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「向き合うことを止めたくないから」HLAB 2024 Board Introduction #17 Yusuke Kaneko

2024年8月に行われる予定のHLAB サマースクールを中心となって運営していく学生メンバー(ボードメンバー)の、サマースクールや運営に携わる思いをお届けする「HLAB 2024 Board Introduction」。

今回は女川の財務全体を担う、金子佑介さんにお話を聞いてきました。


金子佑介 Yusuke Kaneko
出身地:千葉県市川市
学年:学部3年
最近の悩み:大学での制作が直前にならないと捗らないこと…
2024年の抱負:心身のコンディションと整えていいパフォーマンスを維持する


大好きだから

あなたが去年/過去参加年を経て、女川財務ディレクターになった理由はなんですか?
私が初めてHLABに関わったのは高校1年生時の、2018女川のサマースクールでした。側から見れば自由で恵まれた環境にありながらも、なんの生産性も持たずに怠惰な日々を過ごしていました。そんな自分に嫌気がさし、「ここで申しこまないとずっとこのままになるのではないか」という危機感から応募しました。辛い経験はありながらも、本当の意味で心許せる人々との出会いにも恵まれ、充実したサマースクールでした。この夏をきっかけに今の私の進路選択や考え方があるのは間違いないと思います。

そして昨年2023群馬の運営委員となりました。HLABは自分に大きな影響を与えてくれたものであったからこそ、戻ってきたい気持ちが強くありました。しかしながらHLABと直接関わることのなかった間、人との繋がりを失う怖さといったものを感じる機会があり、新たな繋がりを持つことに億劫になっている自分もいました。そのような複雑な気持ちを持って望んだのが昨年でした。

サマースクールのプログラムのいくつかを担当し、企画運営を行いました。どのようにしたら高校生の体験がより良いものになるかを一心不乱に考え、動いていた時間はとても充実感を感じていました。その一方で高校生一人一人とちゃんと向き合えていたのか、良いメンターでいられたのだろうか、という疑問が残る期間となりました。

そして今年私はボードとしてまたHLABに戻ってきました。その理由には、より最高の夏を作りたい、財務として当たり前に成り立っているのではないサマースクールを支えたいといった前向きな気持ちもあれば、去年の後悔や、HLABコミュニティへの未練といった後ろ向きな気持ちもあります。しかし結局は、プラスな気持ちもマイナスな気持ちもぶつけることができるHLABが大好きだからに尽きるのでしょう。

2018女川での一枚

-HLAB 2024  Vision-
Light your future
-灯そう、ここから-

負の気持ちを糧に

HLAB 2024全体のVisionのように、あなたが自分の未来を切り開いて、灯した経験/瞬間は何ですか?
私にとって高校生の時に参加したサマースクールでの経験が「灯した瞬間」と言えると思います。当時の私は中高一貫の男子校に通っており、自分の未来について考えることも無く、大学受験をするのが当たり前に感じており、比較的理系科目の感触が良かったために漠然と工学部とかにいくのかなと考えていました。そのような自分がもった危機感から参加したのがサマースクールでした。

サマースクールに参加し、私は自分自身をいい意味で嫌いになりました。なんの成果も残していないにも関わらず、自分には何か成せるのではないかと自分に期待している自分を自覚したことが、非常に情けなく思いしんどかった覚えがあります。しかしその思いは、なりたい自身の姿を考えさせるきっかけとなり、エネルギーとなりました。

進路選択の面でも、サマースクールは特別な瞬間でした。そこで出会った大学生のひとりに、エンジニアリングとデザインの分野を横断し学ぶ方がいて、その姿がビビッときたのです。元々ものづくりに対して関心を持ってはいましたが、将来何か1つの専門分野の立場にいる自分の姿を想像した時にあまりワクワクしませんでした。しかしそれらを横断する姿を前にした時、ただひたすらに面白そうという気持ちが浮かびました。今まで分野に囚われた将来像しか思い浮かべられなかった自分が、その枷を外すことができたという意味でもサマースクールは貴重なきっかけを私にもたらしてくれたと思っています。

-HLAB 2024  リーダーシップ・プログラム テーマ-
一人ひとりが先に進み続けるための、より熱くてより強い、最初の場を作る

The best stage

今年のリーダーシップ・プログラムのテーマとして「より熱くてより強い、最初の場を作る」とありますが、あなたが作りたい「最初の場」はどんな場所ですか?

質問とは少しそれてしまいますが、参加者としてサマースクールに参加した夏、私は「あなたにとってハウスとは」という質問に「the best stage」と答えていました。ぼんやりとではありますが、取り繕った自分ではなくありのままの自分に暖かなスポットライトを当ててくれるような感覚を感じ、そのように答えました

私は自身のHLABとの接点を振り返る中で、今回のこの質問に対しても「the best stage」が浮かびました。高校生の当時、偶然の重なりから生まれたハウスに対してのこの思いですが、今度は能動的にかつより多くの人々とこの暖かさを共有したいです。偶然ではなく叶えたい強い望みとして、共にプログラムを走る一人一人にスポットライトを当て、ありのままの仲間が輝く、そんな最初で最高の場所を作りたいと思っています。

2023群馬の運営委員と共に

1番生きてる心地がする場所

あなたにとって、HLABは何ですか?
私は人と関わり多くの話をする、そんな時間がとても好きです。HLABには人に関心が高い人が多くいます。多くの人が素直な姿で、面と向かって関わりあっているからこそ、私にとってHLABはとても居心地のいい環境に感じています。そのような環境だからこそ、ありのままの自分で歩みを進めることができています。ゆえに私にとってHLABは1番生きてる心地がする場所です
そしてそのような大学生が、本気で高校生と向き合い、高校生の人生に何かを届けようとしているのがサマースクールです。準備期間やサマースクール後の時間もさることながら、サマースクール当日の7日間が1番生きてる心地がする瞬間です。

色褪せることのない「きっかけ」

これから参加してきてくれる運営委員と一緒に、どんなHLAB 2024 サマースクールを作り上げたいですか?
時々高校生で参加したサマースクールの写真などを見ると、あの7日間の衝撃を今でも生々しく思い出します。同様に昨年の夏、初めて大学生の立場で参加したサマースクールの7日間も鮮明に頭に残っています。人それぞれサマースクールに対しての思いも異なれば、それを通し感じるものも異なると思います。しかしそんな参加した全ての人にとって、色褪せることのない特別な1週間を私は作りたいと思います。

それに加えて、サマースクールという特別な非日常はすぐに終わってしまいます。全く悔いなくこの期間を過ごせる人は決して多くないと思います。サマースクールが終わりいつもの日常に戻ったとき、7日間が完結した思い出ではなく、それぞれにとって色褪せない「きっかけ」の場となれていたら、最高のサマースクールを作れたと言えるのではないでしょうか。


HLABは、寮生活とリベラル・アーツ教育を通じて、人々が常に身近なロールモデルから刺激を受ける革新的な学びの体験や空間、そして持続的なコミュニティをデザインしています。

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