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NFTアートの価値に対する疑問

おはようございます。🐤

僕はNFTにめちゃくちゃ期待している、というかNFTは確実に絶対に世界を変えると思っています。

DeFiももちろん同じです、絶対に世界を変える画期的な発明だと思っていて、僕がDeFiの話をすると家族も「すごいね」「勉強してるんだね」と一定の興味をもって話を聞いてくれました。

しかし、NFTは僕がどれだけ魅力を語っても、いや語ろうと力が入れば入るほど家族の興味は離れていくように思えます。空回りしているのかなと悩みました…。

⇒過去の家族との会話の記録 (1) / (2) / (3) / (4)

しかし、昨日くらいから少し目が開いた気がしています。ようやくわかったことですが、同じイーサリアムで運用されているものでも、いわゆるDeFiとNFT、特にNFTアートとは分野が違う、別物だと考えたらスッキリして自分の考えに自信がでて一本の芯ができました。

考えたら当たり前の話で、NFTといっても範囲は広くて、たとえばインターネットバンキングとYouTubeを比べているようなものだったからです。全然性質が違うものでした。

芯とは何かというと、「NFTアートには信頼が不可欠」ということです。

NFTアートの価値への疑問

この方、おにぎりまんさんのアイコンにされてます。きっとNFTアート好きなんだろうなーと思ったところに、この疑問視です。

NFTアート嫌いとか、ピンと来ていない人はこういうことをよく言われます。しかし、この方はおにぎりまんさんの作品を買うほどNFTアートに興味があって、実際に出費もしている、そんな方でもNFTアートの価値について疑問に思うことがあるということです。

また、NinjaDAO(Discord)の中でも「で、買ったとしてこれどうすんの?」「使い道が難しいです…」といった発言もありました。「NFT作品を実物としても欲しいという人はどれくらいいるのでしょうか?」と、この空気感の中、けっこうな勇気がいる発言だと思います。

しかし!

ヒヨコロ家族の中では、疑問派が主流です。NFTアートは証明書がついているとしてもやはりただの画像にすぎず、その価値は疑問視されています。

僕はそんな人たちへの納得のいく説明をずっと考えてきて、今日のnoteの内容を読めばNFTアートの価値をフラットに知ってもらうことができると考えていますので、少しおつきあいください。

(非NFT)アートへの興味

ヒヨコロ家族では、娘ちゃんが美大志望で、去年から美大のオープンキャンパスに行ったり美術館に行ったりしているため、アートへの興味は人並みか、少しアート寄りになってきていると思います。

それでも、例えば絵画を買うとかアートにお金を落とすことはありません。せいぜいポストカードに数百円落とす程度です。

そもそもアートの価値の一つは「希少価値」ですよね。たくさん作ることができないのが価値になるんですが、デジタル作品はたくさん作ることが簡単にできてしまいます。

おにぎりまんさんの作品は僕の知る限りすべて一点もの、NFTのテクノロジーを利用して「希少価値」を生みだしています。作品の価格は平均2ETHくらいでしょうか、今日現在のレートで約80万円くらいです。

約80万円の作品!

ひとつの参考として、こちらのウェブサイトによると、一点ものである原画ひとつの作品の価格設定は1,500円までにすべきとか、3,500円以上でも売れるとか、つまり数千円程度ということでした。

それが、80万円!

この価格差はどこからくるのでしょうか。NFTに疑問をもって当然だと思います。

だって、画像のコピーは簡単にできるので、例えば自分のPCやスマホの壁紙にするなど私的使用の範囲内なら、80万円を払わなくてもできるんですよ。(参考:相談事例-著作権関連 www.tokyohelpdesk.metro.tokyo.lg.jp)

しかし、Twitterアイコンなどは私的使用の範囲にはあたらないとされているので、認められている人しかできません。つまり、80万円払うのは、純粋に保有自慢したい目的なんです。こう書くとすごくいやらしく聞こえてしまいますが…。

売り手の立場にたってみても、コピーが簡単なので、Mintしたら簡単に複数枚作ることができます。たくさんMintしてたくさん売ることは簡単にできるのです。

NFTアートを買う理由は人それぞれ

しかし、ほんとうに「自慢したい」だけでしょうか。実はNFTアートを買う理由は人それぞれです。

僕がNFTアートを買っている理由は、価値が上がるかもしれないとか、NFTアートを買う体験をしてみたいということであって、自慢したいとか、画像を買って保有したいというのは二の次です。

世の中いろんな人がいて、いろんな理由でNFTアートを買っていると思います、推測では多い順にこんな感じです。

・投機目的
・アイコン自慢目的
・新しいもの好き

僕はこのどれもにNFTの「証明書部分」が大きな役割を果たしていると思っています。

証明書部分の使い道

僕は、NFTアートの価値は証明書部分にあると思っていて、この部分をどう使いこなすかがNFT発行者の腕の見せ所なんだと思います。

NFTじゃなければ、たとえばPixivとかで買ったとして、買ったことを証明するのって難しいですよね。Pixiv運営に確かめないと本当のところはわかりません。

しかしNFTなら、ブロックチェーン上で購入者が全世界に公開されているので、その証明はとても簡単です。

たとえばおにぎりまんさんは「希少価値」を重視していて、僕の知る限り作品はみな一点もの、買った人は唯一無二のおにぎりまんワールドの一員になれます。

なおかつ、絵に特徴があるので同じおにぎりまん作品オーナーさんとつながりやすいですね。

おにぎりまんさんブランドの信頼から希少価値が高まり、そしてオーナーになった後の世界も楽しいということで、価値が上がっていきます。たまたまなのか狙ってなのか、おにぎりまんさんは商売上手ですね。

また、クリプトパンクスくらいになると、もう本物を持っているというだけでかなりの信頼が生まれますし、最近では金融資産的な価値もでていきているようで、NFTの価値を担保にお金を借りることができるサービスが実際にあるようです。

「腕時計」とちょっと似ているなと思いました。

腕時計も、必要ないと言っている人もいれば、大好きな人もいますよね、両極端で、どちらの意見も一理あるように思えます。そして、現実に「高級時計」というジャンルの市場はあります。質屋に入れればお金も借りることができます。

CryptoNinjaはNFTの魅力の集大成というか、アートの魅力を大きくはみ出して、今僕が考えることができるすべての魅力が詰まっています。

・アイコンに最適の素晴らしいイラスト(ファッション)
・資産価値
・希少価値
・コレクションへの信頼、ブランド
・コミュニティの魅力
・ユーティリティ(持っているだけで二次創作の作品がもらえるなど)
・まだ誰もが知らない未知の希望

信頼が不可欠

イケハヤさんが「搾取しないNFTクリエイター事務所」として、NFTマーケティングの支援をすることを発表されました。

これは、界隈にお金目的でクリエイターに近づいて「NFT作成、販売を代行します」とか言ってやたら高い手数料をとる人が現れ始めていることを懸念されたものです。

この運動の中で言っている、10ETH、5,000フォロワー、紹介が必要というのは、全て実績とか信頼につながってくることですよね。

どんなに素晴らしいイラストでも、無料配布とか、とても安い価格とかで売り出されると、そのイラストは価値が低くなってしまいます。

特に投機目的の買い手は、そうなってしまうのが怖いので、「投げ売りしない」「大量Mintしない」など、クリエイターへのブランド的な信頼を求めています。

だから、無名のクリエイターのNFTがいきなり高く売れることはないのです。

コツコツと積み上げるのか、海外の著名インフルエンサーに目をつけられるとか(Zonbie Zooの例)、何かの二次創作でまずは名前を売るだとか、何らかの方法で信頼を積み上げることが必要なのは確かなのかなと思います。

まさか、トラストレスじゃないことが答えだとは盲点でした。僕の今日の大きな発見は、NFTアートの価値は信頼でできている、ということでした。

まとめ

というわけで、今日はNFTの価値に疑問をもつ人が多い理由を考えてきました。まとめます。

・そもそも、アートの価値を判断できる人が少ない。
・使い道のひとつが「自慢したい」という、理解できない人には理解できないものであること。腕時計に似ていると思います。
・コピーや不正利用が簡単にできる。(すぐバレる)
クリエイター(NFT発行者)への信頼が必要

特に「NFTアートの価値(の一部)は信頼でできている」ことに気づけたことで、モヤモヤが晴れて、自分の中でひとつ芯ができた気がします。

どうでしょう、みなさんは、そしてヒヨコロ家族は納得してくれるのでしょうか。NFTアートの価値の理解の助けになれたらうれしいです。

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~


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