過去に付き合っていた男性に、
「結婚式では両親役の役者を雇ってくれ。
親のいない女を娶るなんて親族にメンツが立たないから」

…は？
まだ付き合いたてなのに結婚とか、アホなの？
っていうかメンツもあるかもしれないけれど、失礼すぎない？

また違う日には

「いーなー〇〇は。
親から逃げてるから介護のこととか考えなくていいし。
めっちゃ楽じゃん。
いーなー」

…？
この人、私が虐待のすえ逃げ出してきたことわかってるのよね？
教えたもんね？

「じゃあ、あなたも一人暮らしをしたらいいじゃない」

「家事できないもん。
ムリー」

…ふざけてる。

また違う日には、
私の家にあの男がいる間中、メールが来まくっていた。
ピロン、ピロン、ピロン…

親御さんからだそうだ。
一分おきに鳴るスマホ。

私には恐怖だった。
気味が悪かった。

また、毎日5~8時間も電話がかかってきて、家事がはかどらず困っていた。

その内容は
「母さんが〇〇を悪く言うー
父さんが〇〇を嘘つきだって言うー
虐待なんてどうせ嘘だろって言うー
親を大切にしない最低の女だから別れろって言うー
俺を騙してるんだって言うー」

だんだんに疲れた私は、距離を取った。

最後には振った。

結局、私は強さを「生き抜く力」だと思っている。
だから、この男は幼稚に見えた。

私は「強さ」に「生き抜く力」だけでなく「相手を思いやる力」を含めなくてはならないと感じた。

そもそも、この男は強くなんてなく、ただ幼稚な子供部屋おじさんだった。
なんで関わってしまったのか後悔した。

これからは少しでも「幼稚な発言」をする男性からは逃げようと思う。
諭したところでそうそう変わらないから。
40年近く幼稚に生きてきた人間が変わることはない。

だから、私自身が「このひと変かも…」と思ったら逃げるのが正しい。

正直、かなりダメージを食っていたからね。
この頃は…。

ふぅ、おしまい。