター。同じく新キャラであるテンイに仕える執事。
見た目は初老の執事ですが、力強いモーションと迫力のある声のギャップがものすごい。
「当身」が特徴のキャラクターであり、「突進技に相手の攻撃を受け止める当身判定がある」「投げ専用の当身がある」「上中下段何でも取れる超必殺当身を持っている」など、当身特化のようなキャラクターとなっています。また、当身を取るたびに自身の「執事度」が上がっていき、当身のダメージが増加していくというウグイ独自の特殊なシステムもあります。

執事度は画面下の専用アイコンで確認可能ですが、おじさんの顔が光り輝いていくのがシュール。

当身だけでなく打撃も強く、特に発生時に一瞬後ろに下がるジョスクール…もとい下段突進技で荒らしていくことも可能となっているハイスタンダードなキャラクターです。

★ピックアップ!スゴ技
・松花氷雪(214+B or D)

下段突進技。発生前に一瞬後ろに下がるモーションがあり、ボタンを溜めることで発生を遅らせタイミングをズラすことができる。「発生前に一瞬後ろに下がる」というだけで、「スト6」をプレイしている方は何故か頭が痛くなるかもしれません。
また、ただの下段というだけでなく、動作中に中段技のキックに派生が可能。下段>中段の派生技というだけでも非常に強力ですが、なんと下段攻撃の発生前に直接中段技にも派生できます。こんな悪魔のような技を考えた開発は天才だと思う
初段の溜めタイミングをずらすか否か&下段を出すか否か&下段後に中段攻撃を出すか否か…と一度の技で複数の読み合いが発生するため、相手に対処を強いることができる”圧”ありすぎな技となっています。


鰲 天依(テンイ)

今後の研究が期待される活発美少女。立Dのモーションがウグイと同じなのが「こだわり」感じます。

★他のゲームで例えるなら…「暴れ土佐波砕きを持った火力マイルド紗夢」特徴的な片足立ちモーションのお嬢様。いわゆる「獄屠拳」「ドラゴンキック」のような飛び蹴りを持っており、中距離から素早い攻撃をしかけることが可能。
相手を裏回って打撃をする必殺技や、中段>中段に派生ができる必殺技など、シンプルに見えて意外と操作が忙しいキャラクター。通常技や必殺技の性能自体は決して悪くないものの、ゲージを使用しても火力が伸び辛く、現状は新キャラの中では評価は低め。EVOJapan当日までの開発が期待されるキャラクターの一人となっています。

★ピックアップ!スゴ技
・天拝燕・散リ椿(空中で214214+B or D)

空中で出すことができる超必殺技。攻撃判定発生前に後方画面端に高速移動した後、相手に飛び蹴りを仕掛けるといういわゆる「土佐波」のような技。
前ジャンプからそのまま出して相手の地対空攻撃を潰すだけでなく、めくりジャンプ攻撃をキャンセルして出すことで裏>表の反応しづらい連携を仕掛けることも可能。連携に慣れてきた相手にはめくり軌道であえてジャンプ攻撃を出さずにそのまま出して表ヒット、などの読み合いも可能。
今までのヤタガラスにはなかった動きのため、今作の稼働初期はこの技だけで多くのヤタガラス勢が処理されていきました。EVOJ当日までに対策必須な技となります。

■最後に宣伝

以上、いかがでしたでしょうか。わかりやすさ重視で書いたため、細かいところはあえて割愛しているのですが、なんとなく魅力が伝わってくれましたら幸いです。
今作「ヤタガラス Enter the Eastward」はPC版がSteamにて発売中で、アーケード版は全国のゲームセンターのネシカクロスライブにて配信中となります。
もしプレイしてみたい!と思った方は、お近くのゲームセンターで100円を入れてみるか、Steam版を購入していただけると嬉しいです。全体的にUIや設定などにクセがあるので、ゲーム中で不明点があれば後述のDiscordなどで相談していただければ、解決できるかもしれません。

また、EVOJapan2024「ヤタガラス Enter the Eastward」のサイドイベントは、2024年4月27日のDay1、16時から開催予定となります。
トーナメントだけでなく、試遊会も実施する予定なので、ぜひお気軽に遊びに来てください!
トーナメント参加希望の方は事前エントリーを受け付けているので、そちらもぜひチェックしてみてください。

EVOJAPANサイドトーナメントの事前エントリーページ

ヤタガラスシリーズの攻略&交流用Discord招待リンク

主催(ひや)のTwitchページ
現状はほぼヤタガラス専門で配信をしているので、機会があればぜひ見に来てください!

EVOJ、よろしくお願いします。

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