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11月の備忘録

さえない時期はあるなぁと思う。がんがん進める時期もある。調子がよくて突っ走れるときの方がもちろん楽しいけれど、どっちもあるからいいんだろうなと思う。渦中にいるときはしんどいけど、きっとどっちも必要なんだ。

今月に入ってから風邪やら扁桃炎やらで合計3回も寝込み、熱のつらさレベル小・中・大を味わった。それでも19歳のときにかかったインフルエンザに比べればましではあったので、当時は相当すごかったんだなと思う。実家にいたから生きていられたけど、気絶したのは後にも先にもあのときしかないし、1週間で7キロくらい落ちた。
回復にほぼ1週間ほどだとして3週間近く布団の中で過ごした今月。寝込みすぎだけれど、あれに比べればまし、という経験があってちょっと救われた。

適応障害が再発し、事務バイトをやめることになった。今後あそこに行くことはない、と決まったとき、未練は残らず安堵しかなかった。早く復活しなければと焦りすぎたせいで、結局いろんな人に迷惑をかけてしまった。ラッシュの電車に乗れないとか職場の空気以前に「そこにいることを肯定できるか」が鍵だと気づいた。

どれだけわがままだと思われても、今後自分で自分を虐待するような働き方を選ぶまい、と決めた。これだけ菌に負けたのもきっと無関係じゃない。しばらくは細々とフィットネス販売だけ。こういうとき、仕事が複数あると助かる。

外出の機会が極端に少なかった分、あいまに人と会ったり仕事したり踊ったりするたび、人と関わることで力をもらえ、循環するというシンプルな体感が出来た。踊ることは祈ることみたいだな、とも。

こんな風に文字に起こすととんでもなくさえない1ヶ月だけど、悲観的すぎることもなく、わりと楽しく過ごした。ずっとつらいということはなくて、時々お花が咲くように、楽しいことがあったり再会があったり笑顔があったり、した。

そんな風に、たまにお花が咲くのが嬉しくて、それをまた見たいから、たとえずるずると身体をひきずるようであっても明日を楽しみに生きようと思える。



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