中年女性の呟き~クリスマスの罪と罰~

クリスマスってなんなんですかね?
イエスキリストの降誕を祝う日、なんていうのはもはや形骸化してますよね。つーか、サンタクロースはどっから出てきた?海外ではクリスマスにチキンを食べないとも聞いた。考えれば考えるほどに罠に嵌められているとしか思えない。ひよこです。

上の息子が「サンタ」と言おうとして「パ…」と言ったので、お前…サンタの秘密に気が付いているな!?と問い詰めたけど、し…知らないよ!!プレゼントは貰うからね!!ともはや開き直りを見せている。
下の娘は、うちには煙突が無いけどどうやって届けに来るのかなー?と、この1週間毎日聞いてくる。サンタさんにミルクとビスケットを用意しないと!この上なく面倒くさい。

昔はクリスマスディナーというほど凝ったものは作れないけど、なんかやんないといけない空気を感じて、頑張って作ったりもしたけど、特に平日のクリスマスは働きながらやるのは無理だな、と。じゃあ外注だ、と各社コンビニとケーキ屋で予約した結果、当日の受け取りに店を何軒もはしごするの大変!ということが分かった。今年はセブンイレブン一本で、オードブルからケーキまですべてを予約した。一つ気が付いたのは、分散されていると気づきにくいけど、集約するとけっこうな金額かかってた。こんなよくわからないイベントの為に散財してるな、って。こちとらサンタからのプレゼント代も負担しているわけで。

こうなってくると、うちはクリスマスをやらない、という選択肢もあるのではないだろうか。うちはうち、よそはよそ!そもそも無宗教なんだし。しかし、突然、はーい!サンタなんていませーん!ベロベロバー!というのは非人道的かもしれない。特に下の子は毎年各所で誰かしらが扮するクオリティーの低いサンタを見ているにも関わらず、サンタを信じている。クリスマスの朝にはプレゼントを持って、サンタさん来たよー!と嬉しそうに走ってくる。どこのものともわからない爺を心底信じてる。その信じる心を突然打ち砕いていいのか。トラウマにならないだろうか。

これはきっと、子どもを持つ親が通ってきた道なのだろうと思う。そして、各家庭が色々と考えた結果、子供が真実にたどり着くまでそっと見守る、というスタンスになるのではないだろうか。そう思うと、安易にクリスマスとサンタクロースを子供に植え付けてはいけなかったのかもしれない。よくよく考えもせずに家の周りを電飾で飾り、家の外にも中にもツリーを施し、あまつさえ、クリスマスリースまで飾っている自分がいる。スイミングスクールと子ども会のクリスマスイベントにも積極的に参加までしているじゃないか。となると、これはもはや己の罪なのではないか。そしてこの何年にも渡る散財はその罪に対する罰なのか。そうだったのか。メリークリスマス。

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