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美術検定4級合格をめざします!⑦ Albrecht Dürer

⑦アルブレヒト・デューラー1471-1528
「自画像」1500年

【北方ルネサンス】ドイツ 板・油彩
ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク
北方ルネサンスとは:イタリアの北方にある、フランス、ドイツ、イングランド、オランダ、ポーランドなどで花開いたそれぞれのルネサンス文化(ルネサンスの運動は15世紀前半までイタリアの諸都市国家にとどまっていましたが15世紀後半には国を超えて広がっていった)

1500年 67×49㎝

北方ルネサンス最大の画家といわれている。
ドイツ、ニュルンベルク出身
◆28歳の時の作品 この時代、人物を正面から描くことはキリストを描くことだったため、デューラーは自身をキリストになぞらえて描いた作品といわれている
この他にも自画像を多く描いた
◆細部にわたる緻密ちみつな描写の作品がデューラー作品の特徴

デューラーのモノグラム

自らの名の頭文字「AD」から

モノグラム:「組み合わせ文字」2つ以上の文字や書記素を組み合わせた記号 《例》ルイ・ヴィトンの「LV」/シャネルの2つの「C」
◆画家が自身の作品のサインにモノグラムを用いたのはデューラーが初めてといわれている

「ヨハネの黙示録」1498年~

油の煮えたぎった鍋の中にいるヨハネの場面

◆自費出版した木版画の連作。新約聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」の記述から14点を木版画に描き、そこにヨハネの肖像を加えたもの。デューラーの名を一躍世間に知らしめた
◆デューラーは版画作品も数多く手掛けている。絵画よりも低い価値とされていた版画を芸術の域まで高めた
◆デューラーの三大銅版画は「騎士と死と悪魔」「メランコリア」「書斎のヒエロニムス」

「野うさぎ」1502年

A4サイズくらいの作品

◆動物や植物も多く描き、繊細な描写 うさぎの瞳の中にはこの作品を描いたアトリエの窓枠や床の影まで描きこまれている


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