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ぷらっと糸島 至福の雨キャン|博多幸福論#034

キャンプに行きたい。予定は空いてる。予報は雨。
山の雨キャンは、たぶんきついぞ・・・。
そういう時は、ちょっと寒いけど海のほうへ行くしかない。
そうだ、糸島行こう!!

って、いやぁ、それにしても福岡ってやっぱり最高じゃありません?
山も、海も、川も、街も、ちょっと足を伸ばせばすぐに行ける。
福岡というこたつに入りながら、リモコンもおかしもお茶もすぐ手の届くところにある怠惰で極楽な生活をしてる気分・・ちょっと違うか。

今回のキャンプ場は、糸島の野北海岸というサーファーにも人気の海岸近くにある。
あいにくの雨で客は少なく、見晴らし良好。しかし、サーフスポットだけあって海風が強い。キャンプ場に着いた時点で地面はすでにぬかるんでいたけど、早くテントを立てないと道具も私たちもずぶ濡れになってしまう。
「本当に、テント置くのか…ここに…?」
ドロドロの地面にテントを置く勇気が、まずなかなか出てこない。
よし・・置くよ・・・

小雨が降るなかテントを張ったら晴れ間が見えてきた。
このまま晴れることを願ったけれど、晴れ間は一瞬だった。

心地よい雨の音を聴きながら、前菜といきましょう。
今回の前菜は、キャンプ場に来る途中に寄った志摩の四季というお店で買った、糸島の牡蠣
正直、「牡蠣はやっぱり厚岸には敵わないんじゃないの?」と思っている。

生食用の牡蠣なので、まずはレアレアのレアでいただきます。
「!?!?!?????!!!!!!!!!」
これは美味しい!
フレッシュでジューシー。コクはあるけどあっさりしてる。コッサリ。

1200円でこんなに美味しい牡蠣を堪能できるなんて。
美味しいの涙で目が霞み、口の中は海になった。

厚岸との比較はどうなっとんねん?という話ですが、厚岸の牡蠣は濃厚クリーミーでまさに海のミルクという感じ糸島の牡蠣はもうちょっと爽やかで、海のコーラみたいな感じかな。

このあとも、たくさん調理してたくさん食べた。
だけど、この牡蠣の衝撃が最初にして一番だった。

雨の設営で疲れたのか、父子は早めに寝落ちした。
私はひとり静かにお酒を飲み続け、空を観察していた。
だんだんと雲が薄くなって、こんなにも明るい満月が見えているのに、誰にも共有できない。
深夜トイレに行った時には、満点の星空と満月を横切る飛行機がまるで絵本の世界のようだった
そういう時に限ってスマホも持たずに歩いていたし、やはり誰にも共有できなかった。

翌朝。早く寝たというのに7時を過ぎても起きない父子。
キャンプを始めた当初は腰が痛いとか寒いとかで熟睡できなかったけど、10センチ厚のインフレーターマットにした時からキャンプの寝床事情が大きく変わった
下からの冷気はシャットダウンされるし、家のベッド同様のふわふわマットだし、なんだかものすごくゆっくり眠れてしまう。
キャンプの朝の景色は何ものにも代え難いけど、テントの中で寝てるのも気持ちいいんだよね・・・。

糸島のトマトとパプリカ、そしてパン
コンソメと塩で軽く味付けしただけの、この朝ごはんが絶品だった。
もし何かがどうにかなったら糸島に移住したい

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