ふるかわりさ

ひより保育園(鹿児島県霧島市) 代表/ そらのまちほいくえん(鹿児島市) 園長/ 日当…

ふるかわりさ

ひより保育園(鹿児島県霧島市) 代表/ そらのまちほいくえん(鹿児島市) 園長/ 日当山無垢食堂(鹿児島県霧島市) 代表/ EAT LOCAL KAGOSHIMA 発起人/ 高知県北川村と保小中の食育に関するアドバイザリー契約を結んでおり、毎月高知に通っています。

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最近の記事

いただきます

畜産の仕事に就きたいという小学3年生の話を聞いた大人たちが、鶏を捌いてみるか?と命と向き合う機会を作ってくれました。 霧島市の四元さん。 大切に大切に育てた鶏たち。 捌く前に、どれほど可愛がってこの鶏を育てているか、私たちに話をしてくれました。 この日捌いたのは2羽。 鶏たちは全く抵抗することなく、私たちに命をくれました。 どうやったら鶏が苦しまないか。 今まで感じたことのない感情と向き合いながら、鶏から血が抜けていくのを待つ静かな時間。 子どもたちも、何か大きな

    • 鶏の命をいただく

      2020年12月27日に開催された「第26回 子どもと大人の食の学校 」。 今回は、これまでで最も大きなテーマ「命」と向き合います。 私たちの多くにとって初めての経験だったため、 今回は参加者をひより保育園と、そらのまちほいくえんの職員とその家族に限定して開催しました。 テーマと開催日が決まってからも、自分は参加するか、しないか。あるいは、我が子を連れていくか、いかないか、そして当日どこまでの範囲で関わるか。 それぞれに何度も何度も考え、話し合い、迷い、葛藤して この日を迎え

      • 食育、はじめのはじめ。

        ひより保育園、そらのまちほいくえんの先生たち。 毎日ていねいに丁寧に園児たちに向き合い、今興味を持っていること、これから興味を持つかもしれないこと、昨日はではできなかったけど、今日はもしかしたらできるかもしれないこと。 そんな、小さな小さな芽を注意深く観察し、園児との距離の取り方をこまめにチューニングしてくれています。 例えば、クッキング。 5歳のみんなが、ここまでできるようになるまでに、先生たちはどんな関わり方をしているのか、ご紹介します。 ミルクから少しずつ離乳

        • 高知県北川村食育レポートー村をあげての味噌作りー

          2023年度、かねてより仲良くさせていただいていた高知県北川村から、保育園・小・中学校15年間の「食育」を見直したいとのご依頼を受け、北川村独自の食育をデザインするため毎月高知に通っています。 高知県北川村って?高知県北川村は、高知空港から車で約1時間の山間に位置する人口1200人ほどの村です。 保育園1園(村営)、小中一貫校1校(村立)、村役場、教育委員会、社会福祉協議会等が全て徒歩圏内にまとまっていて、村に通い始めて半年が経ちますが、各機関の横の連携が深いように感じてい

        いただきます

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          6年来の親友たちが、念願だったカフェをオープンしたお話(ひより保育園)

          2018年にひより保育園が開園した時、0歳のクラスに入園してくれたえっちゃんと すーちゃん。 双子のようにいつもいつも仲良しで、保育園に遊びにいくたびに話しかけてくれる2人です。 こどもたちの、「親友」でありたい。ーこどもたちの、「親友」でありたいー このフレーズをいつどんなタイミングで思い付いたのかはもう忘れてしまったけど、保育園を作ってみようと決心し、純平と一緒に 保育の素人である私たちがあえて保育園を作るのであれば、どんな園を作るべきだろうと来る日も来る日も考えてたど

          6年来の親友たちが、念願だったカフェをオープンしたお話(ひより保育園)

          ひより保育園の米作り。壮大な目標第一歩目。

          2018年4月に開園したひより保育園。 開園以来、毎年農家さんにご協力いただきながら、田植えや稲刈りを体験させていただいていました。 プロローグしかし。今年はひより保育園が提携しているどの農家さんもお米をお作りにならないとおっしゃるのです。農家さんには農家さんの事情があります。 とは言っても、田植えや稲刈りを通して毎年園児たちはたくさんのことを学んでいましたし、なによりもみんなとても楽しみにしていた行事だったので「あら、残念」と、簡単に諦めるわけにはいきません。 私た

          ひより保育園の米作り。壮大な目標第一歩目。

          見える、見えない。〜リサイクルの町大崎で見えてきたもの

          ー Visible, Invisible. 〜Things I felt in Osaki, the town of recycling ー もう何度目か分からない(笑)、大崎町の見学に行ってきました。 大崎町はここです。(大崎町公式HPから画像拝借) 鹿児島空港から車で1時間くらいの小さな町ですが、いろんな意味で素晴らしい。 何度も足を運び、ぼんやりと その素晴らしさの根っこのようなものが見えてきたので、noteにまとめることにしました。 Osaki is a to

          見える、見えない。〜リサイクルの町大崎で見えてきたもの

          おいしさの秘密。

          ひより保育園、そらのまちほいくえんの給食、そして、そらのまち総菜店、日当山無垢食堂の作る料理はおいしいです。 理由は、関わるみんなが「おいしいものを食べてもらいたい」と心から思っているから。 どんなにいい材料を使い、どんなに整備されたキッチンで作っても、この部分がグラついていたら「おいしい」ごはんはできません。 しかし「思っているだけ」でもおいしいものは作れない。 そこで、私たちがやっている工夫をご紹介しようと思います。 いろんな場面で応用ができると思うので、ぜひぜひご活

          おいしさの秘密。

          そらのまち保育園を作る時に考えていたこと(前編)

          今日は、そらのまちほいくえんを運営する「株式会社そらのまち保育園」の創立記念日です。 2017年の5月16日というと、手探りで作り上げたひより保育園が開園し、やっっっと1ヶ月が過ぎた頃。 本当に毎日目の回るような忙しさで、3年前の今日をどんなふうに過ごしたか、まったく記憶にありません。 なぜ2園目を作ろうと思ったのか。その年の4月に開園したひより保育園は、新町組さんという霧島市の建設会社さんのお金で(私が子会社の取締役になり保育園運営の責任を持つという形で)作らせていただ

          そらのまち保育園を作る時に考えていたこと(前編)