見出し画像

躊躇

おはようございます。

今日は私の奥底にあった気持ちを綴ろうかと。
どこに書こうかとずっと迷っていて出せないでいたやつ。

私は日本生まれの日本育ちで、特に海外に興味があるというわけでもなかった。
そんな私が留学生という立場でアメリカに住むには何千、何万…数えきれないほどの試練がある。
その大変さは小さなものから大きなものまでさまざまだけど、間違いなく全て大変ではある。
だいたいの留学生はその国がどういう国なのかちゃんとは理解しきれていない。だからもちろん慣れてもいない。
それはそうだ、何年も住んでる人たちと比べれば知識も経験も足元にも及ばない。

ただ私は「留学生の立場」としてアメリカがどんなところか、この国での生活、リアルな体験、心境などの記録を残したい。
時にはnoteで、時にはインスタで。

車椅子ユーザーが留学することはあまり例がない。全くないことはないけど、情報も少ない。

ん?なぜいきなり車椅子の話が出てきたんだ?
と思われたかもしれない。

そう、私は車椅子ユーザーだ。
自己紹介の投稿時に「私は車椅子を使って生活をしています」とは言わなかった。プロフィールにも現時点では何も書いていない。

私は"車椅子ユーザー"と名乗るのが時と場合によるがあまり好きではなかったりする。留学用インスタアカウントの開設も迷いに迷って始めた。
車椅子で留学していますと言えば特別感があるかもしれない(特別感という言葉は不適切かも…)。不自由を抱えて生活するだけでも大変なのは事実で、その上で何かに挑戦する事は周りからしたらすごいことなのかもしれない。でも私はこういう場合の"特別"とか"すごい"という言葉に違和感を覚える。もちろんすごいと言われても嫌な気持ちにはならない。そこに「車椅子なのに」とか「車椅子だから」という言葉が付かない限りは。
大抵、すごいと思うの場合は身近なものと比べてor自分と比べてということが多いと思う。つまり、私はそういう比較が嫌いなのだと思う。だから、不自由な体で留学してるなんてすごいとか不自由=特別という認識ではなく、不自由がある中でどうやって留学生活をしてるの?っていうふうに興味を持ってくれる方が100億倍嬉しい。いや微妙なニュアンスすぎてこれで伝わっているか不明だ笑

ここまで書いていて思ったけど、漠然とした気持ちを言葉にするって難しすぎる。

だから私にとってここはすごく葛藤する部分なのだが、毎回インスタなどにハッシュタグを付ける時に"車椅子"というワードを含めるか迷う。プロフの文も同様だ。
情報提供はしたいし、車椅子で海外に留学するリアルを知って欲しいとも思う。私自身も車椅子での生活の情報がほしかったりするし。
ハッシュタグやプロフィールはみんなが私のアカウントにアクセスしやすくするためのもの、そう思うと付けたいが、やっぱり毎回躊躇う。

そもそも私は車椅子に乗ってる自分に対していいのかな?と思うことがよくある。
担当医に「私って車椅子使っててもいいんですか?」と聞いたこともある。

なぜ私がそう思うか。
それは、頑張れば歩くことができるからだと思う。日によってまったく立てない日もあるけれど、少し歩いたところで問題ないことの方が多い。だけど油断していると倒れてしまう。
私は車椅子をまだ自分の体の一部として受け入れられていないのかもしれない(この体になってからだいぶ経つけど)。そして都合よく使っている"乗り物"になってしまっているのかもしれない。

"車椅子は必要ならば誰でも使っていい"
この"必要ならば"というところに私は"いや、必要じゃない時もあるから"と、勝手に使いづらさを感じているのだと思う。

こういう状況や私を取り巻く環境が車椅子に頼る生活や車椅子ユーザーとして自信を持って生きることを躊躇している理由なのかなと思う。

すごく難しい話なので上手な文章ではない。
これを読んで嫌な思いをする方もいるかもしれないがご容赦頂きたい。

結論、情報はできる限り発信したい。
アメリカの楽しい部分、面白い部分、すごい部分、大変な部分、綺麗な部分、綺麗じゃない部分、怖い部分、いろんな面をたくさん伝えたい。私の目線で、私の立場で。そこには留学生として、車椅子ユーザーとして、大学生として、日本人として、たくさんの見解がある。


車椅子ユーザーを名乗るのはまだ少しハードルが高いけど、発信することは続けたい。
自信は後からついてくるものだというし(?)笑

そしてそのうち普通に車椅子ユーザーだとプロフにもがっつり書いているのかもしれない。(ちなみに留学用のインスタアカウントの方は躊躇いながらも1つ2つと車椅子関連のハッシュタグを少しずつ付け足しているのである笑)

あ、留学用のインスタはプロフィールにリンクを貼っておくのでよかったら覗いてみてください。

今回はここまで。
読んでくれてありがとうございました。

はなび


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?