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「やってみたい」を大事にしたら、道がひらけてきた話

「やってみたい、を大事にしたほうがいい」という話を聞くと、どうしてもこう思ってしまう自分がいます。

「けれども、それだけじゃ生きていけなくない?」

生きていくためには、当然、お金を稼ぐ必要もあります。
やってみたいを大事にするって、子どもじみた、甘い考えなのかな?

それでも私は「やってみたいを大事にする」ことは、とっても大切だと思うんです。
なぜなら「やってみたい」を大切にすることで、思いもしなかった可能性が広がることがあるからです。


よくよく考えると、私が今大事にしているものは”目的なんて何ひとつないところ”からやってきました。


過労で心身の調子を崩し、休職しているときのこと。私はふとブログをやってみたいと思いました。昔mixiが好きだったのを思い出したからです。そしてなんとなくやっていたら、いつの間にか、SNSの総フォロワー数が7,000人を超えました。

またあるときは、ある本を読んで、この作家さんに会ってみたいと思いました。そしたら講演会が開催されるとの情報を見つけたので、会いに行きました。そしたらいつの間にか、その人に憧れて、作家を目指すようになりました。
そのご縁で出版コンペに挑戦し、出版社から手を挙げてもらいました。
また、行動したことで広がるご縁のなかで、お仕事をもらえることもありました__


ひとつ言っておくと、私は、ごくごく普通の会社員でした。
「SNSとか若者がするものでしょ?」「SNSとかしたら騙されそう……」とか思っていました。
また「作家を目指すなんて、一握りの才能と熱量をもった人の夢でしょ?」だと、自分とは無縁の世界だと思っていました。
真面目で固い会社員だったのです。

そんな私が今、SNS6媒体で熱心に発信し、そして出版を目指して、コツコツ発信しています。当時の私がいまの私をみたら、口をあんぐりさせると思います。


人間が持つ可能性って、頭で考えるものなんかより、ずっと大きなものなんじゃないかな?
「ちょっとやってみたい」という好奇心は、想像すらできない世界へ、私たちを運んでくれるんじゃないかな?


本『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』には、人間の進化のカタチについて、次のように書かれています。

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人間の進化には、2通りものカタチがあるという話を知りました。
ひとつは「目標達成型」。これは夢や目標を持ってそこに邁進していくタイプ。
もうひとつは「天命追求型」。目の前にある課題に対して、ひとつひとつ力を出し切ることによって次の扉が開き、新しいステージに運ばれていくタイプ。
自分から目標に向かって行くのか、まわりから運ばれていくのか、という違いです。

日本史を見つめ直したときに、「おかげさま」の精神を持つ日本人の感性に合っているのは、「天命追求型」だと思ったのです。まわりから応援されて運ばれていく。天命追求型こそ日本人の生き方、日本人の夢の叶え方なのではないかと。

無理やり目標を作らなくていい。
無理やり自分の人生を創り出さなくていい。
ただ、いま目の前のことをひとつひとつ大切にしていけばいい。
そう気づき、なんだか、生きることに対して、安心感が生まれました。

本『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』(ひすいこたろう・白駒妃登美著)P23~24から引用

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この「天命追求型」という考え方、なんだかとっても好きなんです。私は目的を追い求めるのがすこし苦手なもので(汗)
(「目的を追い求めるのが、なんだか苦手です」はこちら▼)


目の前の「やってみたい」を大切に生きていく、そこで生まれたご縁が私を運んでくれる、という考え方が、なんだか自然で温かくてつながりを感じて、大好きなんです。


もちろん、不安もよぎることもあります。私のなかの仏頂面の自分が、「もっとしっかり!」とか「将来のことを考えて!」とか、手厳しいことを言ってくることもあります(イヤだなぁ笑)

それでも私は、たとえ成果につながらなくても、やってみたいことにワクワクして取り組むときときの自分のほうが、なんだか誇らしくて、好きなんです。

なんでもかんでも、目的や成果につなげなくたっていいんじゃないかな?
「やってみたい」や「スキ」って気持ちは、なによりも尊いんじゃないかな?
やってみたその先で、想像もしないような可能性がポワポワって芽吹いてくるんじゃないかな?


さて最後に、本に書かれている素敵な言葉を紹介しますね。

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夢って言葉は素敵だけれど、もしかしたら、自分で自分の限界を決めてしまっているのかもしれません。
でも、いつだって、あなたの可能性はあなたが描く夢より大きいのです。
そこへ運ばれてください。
ご縁を大切に、いま、ここでやれることに工夫を施す。すると、人生に風が吹き、思ってもみなかった場所へ運ばれます。
あなたの「命」が「運」ばれた先、それがほんとうの「運命」です。

本『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』(ひすいこたろう・白駒妃登美著)P25~26から引用

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さて、私達の命は、いったいどこへ運ばれていくのでしょうか?
スキの感性をぞんぶんに開かせながら、その場所に運ばれていきたいですね♪


今回の参考図書はこちらです▼



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