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混雑した車内で目の前の優先席が空いたら

会社に行く時と帰り、電車めちゃくちゃ混んでいます。もう身動きできないくらい。

前に座っていた方が降りて、目の前が空いたら、迷わずみなさん座るかと思うのですが、
それが優先席の場合、どうされますか?

こういう場面では「座らない」という選択があるかと思います。

優先席ですから、この席を必要とされている方が優先となるわけで、是非そういう方に座ってほしいのです。でもいらっしゃらなかったら、座ってもいいのですよね?

でもちょっと座りずらい。次の駅で、もしそういう方が乗ってきたらと思うと、気づくだろうかとか気づかなくてはいけないとかなんだかプレッシャーを感じたりして、ガラガラに空いている時などでも、極力この席は避けて座るという選択をしてしまいます。

では、最初の話に戻ります。
身動きができないほどの混雑した車内です。
目の前の優先席が空いたら。

今朝、そんな場面があったのです。
でも正確にはわたしの斜め前の席でした。

真前に立っていた若い男性は頑なに座ろうとされず、でも身動きできないくらいなので、真正面に立たれていて、誰も割り込んできてまで座れないような状況。

わたしは気になってしまいました。

なんていうか…みんなで食べていたおいしいお菓子が最後の一つだけあって、みんなが遠慮しているからたべるに食べれないし、でも食べちゃうのもいやしいような、みんなの気持ち考えてない人って思われそうだし、でも人一倍気にしてるのもそれこそいやしくて恥ずかしいような、(たとえがおかしいかなー💦)
なんだかソワソワしちゃう気がしてしまいました。

わたしだったら車内に少し余裕があり、
とは言っても、身動きできるくらいの余裕があるという感じではありますが、
そういう時、だれかこの優先席を必要とされている方がいないかなと感じながら(特に見渡したりなどはしない)どうぞーどなたかよかったらどうぞー。というオーラを出しながら体を少し席から離して見せたりします。

だから目の前に立つ男性もそんな思いでいらしたのではないかなと思ったんですよね。本当は席から体を離して誰かどうぞーってしたい感じ?

さて、席はそのまましばらく空いたままでした。

しかし、電車が動きだそうとしたその時、
わたし、斜めからズイッといきました。
もう我慢できなかったんです。空いていることが。
「すみません」とちいさーい声でいいながら会釈して座らせていただきました。

その駅から2つ目で降りるんだったんですけど、
空いている席を目の前にして
どうしても落ち着かずその席をうめるべく、座らせていただきました。

優先席はすわっちゃいけない訳じゃないけど、
座る理由がなければ罪悪感がある。
という気持ちがいつもどこかにあります。

でも、人1人の場所すら確保する場がないような場所で、ぽこんと空いている、しかも座れる!という場所があるのに、見て見ぬふりするほうが、この空間を空けっぱなしにしておくほうが迷惑かも?とかまで思い、強迫観念をいだくわたし。だってそこに1人座ったら、わたしが立っていた場所に誰かが来ることができ、立っている人の殺人的に密集している空間が少しだけでもゆるやかになるかもしれないじゃないですか?

どちらが迷惑?
よくそんなふうに考えることがあるのです。
だからといって、日頃すごく気が利くとか思いやりがある人間ではありません。
無駄なところで無駄に考えすぎるよねと言われることも。とほほ


でも、電車を降りながら、

そんなこと心配せずとも、
それこそ席を譲られる日がすぐにくるよーと
我ながら思ってしまいました。
てへ。

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