◆新古典主義様式は華美なロココの反動もあり、また1738年に発掘されたヘルクラネウムやポンペイなどの古代都市の影響もあり古代美術を称賛し、古代都市に着想を得た版画が大流行する
◆ルネサンス以来の古代ブームとなる

㊳ジャック=ルイ・ダヴィッド1748-1825

【新古典主義】フランス
◆フランスの商人の子として生まれ、9歳の時父親が決闘で殺害される。そのあと裕福な叔父によって育てられる
◆ダヴィッドが絵に興味をしめすと、フランソワ・ブーシェのもとへ送るが、当時50代だったためマリー・ヴィアンという画家を紹介し、師事する

「マラーの死」

【新古典主義】フランス　キャンヴァス・油彩　
ブリュッセル、ベルギー王立美術館

◆フランス革命のジャコバン派指導者ジャン=ポール・マラーの死の場面を描いた
◆マラーを英雄化して描くことでジャコバン派を称揚することが狙い
◆マラーは皮膚病の治癒のためにバスダブで過ごす時間が長かった

「サン=ベルナール峠を越えるポナパルト」

マルメゾン城所蔵

◆1799年の軍事クーデターのあとナポレオンはダヴィッドにフランスの勝利を記念する絵を複数枚描くよう依頼
◆1804年ナポレオンの首席画家に任命
◆ほぼサイズがおなじで非常によく似た作品が5作品ある
いろいろな宮殿に所蔵されている