68.オランダ独立戦争その2
①カール5世の後継者
ネーデルラントにいたカール5世。後継者が神聖ローマ帝国は弟フェルディナント。スペインは息子のフェリペ2世に継いだ。
フェリペ2世は父親にいう。
フェリペ「ネーデルラントもください。」
こうしてカルヴァン派のネーデルラントはゴリゴリカトリックのフェリペ2世のものになってしまったのである。
②困り果てるネーデルラント。
ネーデルラントはカルヴァン派。フェリペ2世は言う。
フェリペ「カルヴァン派は異端だ。全員火あぶりにする。嫌ならカトリックになれ。」
ネーデルラントを長い間治めていたオラニエ公ウィレムは食い下がるも無駄。フェリペ2世の意思は揺るがない。
そうして始まったのがオランダ独立戦争。80年戦争とも呼ばれ、ウェストファリア条約まで続く長い長い戦いが始まる。
③圧倒的な戦力差
フェリペ2世はポルトガルを併合し、植民地をさらに拡大。太陽の沈まぬ国と呼ばれた。戦力は一目瞭然。オラニエ公たちは次第に戦力を削られていく。
南部10州が降参した。現在のベルギーだ。南部はカトリックが多かったので降参した。しかし、北部7州は諦めない。同盟を組んで徹底抗戦の構えだ。
同盟の名はユトレヒト同盟。
④強力な援助
オランダに助っ人が現れる。イギリスだ。
イギリスはエリザベス1世の時代。新大陸で海賊行為を行い、スペイン領を度々攻撃していた。フェリペ2世はこれだけでも我慢できないのに加えて、結婚まで断られた。
フェリペ2世が断られた理由。
エリザベス1世「私はイギリスと結婚しました。」
フェリペ2世大激怒。イギリスへ向けて攻撃を開始。オスマン帝国をレパントの戦いで倒した無敵艦隊をイギリスへ向ける。
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