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「ある」ものを見つめたい

はじめに

オンライン対話の場をつくる人たちとコミュニティカンパニーが運営できないか模索中の看護師ひよこです。長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ2023」に参加することにご縁をいただいたことがきっかけとなり、note投稿を再開しました。これまでの人生経験が私を形作っています。今回はどんな方向性で生きていきたいのか書いてみたいと思ってます。


高校卒業と同時に、長崎を出たかった

父親の暴力に支配されていた環境から逃れたかった私は、「高校卒業」といいう切符さえ手に入れれば晴れて家を出られるようになるのではないかと期待していました。さらにもっと強力な武器として、高校卒業時に准看護師の資格を取得する道を選んでいましたので、卒業後は県外の学校に進学する準備を進めていました。

県外の学校で正看護師の資格を取得したら長崎には帰ってこないつもりだったのです。推薦入学の話を父親に話したら・・・激怒して「県外に出るなら親子の縁を切る!!」と言われ、その頃の私の力ではそれに抵抗することさえできずに今に至ります。

県外には「なにがある」と思っていたのでしょう?きっと「自由」だったような気がします。でも結果的に病院の寮に住み込んで夜間の看護専門学校に通える道を準備してくださったおかげで、18歳からは自由を手に入れることができましたし、親から反対されて県外に出ることができなかったおかげで夫との出逢いもあったわけですけれど・・・

胸を張って、「長崎はいいところです!!」と言えるようになりました

長崎に住んでいると、移動することにハンデがあるようにずっと思っていました。有給を使ってツーリング日程を組むときにも、日本の真ん中(地形的)に住んでる友達に比べて往復の日数を足した日数でないと一緒に楽しむことができません。

見たい映画(小劇場で上映される作品)や、コンサート、演劇などの芸術も福岡などに出掛けなければならないし、田舎に生まれ育ったことがとっても残念でした。

ただ最近は・・mixiやFacebookのおかげで全国に友達がいるので、観光案内をする機会も増えました。案内するたびに歴史の重みを体感するようになり、だんだんと長崎にしかないものに気がつきはじめたんです。

長崎の人口流出

上記は、NBC長崎放送のニュースです。「○○がない」「○○がない」のオンパレードです。私が18歳の時はこんなに「○○がない」と言ってたのかしら?言ってなかったかもしれないけれど県外に脱出すれば幸せな生活があるはずだとなんとなく夢見ていました。

子ども達がこのように感じている一方で、大人たちはどう感じているかというと・・「長崎には○○がないから県外に行った方が子どもの幸せにつながるはず」と思ってる割合が多いのではないでしょうか。出ていくのは仕方がない。

ながさきにあるもの「さるく」とわかる

 「長崎さるく博'06」という旅博覧会が2006年に行われました。 日本ではじめてのまち歩き博覧会で、メインテーマは「知らなかった長崎の体験と発見」でした。長男が小学校6年生の時だったので、息子と2人でいろいろなルートをさるきました(歩きました)。

このさるく博がきっかけとなり、長崎に「あるもの」を知ることができました。建物をただ見るというよりは、そこで暮らしていた当時のいろんな国籍の方々の想いや日常の暮らしを感じる体験でした。長崎観光は、滞在していただいてじっくり感じてもらえたら嬉しいです。

孫と一緒にさるく日を夢みて、それまでに「あるもの」を見つけていきたいと思っています。


オンライン対話で実現したいこと

長崎県には五島や壱岐対馬をはじめ、離島にもたくさんの暮らしがあります。対馬はまだ訪れていないので、近いうちに計画したいと思っていますが、オンライン対話ができるのだからもっと近くなれるはずだと思っています。長崎県に暮らしている方々同士がつながって、お互いの「あるもの」を見つけ合うことができるといいなぁ。

「あるもの」は「○○がない!!」と若者が感じていることも「あるもの」です。大人がどのように感じて生きているのか、働いているのか、子どもと一緒に対話できると面白いだろうなぁと思えるし、子どもの視点だからこそ新しいアイデアで長崎を盛り上げていってくれるはずだと期待もしています。

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