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#17 【40代からの日向坂46】衝動に従って福岡に飛んだ結果、脈打つ感情に触れた(が、見れなかった) 〜 Happy Train Tour 2023

このnoteは40代半ばにして、人生で初めてアイドルに興味を持ち、まんまと日向坂46のファンになってしまったオッサンの「推し活」の日々を記録したものです。


遠征前夜

日向坂46の全国ツアー『Happy Train Tour 2023』の本編の終着地は福岡。数日後にその千秋楽公演を控えた平日、日向坂界隈は穏やかならざる空気に包まれていました。

全く予定に入れてなかった福岡遠征。例のみーぱんのブログがアップされる1日前のこと、僕はマリンメッセ福岡の末席を埋めるため、航空券と一般販売のライブチケットを購入し、一泊分のホテルを予約しました。

この小さな旅は最初から、界隈のどこか落ち着かない雰囲気の中で衝動的に始まった、とても感情的な行程となりました。今回の記事は、この2日間で僕の中に生まれた感情とその源になったものが何だったかを、鮮度重視のレポとして書き連ねていきたいと思います。

Day1

舞台装置

会場の福岡マリンメッセは、前回参加した大阪城ホールよりも更に近く感じました。スタンド2階席でありながら、かなり前のほうであったため、実際にステージも間近。急な参戦だったため、初めて双眼鏡無しのライブでしたが、肉眼で何とかメンバーの動きも捉えられそうで、ビジョンと併せて逆に集中して全体を見ていこうと思っていました。

1曲目から伝わるメンバーの気合

スタートはいつものように「アディショナルタイム」。もちろん、この公演にかけるメンバーの思いをこちらが勝手に想像していたからこその思い込みかもしれません。ただ、このときは本当に何かに打たれたかのようにメンバーの気合を感じたんです。一気に胸が熱くなりました。何より、ステージを肉眼で必死で見ていたから、余計に歌い、踊るメンバーたちがどんな想いでそこに立っているかを考えしまっていました。

2曲目の「月と星が踊るMidnight」で決壊

京子さんの渾身の歌と、それをもり立てるようなメンバーのパフォーマンス。京子さんは現在、ドラマの撮影の真っ最中でツアー後半戦はほとんどリハーサルに参加できず、公演と公演をダイレクトに渡り歩くような日々を送っているはずです。メンバーと会うのは現地に入ってから。もちろんそれでも、全体構成がパッケージされた全国ツアーにおいては、一期生である京子さんがその経験値を持ってして、パフォーマンスを一定レベルにまで持っていくのは決して難しいことでは無いかもしれません。しかし、それより難しいのはぶっつけ本番で他のメンバーと気持ちやテンションを揃えていくことだと思います。京子さんはただ、そこの水準を合わせるだけでなく、先頭に立って引っ張る圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。無事、涙腺決壊です。

全おひさまが見守った「りなし」の「きたじ」

本ツアーのセトリにおいて、その中盤を盛り上げたのは4期生でした。福岡での4期生については主にDay2で語らせてください。しかし、Day1でのりなしは外せません。その瞬間を全おひさまが見守りました。花道を走りきった彼女が語る言葉、正直、このスピーチの内容自体は皆どこか似かよったところがあり、自信のなさや葛藤について触れられます。ただ、そこじゃないんです。走りきった直後に息も絶え絶えの状態で言葉を紡ぐ姿を、他の4期生は何か励ますような言葉を掛けるでもなく、ただ黙って待ちながら、横一列に並んだ列を思わず乱してしまうように身を乗り出し、仲間のその顔を覗き込むようにひたすら見守っているのです。ここですよ。

オタクのコールがアツすぎる

「キツネ」から「NO WAR in the future 2020」のコール曲4連発と言ってもいいこの区間は、「バース・掛布・岡田」のバックスクリーン3連発を超え、日向坂の新・聖地へのリスペクトも兼ねると「石井琢朗・波留敏夫・鈴木尚典・ローズ」のマシンガン打線上位陣と例えられるようなラインナップです。福岡の地でオタクのコールが爆発していました。僕も乗りました。

はるはる!お前いつからそんな!

そんな中で、僕にとっては突如!現れたのが「My fans」はるはるでした。レーザーとペンライトで真っ赤に染まった会場全体、その花道でステージにいる先輩メンバーと対峙する4期生。その先頭で赤の世界を威圧し、挑発するような表情で立つはるはるの姿を見た瞬間、その表現力と覇気の強さに言葉を失いました。だって、福岡に来るまでの飛行機の中、radikoのタイムフリーで「余計な事まで」聴いてたんですよ!?眼の前にあるもの信じられないですよ!そのまま、ステージにいる1〜3期生とバトルを始めてほしかった。ジェット団とシャーク団を待っていたよオレは!

メンバーの気合と覚悟を見た1日目

1日目はとにかくメンバーのこのライブにかける想いの強さを感じました。宮城公演が完売に至らず、福岡も空きが残った状態で迎えた中、それでも直前に駆けつけたおひさまの存在も知り得ていたはず。それ以外にも、2ndアルバムリード曲への評価や、なっちょの引退スケジュールに出ている疑問の声など多くの要因がメンバーを悩ませ、そして奮い立たせたはず。少なくとも僕は、そしてあのコールの声を上げた会場のおひさまたちはその気持を感じたはずです。めちゃくちゃ感動しました。

Day2

舞台装置

1日目とちょうど左右反転したような席となったため、条件はほぼ同じ。ただ、この日は福岡空港からの最終便で帰らないといけなかったため、最後まで居られないことがわかっていました。ええ、そうなんです。そうなんですよ。1日目のシュミレーションでは、ジョイラの虹に見送られながら席をあとにする想定でした・・・。

1日目と何かが違う

1日目と同じくメンバーの気合も熱い想いも感じるのですが、何か印象が違う。やはり肉眼でステージ全体を俯瞰しながら、ときにビジョンに映る推しメンに声を上げ、また至るところで楽しそうな表情を見せるメンバーの姿を目に焼き付けます。

とにかく楽しい、声が出る

大阪2日間も合わせて4回目となる今ツアーのライブ。やはり慣れも出てきて、コールも気兼ねなくできるようになり、とにかく楽しい。間違えたっていいっていう気持ちも出てきて、心から楽しめる。それだけなのか?何が変わったのか。

「One Choice」の正源司陽子と「シーラカンス」の正源司陽子

今ツアー、丹生ちゃんの代打で「One Choice」のセンターを務めたよーこ。初お披露目となった大阪初日での衝撃から、各地の開催での様子を聞きながら、その重圧の大きさは重々伝わっていました。なので、最後の「にぱー」を見終えるとどうしても「よく頑張った!」と感じてしまうのです。ただ、それは彼女が求める感想ではないはずです。福岡1日目もやはり、「よく頑張った!」「無事乗り切った!感動したよ!」と思ってしまっていました。

2日目のこの日、満面の笑みとハッピーオーラを身にまとい、大好きな同期たちと「シーラカンス」を披露したよーこにそんな感情を持つおひさまはいないでしょう。「圧倒的センター!」「日向坂の未来!」そうした賛辞が並ぶはず。であるならば、この2曲の間にあるギャップこそが「近い」将来の大エースの伸びしろだと思うのです。そんな中にあって、今ツアーの最後の「One Choice」、丹生ちゃんの想いがこもった振りの中で、本当に楽しそうな笑顔でとしちゃんとハイタッチを交わし、キャプテンとじゃれあう姿を見ました。やはり日向坂の未来は明るい。「日向坂の太陽」の日の出はすぐそこでしょう。

宮地すみれは既に制圧している

一方で、同じ「One Choice」で影ちゃんのポジションに入り、フロントメンバーを務めているすみれは、大阪公演から比べても目覚ましい成長を遂げているように感じました。先輩メンバーに囲まれながらのパフォーマンスにあっても、自然で、自分の魅力を熟知した表情に立ち居振る舞い。別の場面で煽りを務める際にも、普段と全く違いドスの効いた声でおひさまを煽り倒す。ライブにおける宮地すみれは、現時点で既に場を制圧できる力を持っているように感じました。

期待しか出来ない清水理央

2日目の「きたじ」でセンター務めた清水さん。花道を駆ける姿はさすがのひとことでした。そして、曲中のパフォーマンスも素晴らしかった。彼女については「4回目のひな誕祭」の「青春の馬」でも想いを記事に書かせてもらい、その後の復活を期待していましたが、少し普段の活動の中でも大人しさが見えてきたかなと感じていました。次々とストロングポイントを発揮していく同期の中において、なかなかアドバンテージを確立できないような。大阪公演で見た彼女は、やはり少し一歩下がってしまったかのように感じていました。それを経てのこの日、やはり僕は清水さんに期待しか出来ない。実はこれまで4期曲の間は他のメンバーのサイリウムカラーを灯していたのですが、この日は「パールグリーン×オレンジ」に。

そして、ライブ後、数日経って送られてきたあのメッセージですよ。知ってた。知ってたよそれ。わかってた。これからも4期曲では「パールグリーン×オレンジ」にします。

平尾帆夏は確信犯だ

「私達は、どんな声にも負けません。期待していてください。」彼女が少し震える声でそういった瞬間、空気がいくらか淀んだ気がしました。今なんて言った?そんなこと言っちゃっていいのか?僕たちは4期生の覚悟に立ち会ったし、何かと戦おうとしている彼女たちを支えないといけない、そんな想いになりました。ただ、忘れないでほしいのは「楽しんで欲しい、笑顔でいて欲しい」ということです。

Day1とDay2の違い

なにが違ったのか

同じように感動に心が揺さぶられた2日間にあって、ただ2日目は始まりからずっと何かが違うと感じていました。2日目に感じた没入感、とにかく楽しかった。コールもめちゃくちゃ声が出た。4期生の成長と頑張りを強調させてもらったけど、それを際立たせたのは他でもない1〜3期のパフォーマンスでした。フロントを務めるような中心メンバーだけではなく、そこにいる全員が本当に驚くべきクオリティで感情を届けてくれている。フォーメーションが発表されるたびに「3列目」とか「端」とか「いつもの場所」とか表現されるけど、ライブにおいて整列して歌い踊る時間なんてないんです。本当にグループ全体が、それぞれに与えられたポジションで気持ちのこもったパフォーマンスをしているんだと実感できました。そこで全体を見ていて気づいたんです。というより、こういうことだったんじゃないかと妄想したんです。

僕が妄想したこと

1日目はやはり、キャプテンはもちろん、みーぱんだって前に立ち、相当気合を入れたんじゃないでしょうか。気合入れていこう!おひさまに私達ができる最高のライブを見てもらおう!その結果、僕はその感情を受け止め、涙を流すほど感動したんだと思います。そんな1日目を終えたとき、彼女たちは何を思ったのか。僕の妄想です。こうだったんじゃないか。

「ライブ楽しい!!!めちゃくちゃ楽しい!!」
「おひさま、めっちゃ声出すじゃん!最高だよ!」
「4期生!本当すごくなったね!本当かわいいね!」
「先輩!明日もっともっと絡んでいいですか!?」
「じゃあ明日は最後だよ!本気でライブ楽しもう!」

過去のことは考えない、外野の声も気にしない、本当に心からライブを楽しむ姿を見せてくれて、それが僕たちに伝わったんじゃないか。僕はそんな妄想をすることにしました。そうとしか考えられなかったから。

脈打つ感情を背にして

そんな「過去最高」のライブを最後まで見届けたかったです。しかし、僕は最終便の飛行機に乗らなければいけない。

「みなさん、美玖を?」
「おすしかない!」

最後にそう、絶叫した僕は荷物をまとめて席を立ちました。会場を出る最後のドアを開けるとき、スタッフの方にこう言われました。

「もう再入場はできませんよ?」


会場を出た僕は、小走りで隣接する福岡国際会議場のタクシー乗り場に向かう。10台ほどのタクシーが列をなしているが、先客の姿はない。
「乗りますか?」
先頭のタクシーの側に立つ係員に聞かれた僕は、軽い会釈で返事をして開いたドアの隙間から車内に身体を滑らせる。
「福岡空港まで」
僕の声に返事を重ねた初老の運転手が穏やかに話しかけてくる。
「まだ途中でしょう?飛行機があるから、残念でしたねぇ。」
曖昧に相槌を打って窓の外を眺めた僕に彼はさらに続けた。
「えっと、今日は・・乃木坂ですか?2日間もチケット取れたなんてラッキーでしたね」
少し言葉をつまらせた僕は、夜の福岡に視線を向けたまま、独りごとのように言った。

「いえ、日向坂です。次はもう取れないかもしれないですよ。」


fin.


fin.. じゃねーよ!!!!!冗談じゃないって!!
オレの0を1にしてくれよ!!!

待ってろ!Kアリーナ!!!!


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