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輪廻する宇宙(4)

横山順一著『輪廻する宇宙』の構成は下記の通りです。今回は第二章を描きます。

  • 序章 輪廻転生とは何か 転生者の捜索と科学の方法

  • 第一章 宇宙の中味をさぐる

  • 第二章 宇宙観の変遷 偏見からの解放

  • 第三章 加速膨張宇宙の謎

  • 第四章 ダークエネルギーの正体

  • 第五章 宇宙のはじまり

  • 第六章 宇宙の将来

  • 終章 ダライ・ラマとの邂逅

第二章 宇宙観の変遷 偏見からの解放
古代エジプトの宇宙
古代エジプトのラメセス王の玄室の天井画には、3450年前の古代エジプト人が持っていた宇宙観が描かれている。

天井には胴体をうんと長くデフォルメされて四つん這いになった二人の女神が描かれている。この二体はいずれも天の神様ヌウトであり、その両手で空が落ちてこないように宇宙を支えているのである。

それそれの神様は、昼と夜を表し、昼間星が見えないのは、この神様が星を食べてしまうから、夜が暗いのは、神様がお日様を食べてしまうからというのである。そして半日たつと食べきれなかった星と太陽が現れてくるので、一日が繰り返されるというわけだ。

荒唐無稽な話しではあるが、地上に昼と夜があり、空が落ちてこないという三つの観測事実を説明したという点では、統一理論のさきがけだ、と横山氏は評価している。

横山氏は、ルクソールで見た巨石文明に驚いたそうです。力学の知識は現代よりも優れているのではと述べている。

【私は、アマゾンプライムの番組で「古代の宇宙人」シリーズを度々観ている。この番組の出演者たちは、世界各地にある巨石を、いったい、どうやって運搬し、設置したのかと驚きの声を毎回あげている。

古代人どころか現代人の文明をもってしても、できそうにないから、きっとより高い文明をもった宇宙人が地球にやってきて実施したに違いないという荒唐無稽な話しとなる。

座談会では、土木建築の専門家たちも加わって真面目に討論しているので、真剣に聴いてしまう。怪しい人だと思われてしまうのを避けたいために、こそっと観ていた。しかし、理学博士の高水祐一氏も、ある著作でこの番組が好きだと述べていたので、安堵している。】




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