実熊 秀史

2022年3月26日に投稿を開始してから、昨日(2023年9月26日)までで550日の…

実熊 秀史

2022年3月26日に投稿を開始してから、昨日(2023年9月26日)までで550日の連続投稿となりました。飽きっぽい性格なので、1年半も続いているものだと、我ながら、驚いています。主に読書メモを書いてきましたが、今後は、これに拘らずに、種々のことを投稿していくつもりです。

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無意識の本質洞察

外部的な世界構成(信憑構成)と内部的な信憑構成は本質構造に違いがある。 外部については、直接的な周囲世界、日常世界、そして自然世界の存在現実性と客観性は、われわれの物理ー生理的身体との因果連関的相関性において、また他者との相互確証によって、たえざる間主観的な妥当性が生じている。 しかし、内部の信憑構成については、他者の心、人格、無意識を物理的連関によっては検証しえず、第一に他者身体(言葉を含む)の表現性を介して、第二に、相互的、間主観的関係行為による信憑形成においてのみそ

    • カール・マルクス 著『資本論 』第二巻 第一篇 第二章、第三章、第四章 読書メモ

      カール・マルクス 著『資本論 』読書メモ(1)~(172)をすでに投稿済ですが、第二巻 第一篇 第二章、第三章、第四章に目次をつけたものを再掲載します。 第二巻 資本の流通過程第一篇 資本の諸変化とそれらの循環第二章 生産資本の循環生産資本 の 循環 は、P・・・W'・・・G'ーW・・・Pという一般定式をもつ。この循環は、生産資本の周期的に更新される機能を、したがって再生産を、すなわち価値増殖に関係をもつ再生産過程としての生産資本に生産過程を、意味する。 単に剰余価値に生

      • ウィトゲンシュタインと言語哲学(分析哲学)

        現代論理学を創始したフレーゲに深く影響を受けた前期のウィトゲンシュタインは主著『論理哲学論考』(略称論考)で思考の限界、言語の限界を引くことによって、哲学上の諸問題は解決したと考えた。 自然科学「自然の数学化」という方法によって自然の客観認識をなしとげたように「言語の数学化」を現代論理学は狙っていた。 言語の数学化に関して、竹田青嗣氏は次のように述べる。 ウィトゲンシュタインの論考もまさしくそういう試みだと言う。 後期のウィトゲンシュタインは論考の理論をみずから解体す

        • 大リーグとプロ野球

          大リーガーの大谷選手については、水原さんの賭博問題で大騒動となっていましたので、これでは野球どころではなくなるなという不安感で一杯でしたが、最近は、それもおさまってきて、ホッとしているところです。 ホームラン数は、彼にしては少ないですが、打率がすごいことになっています。ただ、打率というのは、下がるものですから、その点ホームランは、打つたびにドンドンと積み上がってきますので、矢張りホームラン打ったかどうかが毎日気になりますね ついでながら、阪神のことにふれます。オープン戦で

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        無意識の本質洞察

          哲学者永井均のキーワードについて

          永井均という哲学者がX(旧Twitter)をほぼ毎日投稿しています。彼のプロフィールには、下記のように書かれています。 「私が何を言っているのか理解したい方は、まずは近年の主著である『世界の独在論的存在構造-哲学探究2』(春秋社)からお読みください。これら拙著における議論を前提にしたことを呟きますので、読まずにリプライ等をしないようにお願いします。」 「何を偉そうなこと書いているのじゃ」と反感をもちつつも、数年前に買って、四苦八苦しながら読みました。これ以外にも、十数冊購

          哲学者永井均のキーワードについて

          カール・マルクス 著『資本論 』第二巻 第一篇 第一章 読書メモ

          カール・マルクス 著『資本論 』読書メモ(1)~(172)をすでに投稿済ですが、第二巻 第一篇 第一章に目次をつけたものを再掲載します。 第二巻 資本の流通過程第一篇 資本の諸変化とそれらの循環第一章 資本貨幣の循環資本の循環過程は三つの段階をなす。 第一段階:資本家は商品市場と労働市場に買い手として現れる。彼の貨幣は、商品に換えられる、すなわち、流通行為G-Wを通過する。 第二段階:資本家による購入商品の生産消費。彼は資本家的商品生産者として活動する。彼の資本は生産過程

          カール・マルクス 著『資本論 』第二巻 第一篇 第一章 読書メモ

          中島義道著『ウソつきの構造』を読みました

          本書のタイトルは「ウソつきの構造」と称しているが、「人がウソをつくのは不思議でならない」と訴えているわけでもなく「人がウソつくのはあたりまえだ」と居直りたいわけではなく、「人はなぜウソをつくのか」を端的に解明している、と中島氏は述べている。 といっても、ウソという広大な範囲をすべてカバーしているのではなく、親子間、夫婦間、友人間などのごく親しい者同士のウソは省いています。 さらに、振り込め詐欺や手抜き工事などのはっきりとした悪意を含んだウソは、発覚すれば法廷制裁の対象とな

          中島義道著『ウソつきの構造』を読みました

          カール・マルクス 著『資本論 』第一巻 第七篇 第二十四章、第二十五章 読書メモ

          カール・マルクス 著『資本論 』読書メモ(1)~(172)をすでに投稿済ですが、第一巻 第七篇 第二十四章、第二十五章に目次をつけたものを再掲載します。 第一巻 資本の生産過程第七篇 資本の蓄積過程第二十四章 いわゆる本源的蓄積第一節 本源的蓄積の秘資本の蓄積は剰余価値を、剰余価値は資本主義的生産を、これはまた商品生産者を手中に比較的大量の資本と労働力とが現実にあることを、前提とする。 したがって、この全運動は、一つの悪循環をなして回転するように見え、われわれがこれから逃

          カール・マルクス 著『資本論 』第一巻 第七篇 第二十四章、第二十五章 読書メモ

          プログラミングと論理学

          プログラミングと言えば、論理学に関連してきますので、現代論理学の創始者として、また、それを基にした言語哲学の祖として知られているゴットロープ・フレーゲを古田徹也共著『経験論から言語哲学へ』から学びます。 アリストテレス以来の伝統的論理学は「名辞論理」とも呼ばれている。というのは、推論を構成する命題の基本型は、ーー例えば「動物は生物である」のようにーー、「主語+述語」とし、主語も述語も名辞として理解するからです。 名辞論理がカバーできる推論の範囲は、次に述べるように狭いと古

          プログラミングと論理学

          「空き家の相続登記の義務化」の件

          この4月から、空き家の相続登記の義務化される法律改正がなされました。 そのために、急いで先月登記を済ませたことは、先月のnoteに投稿しました。 そのせいか、不動産会社から、チラホラと購入を希望されている方がいるという案内書が届いています。 空き家問題が深刻化してきたための法改正だということは理解していたが、不動産業務の活性化の意味も含まれているのではと思われる。 法務局で調べて連絡したと明記しているが、まったく知らない業者から連絡がくるという個人情報がじゃじゃ漏れ状

          「空き家の相続登記の義務化」の件

          ヒュームによる「因果性に対する懐疑論」について

          寝そびれてしまい、明け方になってようやく寝付いたので、頭がぼやけていて、まったく働いていないため、カツを入れる意味でnoteを開いてみた。 こんな状態で、ヒュームによる「因果性に対する懐疑論」のことを書こうとしています。 大丈夫かいなという疑問を抱きつつ、書き進めているうちに調子が上がってくることを期待しているのです。 さて、われわれは、仏教の因果による縁起という概念を取り出すまでもなく、世界は原因と結果によって成り立っていることを直感的に理解しています。 だが、ヒュ

          ヒュームによる「因果性に対する懐疑論」について

          ユーチュバーについて

          ここ数日、プログラミングPythonについてのYouTube動画の解説を聞いていて、哲学書の解説者と似ている人がいると思った。 声質が必ずしも似ているわけではないが、声のトーン、テンションの上げ方、決まり文句などに同一性を感じた人がいたということです。 初心者に理解してもらおうという熱意がそうした類似性を生むのかも知れないです。 その熱意は感じるが、ある人に特定して学んでいると、どうしても痒いところに手がとといていないというもどかしさがあり、ストレスが溜まるものです。

          ユーチュバーについて

          カール・マルクス 著『資本論 』第一巻 第七篇 第二十三章 読書メモ

          カール・マルクス 著『資本論 』読書メモ(1)~(172)をすでに投稿済ですが、第一巻 第七篇 第二十三章に目次をつけたものを再掲載します。 第一巻 資本の生産過程第七篇 資本の蓄積過程第二十三章 資本主義的蓄積の一般的法則第一節 資本組成の不変なばあいにおける蓄積に伴う労働力需要の増加 資本 の 組成 は、二重の意味に解されねばならない。価値の側から見れば、それは、資本が不変資本または生産手段の価値と、可変資本または労働力の価値すなわち労働賃金の総額とに分かたれる比率に

          カール・マルクス 著『資本論 』第一巻 第七篇 第二十三章 読書メモ

          帯に短し襷に長し

          YouTubeでプログラミングを学ぶために、複数のユーチューバーが配信している番組を覗いてみたが、どれも帯に短し襷に長しのだったので、結局 Webの「Google Colaboratory」にアクセスすることにした。 当初はWebではなくパソコンにAnaconda、Pythoncharm、 VScode、 Pandas、Dockerなどをインストールすることで、Pythonの環境構築することを目指したが、パソコン仕様の実装RAM数がぎりぎりなために諦めた。 様々なPyth

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          さまざまな出来事

          今日は、テーマを決めずに、世の中で起こったこと、自分自身のことを書き連ねることにします。 まずは、大谷選手のことです。 直近のニュースによれば、大谷選手は、賭博には全く関与していなかったことが証明されました。銀行口座を開設する日に、水原氏は通訳として同席していた。そのために全ての情報を知ることができる立場にあった。だから、難なく大谷選手の口座から引き出すことは可能であった。 しかも、銀行、経理担当者などとの連絡については、大谷選手をシャットアウトしたということなので、や

          さまざまな出来事

          パソコン歴について

          #いま始めたいこと 私は、新しもの好きだったので、PC-6000というパソコンが1980年代の始めに売り出されたときに、すぐに手が出ました。 ただし、このパソコンは、BASICというプログラムを入力しなければ、ただの箱にしかすぎないので、しばらくは、出来合いのプログラムをそのままなぞっていると、テトリスやシューターなどのゲームが作れたので、夢中になっていました。 ところが、自分でプログラムを開発する気持ちと能力がなかったために、すぐに挫折してしまい、しばらくはパソコンか

          パソコン歴について