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31.教皇とカール大帝。

①イスラム勢力を止めたフランク王国

トゥール・ポワティエ間の戦いでイスラム勢力を叩くと喜ぶのはキリスト教。ローマにいた教皇はフランク王国の使者を招いた。

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使者「フランク王は今後とも、教皇様を守っていくと申しております。

   ところで・・・。」

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使者はこう続けた。

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つまり、ローマ教皇の許しをえて、フランク王国の衰退したメロヴィング家を追放し、カールマルテルのカロリング家がフランク王家になろうとしているのだ。そして・・・。

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②フランク王国カロリング家

 ローマ教皇「フランク王国よ、今ローマを脅かしているゲルマン人のランゴバルド王国を討伐してくれぬか。」

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フランク王国「喜んで。討伐した土地はフランク王国の土地にはいたしません。ローマ教皇様に土地を寄進いたします。」

ピピンの寄進(756)。

これを契機に、他の諸侯たちも教皇に寄進していく文化ができた。

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ピピンに変わって息子のカールに王位が継承されると、外敵の侵入を食い止める政策に力を入れた。

北:アングロ・サクソン

東:アヴァール人

西:アラブ人

各方面の民族からの圧迫も何のその。カールはキリスト教圏を守り抜いた。

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ローマ教皇「素晴らしい!ぜひ、カールにはローマの守護者になってもらいたい。」

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教皇レオ3世は目が悪い。手探りでカールに戴冠を行う。そして教皇はいう。

「ローマの守護者となって西ローマ帝国を復活させ、栄光を取り戻せ。

 父と子と聖霊の名において、アーメン。」

カールは西ローマ帝国の皇帝となった。ローマから帰ってきたカールはこういった。

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ゲルマン人が荒らしまくったローマはもはや都だった影はない。人口は4万人。

③カロリング=ルネサンス

 教皇「カールよ、この書はとても良いぞ。読んでみるといい。」

カール「・・・。ははあ。今度読んでみます。」

教皇「感想を聞かせておくれ。」

カールは字が読めなかった。なんてたってゲルマン人だから。キリスト教は石像をみて、学んだんだから。

だからカールは自分の恥ずかしさを埋めるため学校を作った。イギリスにいたキリスト教徒のアルクィンを招いて皆に教えたのだ。

④形だけ西ローマ帝国

 形骸する可能性大でやる気もなかったカールだが、行政単位の整理を行なった。

各地にいた有力者を伯として任命してその地を治めさせた。

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