からそうで辛くないはだいたいからい
からいものはそんなに得意じゃない。
耐性レベルMAXが10だとしたら、3くらい。
なのに無性に、からいものがほしいときがある。
近所に中華屋がある。
歩道に面したガラス張りの店だけど、派手なメニューがこれでもかと貼られていて、中の様子がまったく見えない。不審じゃないだろうレベルで歩きながらかがんでのぞきこんでも見えない。人が出入りしてる感じもあんまりない。ただ、入り口の自家製ワンタン麺の写真が美味しそうで、長いあいだ気になってはいた。
今日はどうしても、あったかい麺がほしかったので、帰りしな、意を決して入ってみた。
写真入りメニューで見ると、ワンタン麺は一見地味でそそられず。それよりも目を引いたのが赤い麻辣麺。メニューの中の紅一点、とてつもなくからそう。
ウーン、そんなからくない。
でもちょっとからい?
うん、からいかもしれないネ!
中国人らしきお店のお姉さんの三段活用。
めっちゃからかった。
啜ったら一気にむせる自信があった。
静かにからがりながら、ゆっくり食べた。
お姉さんが途中で様子見にきてくれて、
からい?
って聞かれた。
ヒーヒーしながら、
からいけどおいしいです、
って答えたら、
ダヨネ、ワタシそれ食べれない!
って言われてウケた。
食べれんのかい。
食後の杏仁豆腐がとてもしみた。
しばらく経つのに胃がまだ熱い。
おもしろかったからまぁよし。
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