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『ベートーヴェンの生涯』(青木やよひ)を読んで気づいた、「歴史」のつくられ方

天才だけど変人。そういったこれまでの通説や俗説を翻しながら、確かな筆致でベートーベンの新たな人間像に光を当てる画期的な伝記。時代、歴史、周囲の人々、そして自身の運命に翻弄されながらも懸命に生きた一人の人間として描かれるベートーベンは、強くたくましく、そして何よりやさしさに溢れている。彼の作品がいっそう深みを持って聴こえるようになった。歴史は、それがどう描かれるかによってまったく別の姿を見せるのだ。(200字)

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