【朝渋読書部 BootCamp!】サン=テグジュペリ読了。

朝渋読書部 BootCampが始まって1週間ほど、おかげさまで本を読む意識が高まって、サクサク積読が消化されていきます。

わ〜幸せ〜\(^o^)/

先週末読み終わったのはこちら

言わずとしれた「星の王子さま」のサン=テグジュペリの小説です。

この光文社古典新訳文庫、なぜかAmazon Unlimited率がすごく高くて古典好きの私にとって「天国かここ」ってなってます。
でも有料の本もどんどん積読していってしまうので、悲しいかな元取れてない(´・ω・`)

星の王子さまは、小学校入学前に親戚から贈られて以来(ホントは兄にですが)私の本棚の片隅にずっとずっといた子であり、宝物です。

いつかは読んでみたいなぁって思ってたところ、Amazon Unlimitedを発見してしまい思わずポチ。

下記の人間の大地もAmazon UnlimitedでBootCamp前に読了済なので、この2冊について簡単に簡単に感想を!

1.人間の大地

こちらはサン=テグジュペリのエッセイ集みたいな感じです。
飛行機の操縦士として働くサン=テグジュペリがいろんな土地で出会ったエピソード集。砂漠での遭難の話なども収録されています。
(はっきりは知らないけれど、星の王子さまのエピソードの原体験かな?と思います。)

読み終わった感想としては、

「サン=テグジュペリってすごく綺麗な文章書く人だったのね、早く読めばよかった・・・」

でした。
「星の王子さま」って絵本・童話なので語り口調がお子様向けなので美しさはもちろんですが、それよりはテーマやストーリー、そしてイラストがより印象に残ります。

人間の大地(夜間飛行も)は、訳も美しいのだと思いますが、空から眺める世界というのはこうも美しいのかと思わせます。

ハイライトつけていたフレーズの一部をご紹介。

うなじからかかとまで、しっかりと大地に縛りつけられていたのだ。僕は大地に自分の体重を預けることにある種の安らぎを覚えた。地球の引力が愛のように崇高なものに思えた。

どの星座もきちんと空に吊るされていた。

昼と夜がこんなにもシンプルに人を一つの希望からもう一つの希望へと行き来させてくれるのだから。

論理的でないって? 論理などというものには、僕らの人生を適当に解説させておけばいい。

人間にとっての真実、それは人間を人間にするもののことだ。

まだ飛行機が一般的な交通手段ではなく、それこそ命をかけて飛行機乗りとして生きていたサン=テグジュペリ。
星の王子さまを生み出した、純粋な感性と世界を見る目、人間観・・・etc。彼の原点を感じられる1冊です。

2.夜間飛行

こちらは、小説。

「夜間飛行」自体が技術的にも難しく、非難すら受けていた時代に、夜間飛行に挑戦している企業の男たちとパイロットの物語。

夜の飛行における描写は本当に秀逸。

ただ美しいだけではなく、「ああ、こんなふうに見えているのか」とサン=テグジュペリと王子さまがどんどん重なっていきます。

美しいものを美しいとただ想い、それを言葉にする。
そんな世界に生きていたサン=テグジュペリ。いいなぁという言葉しか出てこないです。(語彙力乏しい)

そして、美しいだけではなく、光文社古典新訳文庫の解説によると、かなり計算され尽くした、凝った構成になっている小説とのこと。
(詳細は是非、本編を読んで解説を読んでみてください・・・!)
サン=テグジュペリは、小説家としても、類まれなる才能を持っていたということがわかります。

星の王子さま好きのかた、夜の好きな方、飛行機好きの方はいかがでしょうか。

3.まとめ

まとめると

サン=テグジュペリはどこからどうみても星の王子さまそのもの

の一言に尽きると思います!

ご興味ある方はぜひ。


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