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懸命に生き延びる長葱たち 辻村農園

9月26日に辻村農園(Hiyoshi 自社農園)を訪問。
間もなく10月だというのに畑に立っているだけで汗が流れるような暑さ!!
辻村氏と共に畑の様子を見て回り、長葱の状態の説明を聞いてきました。
写真を見てすぐに分かる様に何となく覇気の乏しい感じの葱たち。
近づいて白身の部分を見ると何とも痩せた感じ・・・・。

そうです、今年の夏の異常な気温の中、少ない雨のままに天日にさらされて必至に生き抜いた結果、太る事は二の次になっている状態でした。
あれだけ暑いと白葱を育てるのに必要な「土寄せ」ができないのだそう。
葱の根は地中深くには伸びずに横に伸びる特性があるそうで、土寄せの為に畝を掘るとその根を傷つけてしまい、その傷から暑さの為に病気が入ってしまうのだそうです。
土寄せが出来ない ⇒ 白身が短い ⇒ 太くなり辛い・・・。悪循環になっているとのこと。

この先に気温が下がると共に葱は太り、土寄せも出来るようになり、次第に本来の太さ長さと旨味の有る長葱になっていくと思われますが、例年通りの太さにまで育つか否か・・・。
自然を相手にする農業の大変さと厳しさを目の当たりにした訪問になりました。
温暖化による気候変動・・・少しづつでもあらゆる人が意識して取り組まないと、そのうち食糧不足になる。そんな事を真剣に考える今日この頃です。


長葱を手にする「昨年の」辻村氏!


Written by KURO


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