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スぺシャルホームシック in ベトナム

こんばんは。今日もおつかれさまです。突然ですが、みなさんはベトナムの田舎の生活ってどんなイメージがありますか。

コロナを封じ込めたベトナム、バイクが多い観光地、フォーの国etc...みなさん都会には旅行で足を運んだことがあり、多少はベトナムに対してのイメージがあるとは思うのですが、田舎ってなかなか行く機会がないですよね。よっぽどの観光名所があっても、そこだけさらっと回って終わりってツアーが多いんじゃないでしょうか。

わたしは初めて仕事でハノイに住むことになったとき、到着してからはじめの約2週間ほどですが、ハノイ郊外に住んでおりました。北の空の玄関口、ノイバイ空港から車で10分程度の町です。今日はそのときにめっちゃくちゃ日本が恋しくて、半泣きだったときのことを書きます。

着いてすぐにホームシックかよ、って話なんですが、私は日本人の多くが滞在するであろうホテルではなく、普通の一般人の家の車庫?みたいな建物の2階を間借りして住んでいました。なぜそこに住むことになったかはちょっと話が長くなるので省くんですが…

何がつらいって、網戸がなく、その部屋のオーナーが窓をしめさせてくれないんですよね。蚊が入ってきて、さされ放題。そしてもれなくGも出る。私はまじで虫(特にG)はウルトラ無理なので、毎日全く寝られず、夜は神経をとがらせながら、虫がいきなり襲ってきたらどうしよう…と目をぎょろぎょろさせて、木のベッドにゴザみたいなのが敷かれただけの固ったいベッドで横になっていました。

そしてもちろんベトナムも雨が降り、風も吹きます。やっと、うつらうつらと睡魔が襲ってきて寝られそう…と思ったら、窓から泥やら砂やら落ち葉やら…が雨とともにはいってきて、口や目に入って起きる。つらかったですね。…そのときはさすがに窓閉めてもいいだろう、と閉めようとしたら歪んでて完全に閉まらず…仕方ないので窓から離れたところに置いてあった椅子に座って目を閉じましたよね。

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(途中、大家さんが気をつかってハンモックを準備してくださいました。)

それからつらかったのが、その車庫の前の家が建設中だったこと。ベトナムってプロの大工さんとかじゃなく、トイレのスリッパはいてる近所のおばちゃんとかおっちゃんが家たてたりしてるんですよね。これがマジで謎。その恰好で、あんたか家建てるの?!って感じ。その工事が毎朝4時頃からスタートします。話し声はもちろんドリル?の音やら釘うってる音が響いてさらに寝られない…

ただでさえ虫のことで神経質になって寝られないのに追い打ちをかけてきますね。

そこにあらわれたのが私のルームメイトというかフラットメイト?同じ部屋を共有していたわけではないのですが、同じ建物でなんと

ベトナムの元女子サッカー代表の選手、クインちゃんという子と同居することになりました。クインちゃんがめちゃくちゃたくましくて、例えばGがでたら素足で踏みつぶし、触覚持って外にポイって簡単に処理してくれる。わたしには神に見えましたね。女の子ですが、そのへんの日本人男子よりたくましい。

シャワーあびてたら背後をネズミが走り去っていくことがあって、わたしが「ネズミ!ネズミ!」って騒いでたら「へえ~」ぐらいのテンション…。日常茶飯事なの?わたしこの至近距離でネズミ見たの生まれて初めてなんですけど…

そんな彼女も実はおばけが怖いっていうところがあり、夜くらいところで1人でトイレに行けないそうで、「ついてきてくれない?」と言われたりしました。虫がこわい私と、おばけが怖いクインちゃん、女2人でお互い?に助け合ってWin winな関係でした笑

クインちゃんは今や一児の母。ときがたつのは、はやいですね。ここでの滞在は2週間程度でしたが、この後もけっこうな期間、ここの大家さんに振り回されました。いまとなってはいい思い出です。。。自分がいかに贅沢な人間だったか、日本の生活が恵まれているのかを知る経験になりました。




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