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堕っこちかけた話

本日、悪天候。そんな中で自分の行動習慣を批判された結果、数十分後涙が止まらなくなってしまった。

それ自体はそう珍しくはないことだったので、直ぐに今朝変えたばかりのティッシュを手元にとり、自室の椅子に座り気が済むまで泣こうとした。しかし、今回は何かが違った。

普段よりも、流れるようにでてきて仕方ないのだ。

まるでコップをひっくりかえしたかのようにドボドボと床へ落ちていく涙。次第に私の呼吸が細かい深呼吸、といったような激しい呼吸へと変わっていった。まあ、それだけ悲しいのだろう。その程度に思っていた中、不意に私の右手が痺れ始めた。これが何かを私は過去に見たことがあり知っていた。

「過呼吸」だ。

部屋には一人。私は、戻れなくなる前に、床に倒れ痙攣でも始まる前にここから立ち直らなければならないという危機感を強く感じた。

これはまるで悪夢のようだった。どうすれば目覚められるのかわからない。それでもことはどんどん進んでいく。そんな状況の中で、私はどうすればこれを止められるかを考えた。

まずは、シンプルに「激しい呼吸を止めること」をした。負の感情を吐き出すために私は泣いている。だから、何も考え無ければ呼吸は戻る。これはかなり良く、5秒位はそれで持った。しかし残念ながら、次第に負の感情はぶり返してきて呼吸は止まらなかった。

次にこれを補助するために、「脈絡のないことばを思い浮かべる」をした。寝るのに良いと言われているこれなら、こころを落ち着けてくれるだろう。グミ…コップ…電球…精神…過呼吸…。ダメだ。私はどうやら冷静じゃないようで、ワードが闇の辞典から引用されてしまう。だが、何も考えないという点ではこれも良く、少しだけ落ち着いた。

最後は、「息を吐き続けること」をした。過呼吸でマズイのは酸素が血液中に多くなりすぎること。(血がアルカリ性になるらしい。)手の痺れもそこから来ているのだ。私は息を吐いた。ハァ………フゥ………、吸って、ハァ……フゥ………。


生還!!!生還、生還!!!!!


一旦過呼吸になったら助けが呼べないという緊張感や、精神を蝕んでいたものの悪質性がそこまで高くなかった(トラウマに結びついたものでなかった)こともあり、何とか自力で帰ってこれました!尚この後、完全に呼吸が整うまでにだいたい10~15分くらいかかりました。


さて、落ち着いたところでなんで私は泣いていたのか。きっとくだらないことと思われるでしょうけれどお話しますと、私は普段からご飯を作りません。それを親に責められたのです。「周りの子は作っているし、自分だって当たり前にやってきたのに(、なぜあなたはやらないのか)。」といった具合に。オマケに配偶者への愚痴などを聞いたことでストレスが高まったこともあり、その後私はやたらしっかりとすることを先に済ませたあと部屋に篭ってこうなりました。まったく、情けないことです。

と、外でなら話すところですが、正直家で身につかなかった習慣というのはなかなか気が付きづらいもので、私がこれに気がつかず長年何も作ってなかったことをこうも責められるのは少し理不尽というものだとも思いました。

もちろん、「やっていなかったから出来ない」を肯定するわけではありません。何だって初めからやっていたものなど存在しないのですから、知って、それが正しいと分かれば自身の中へ組み込んでいく努力が必要です。しかししかし、それを「今」責められるのは違うんですよ。きっとその違和感が私を追いつめたのでしょう。


はじめて過呼吸になりかけて危なかったー!という話と、元のストレスのトリガーが何だったのかを知りたくて文字起こししただけの記事でした。お目汚し失礼しました。 

また、「過呼吸はこんなもんじゃない!!」とお怒りの過呼吸持ちの方、大変失礼しました。今回この他に適切な表現がなかったため、この言葉を使用させていただいました。どうかご容赦を!


※誤解のないように言っておきますと、両親は基本まともな人で、私の家は暴力など(片手で足りる程度しか)無いいい家です。むしろ、私が少し怠惰過ぎたがためにこの一件は起きたと言っても過言ではありません。
特に母は大変尊敬できる思慮深い人で、父は、まあ知りませんがいい人なのでしょう(投げやり)。

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