コロナで結婚式を延期&規模縮小したらメリットばっかりだった話
2020年6月に予定していた結婚式を9月に延期した花嫁です。
120名規模で行う予定だったところを親族のみの30名規模に縮小しました。
2~3月は延期をするかどうかで悩みまくり、延期を決定してからもTwitterで「#コロナ結婚式」のタグを検索しては、ゲスト側と新郎新婦側の気持ちの乖離具合に困惑したものです。
来月に結婚式を控えた今となっては、延期と規模縮小のもたらしたメリットの大きさを自分でも意外なほどに実感しています。
時間に余裕ができた!
結婚式の準備ってとにかく時間に追われるんですよね。早く式場を決めないと人気のところは取れなくなっちゃうし、衣裳も決めないと他の人にとられちゃうし、ウェディングプランナーさんに宿題は出されるし…
氏名変更などの手続きも同時進行で行う中、早めにやりたいんだけどとてもゆっくり考えているヒマがない!と後回しにしていたことがありました。
それは、保険選びです。
結婚式の延期を決めた途端、急速に結婚式準備へのやる気が薄れていく一方で、保険を検討する時間ができた!という方向に思考が切り替わり、ここぞとばかりに「ほけんの窓口」の門を叩きました。
女性は妊娠に備えて医療保険に入っておいた方がよいと聞いていたので、結婚式後に妊活を考えている私たち夫婦にとって、このタイミングで保険に加入できたことは本当に不幸中の幸いでした。
コロナに罹った後だと保険に入れない可能性もあったらしく、それについても罹患する前でよかったと胸を撫で下ろしました。
また、井上雄彦先生の「リアル」のように、自分がある日突然介護の必要な身体になってしまった場合、配偶者の負担をできるだけ減らしたいということもずっと考えていました。無事に保険加入できたことで、もし何かあってもとりあえず金銭的には大丈夫!という安心感を得られました。
結婚式延期は苦渋の決断でしたが、それまで「結婚式準備」に割かれていた脳みその領域を他にまわすことができたのは大きなメリットだったと思います。
批評されるプレッシャーがなくなった!
私もこれまでいくつもの結婚式に参列してきました。幸せそうな新郎新婦を見るにつけ、自分の結婚式に対しても想いを馳せてきたわけですが…
「遠方からやってきたのにお車代が無いなんて…」
「ブーケトスで独身女性として晒し者にされた!」
「新婦の二の腕たくましい(笑)」
どこからか聞こえてくる結婚式を批評する声…
正直、私自身もその声に加担してきた一人であります…
批評っていうか批判ですよね、もはや!
そんな背景がありました故、自分の結婚式準備を進めるにあたり、どの角度からも批判されることのない、ゲストに大満足してもらえる挙式&披露宴が実施できるよう、それはそれは細心の注意を払ってきました。
お車代や引出物は相場かそれ以上の金額で用意し、自分たちの衣装のランクを下げてゲストのおもてなしに予算を注ぎ込み、誰も傷付くことのない演出を考え、たるんだ二の腕と首のシワの改善のためにエステへ通い…
そんな努力も空しく、結局コロナ感染防止のため結婚式の規模を縮小して、友人や職場の方々は招待しないことに。
これを決めた当初は、準備してきたことが無駄になった…しばらくぶりに会えると思っていた友人たちにも会えない…結婚式やる意味あるのかな?と悲観的になりましたが…
小規模結婚式の準備に取り掛かってからは、多くのゲストが参列する中で「どう思われてるのかな?不快な思いしてる人はいないかな?」とビクビクする必要がなくなり、非常にすっきりした気分です!
やりたいことを心おきなくできる!
そんなこんなで親族のみで実施することになった結婚式。
私も夫もそこそこテンションが下がり、身内だけならテキトーでいいか…的な考えが頭をもたげはじめた頃。
待てよ、、、
やりたいけど無理だな、と諦めていたアレもコレもできるのでは???
そう思い付いてしまったら止まりません。
ホテルで人前式の予定だったけど、本当は神社で神前式がしたかった!
高砂じゃなくてゲストと同じ高さの席に座りたい!!
両親への手紙は人前で読み上げたくない!歌をうたってお茶を濁したい!
これらは、友人や職場の方々を招いて大規模に行う結婚式だと物理的に厳しかったり、恥ずかしいし引かれるかも、という理由で諦めていた演出です。
思い付く端からウェディングプランナーさんに相談し、結果的にすべて実現可能となりました。
最後に
コロナのせいで未だかつてなく先行き不透明な状況におかれ、それがよりにもよって人生で一番の晴れ舞台といっても過言ではない結婚式のときにぶちあたるなんて!!!!
2月にギリギリセーフで結婚式を挙げた友人もいたので、羨ましかったり妬ましかったり、負の感情に苛まれた時期もありました。
でも世の中を見れば、就職活動が難航している人もいる。立会いしてもらえず一人で出産した妊婦さんもいる。人生の大事なイベントがコロナのせいで思うようにならなかった人はたくさんいます。
それでも、みんなそれぞれ気持ちを切り替えてがんばってるわけですよね。
なので、私も私と同じような境遇におかれている方に、少しでもエールを送ることができればと思い、この記事を書いてみました。
これまで思い描いていた通りにはならなくても、意外とイイコトあるよ!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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