『The King〜永遠の君主〜』2話感想

私のお気に入りNetflixドラマ『The King〜永遠の君主〜』の物語と感想を書く2回目です。
2話ですね。

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ソウルのど真ん中で美しい出逢いを果たした大韓帝国皇帝イ・ゴンと大韓民国刑事チョン・テウル。

と言っても、当然感動したのはゴンだけで、パラレルワールドとか皇帝とか口走るゴンは、テウルは「半分イカれためんどくさい奴」でしかありません(笑)

ずっと後になり、ゴンが「あの時の君の態度は理解できたから」と優しいところを見せるシーンがありますが、この辺りのテウルは本当に冷たく、見ていてゴンが可哀想です(^_^;)

ですが、平行世界に身一つ(+白馬のマクシムス)で放り出された割には、ゴンは持ち前の余裕とよく回る頭を使って着々望みを叶え、平行世界を楽しみます。
頭に来ながらもつい手助けしてしまうテウルも、根は優しいわけです。

また、不審者にすぎない大韓民国でのゴンですが、本人も大いに自覚している通り、立っているだけで「カッコイイ」「顔を(写真に)撮って」と騒がれ、図書館で大韓民国について調べている間に、女性達から山のようなドリンクの差し入れをもらう事態に(笑)

もう、この回の皇帝イ・ゴンはメチャ可愛いです。
私はこの辺りまで、彼にとって身分証明書の女性はどういう位置づけなのか、よくわかりませんでした。
25年にわたって孤独な皇帝の心の支えだったことはわかりますが、目の前に現れたのは、写真と同じ30歳の若い女性です。

しかし、見ているうちに、ゴンは早い段階で、ほぼ一目惚れでテウルを好きになったんだなと思うようになりました。

テウルは最初から刑事として不審者扱い、容赦ないですが(T ^ T)、ぽんぽんきついことを言うテウルに唖然としながら、「そういう性格だったのか」「新鮮だ」と前向きです。

一旦解放された後も、何かとテウルに電話をかけまくったり、テウルの同僚カン・シンジェに「失礼だが、彼女とはどういう関係だ?」と訊いたり。
皇帝だけに、あまり他人に遠慮はしないのでしょう(笑)

ちなみに、シンジェを演じるキム・ギョンナムは実際は少し年下なのか、NetflixのYouTubeチャンネルでイ・ミンホのことを「ミンホ兄さん」と呼んでいて、ドラマの中とは違うシャイな笑顔が素敵でした。

一方、みんなから「姉さん」と呼ばれていたのが大韓帝国総理ク・ソリョン役のチェ・ウンチェ。
初めて出てきた時、あまりに若くて美人なので、まさか総理大臣とは思いませんでした。
この人もいい性格で、狙いはずばり「皇后」の座。

皇帝の母親がわりのノ尚宮や皇帝本人にも「できれば嫁ぎたい」とズバッと言うほど野心を隠しません。

『愛の不時着』を高く評価する向きから、比べてこの作品のソリョンの描き方は不評です。
「所詮は権力者の妻の座を狙うあたりが感覚が古い(女性として自立の程が今の感覚では不足)」と言われてしまっていますが、最後まで見て下さい

竹笛の力を知ることになったソリョンは、最終的にこれを手に入れようとします。
「なぜ皇室の男達だけに独占させておく必要があるのか」と言うことです。

まあ失敗するのですが、彼女の底知れぬ野心を垣間見るエピソードです。

軽く敵役ではありますが、同性として、この彼女の男を全くものともしないパワフルさは魅力でもあります。

そうは言っても、ソリョンもちゃんと皇帝ゴンに恋をしていたと思うんですよね。

テウルという「婚約者(ただし皇帝は返事をもらっていない)」が不意に現れ、自分にはけんもほろろの皇帝がベタ惚れしている様を見せつけられて、その悔しさもパワーへの野望を後押ししたと思います。


話変わって、このドラマでもちょくちょく出てくるのが、テウルの高校生姿。

『トッケビ』では違和感なかったのですが、流石に顔が大人になってしまっていて…(^_^;)

しかし、『トッケビ』でのキム・ゴウンの女子高生演技は本当に良くて、歩き方とか、無防備な子供っぽさが完全に未成年の女の子でしたね。


クールに振る舞おうとしつつ、ついゴンを見捨て切れないテウル。

自分の言うことを(当然ながら)全く信じてくれず冷たいテウルに内心傷つきながら、ゴンもこの世界に残る理由を探します。
そして、その理由を見つけた彼はテウルに思いがけない言葉を…

と言うのが、2話のラストです。


この回では、言葉のわからない海外に一人放り出された人の如く、頓珍漢でコミカルな描写になってしまうゴンですが、確かにこの辺りまでならイ・ミンホのカッコよさを期待して見ていた人には物足りなかったかもしれません。

しかし、どこへ行っても崇められる帝国とは真逆の厳しい(?)世界でテウルの気持ちを捉えようと奮闘する様は愛らしく、後になればなるほどレアな姿だったなと思います。

確かに、2話はゴンのカッコよさは後回しの回ですが、テウルの気持ちを考えれば自然な流れですし、この回では「天下無敵の剣」ヨンの対、ウンソプが登場します。

いつも細身のスーツをピシッと着こなし、無表情で任務に当たる忠実なヨンですが、ウンソプは真逆のお茶目でお調子者、平凡な男の子で服務要員をしています。

ヨンを演じるウ・ドファンは、なんとNetflixでの最終回を待っていたように、この7月に兵役についたそうですね。

Instagramには刈り上げた頭を抱え込むイ・ミンホとの仲良しショットを投稿しています。

「陛下、行ってきます」と(^ ^)

日本にもファンクラブがあるようですし、次はWOWOWで出演作『私の国』が放送になるようなので、私も楽しみにしています。

ほとんどの役に対がいますが、中でも最も出演シーンが多かったのがヨンとウンソプです。

この二人もとても微笑ましく、ドラマの重要な魅力の一つです。


と言うわけで、2話の紹介&感想でした。

次は3話です。


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