見出し画像

【You Tube】レイズドバイウルブズの動画の原稿【ミトラ教】

https://youtu.be/g09v85Jws2A

え~、現在U-NEXTにて独占配信中のレイズドバイウルブズ、これがもう非常に非常に僕の琴線に触れまして
もうとにかく滅茶苦茶面白かった、という訳で、U-NEXTの登録者数を増やすべく
そして僕のチャンネルの登録者数も増やすべく、ネタバレになりすぎないように
レイズドバイウルブズの世界観を解説していきたいと思います。
まだ見ていない人はこんな動画見てないでレイズドバイウルブズ見た方がいいですけどね
ちなみにチェルノブイリというドラマもU-NEXT独占ですが
これも無茶苦茶面白かったので、この二つで十分に元は取れます、チェルノブイリも本当に最高でした。

ではいきます
ミトラ教という宗教は非常にキリスト教と酷似している部分があり
洗礼の儀式、聖餅、そしてコレの中身がワインかどうかは分からないんですが、多分ワインだとは思います
そして聖人の祝日や聖遺物といった聖者の遺品を保管しておく慣習、方舟、エデンという単語
さらに食前の祈りの最後には「アーメン」という言葉が添えられていて少々驚きます
アーメンというのはヘブライ語で「まさしくその通りです」という意味で、キリスト教の代名詞とも言える単語です

これはミトラ教がキリスト教を乗っ取ったのか
或いはドラマ制作上キリスト教をあまり悪くも描けないから名前だけ変えたのか、というのは今のところ分かりませんが
ミトラ教の内情というのはハッキリ言って、キリスト教とは比べ物にならないくらいヤバい宗教に見えます
劇中で「ミトラ教が良い宗教だな」と思えるシーンっていうのは殆ど出てきません

まずミトラ教のシンボルは太陽のマークという事になるのでしょう
太陽の光を示すうねうね、ギザギザは12本なのだろうと最初は思っていたのですが
どうやらそうでも無いっぽいです、結構場面によってマチマチなんですよね
これに関しては何かのパターンがあるのかもしれませんし、太陽に見えればなんだっていいのかもしれません

十字架の代わりに太陽、っていうところまではまぁいいのですが、最悪なのはここからですね

ミトラ教はかなり厳格な上意下達を採用しており、身分が下の者は基本的に上の者に対しては絶対服従のようです

確認されている役職は上級神官、神官、兵士、聖歌隊
そして太陽の使者というのが役職なのかは分かりませんが
ミトラ教で2番目に高い身分だった男が太陽の使者という風に呼ばれていたようです

そして一番上の人間が死ぬと次に高い役職のものがすぐさま最上位に昇格するようで
なんか宗教団体というよりも軍隊みたいな感じに見えなくもありません
お前が指揮をとれ軍曹!サーイエッサー、みたいな

そして彼等のモノの考え方は相当ヤバいもので、まず魂というものが存在するという話な訳ですが
その魂を持つ者はミトラ教徒に限るっぽいんですね。ミトラ教徒で無い人間には魂は存在せず
そして魂の無いものを何をどうしたところで基本的には自由、みたいな事になるようです
そしてミトラ教を信じようとしない連中を「無神論者」と呼称し、ネクロマンサーと呼ばれる殺戮兵器で虐殺
捉えた無神論者に対して完全に拷問めいた事をしていた形跡もあったりします。

そして何よりも最悪なのは、経典の話以外のどのような話も禁止しているらしく
なんだか共産主義の中のしかもかなり最悪なやつを具現化したような宗教って感じに見えます
1984年とかVフォー・ヴェンデッタみたいなそういう作品の、更にもっとヤバい奴って感じですね

そして地球でさんざっぱら無神論者を殺戮した後は、自分達は方舟と呼ばれる巨大宇宙船に乗って
「もう地球には用は無いから、ケプラー22b」と呼ばれる神様のいる星に旅に出ましょう、と
しかもそれは当然ミトラ教が選別した選ばれし人間だけであり
更には「地球で犯した罪は悔い改めてご破産にし、ケプラーという約束の地でまた新たな楽園を作りましょう」という
なんかもうとんでもない連中にしか見えません。僕だったら絶対無神論者としてミトラ教相手に戦う事を選びますね

そしてその辺りの事というのは本当は悪いと思っているのか何なのかよく分かりませんが
基本無かった事にしているっぽいですね。一応罪悪感があったりするんでしょうか

そしてなんだってこんな滅茶苦茶な宗教が成立しているのか?というと、ソルという神的存在がいるから、という話になります

このソルという存在が何なのかはまだ分かっていない訳ですが、
少なくとも人間に対してテレパシー的なものを送る事が出来るらしく
恐らくそのテレパシーによって、ミトラ教徒の教義や教典というものは作られたのだと思います。

そして憶測ですが、そのテレパシーの中には当時の人間、2145年辺りの人間には
及びもつかないようなとてつもないテクノロジーの秘密が含まれていたのではないのかと思います。
それによってミトラ教徒達はネクロマンサーや方舟を作る事が出来るようになり
そのような偉大なテクノロジーを持つミトラ教は徐々に信者を増やしていったのではないのかと思われます

一方でミトラ教の信者ってのは案外少なかった可能性ってのもあります。
方舟に搭乗出来る人間の数ってのは実は1000人程らしく、言うまでもなくこれはかなり少ない数字です
その中で選ばれし者しか方舟に乗る事が出来ない訳です。
現在の地球上には23億人のキリスト教徒がいるとされているらしいのですが、そこまでいかなくとも
恐らく億人単位の教徒が地球に取り残された事になり
それを黙って、指を加えて見ているってのも、見上げた信仰心と言えなくもありませんが
なんだか想像しづらい話のように感じます

つまり実は少数のソルを信奉する人達がネクロマンサーという大量殺戮兵器を作り、自分勝手に地球を破壊し
そしてやり逃げ的にケプラーに逃げてきた、という風に考える方がなんとなく妥当と言えなくも無い気がします。

ソルの能力についてですが
ケプラー22bと地球までの距離がどの程度なのかは分かりませんが、取り敢えず到着までに13年掛かったそうです
つまりソルはそのような距離にある地球に向かってテレパシーを送っていたっぽい事が推察され
そして人類をケプラー22bへと向かわせた事になる
これは教典に記されていた五角形の神殿がケプラーに存在していた事から確定と見ていいでしょう

ミトラ教というのは良くも悪くもソルの言いなりであり、ソルが善なる存在か悪辣な存在か
今後の全ての行動は決まってきます。

そしてそのソルですが、我々の常識的な観点からすると、必ずしも善なる存在とは言い難いように見えます。
オーソという男の言葉を真に受けるのならば、彼は子供を増やさせるために
冷凍睡眠状態の女性をレイプさせたらしく、そんなのは我々にとっては言語道断の話ですし
そもそも無神論者虐殺、拷問といった類の事も、我々の倫理観に照らし合わせればあり得ない話です

しかし恐ろしい事に、ソルには力がある。人智及ばぬ力が彼にはあり
それはやはり、信仰に多大な影響を与える事になるのは仕方がありません
高度に発展した科学と魔法の区別はつかない、という話がありますが
高度に進化した宇宙人と神の区別も、我々には決してつかないでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?