見出し画像

そんなbetterな話

あっという間にお盆が終わった。
GWは休日出勤がありながらも楽しく遊び回っていたので、お盆はさすがに…と思い、台風におびえつつ帰省していた。

今年は北国であっても異常な暑さで、とても避暑と呼べるような帰省ではなかった。
過去最高気温を記録した地域も多く、今までは無くても良かったクーラーも今年はさすがによく売れるのではないだろうか、などと考えていたりした。

故郷も日中は関西に引けを取らずの猛暑だったものの、まだ朝晩は自然の風で過ごせてはいた。
コオロギとカエルの鳴き声を聴きながら、しばし田舎の夏の夜を満喫してきた私である。

*  *  *

実家に帰った際、母から私の小さい頃の話を聞いた。

「とにかく人見知りをしない子。むしろ『カワイイ』を言われるために人にニコニコと向かっていき、愛想を振り撒きまくって『カワイイ』と言われたら満足して帰ってくる」

めちゃくちゃ笑った。何と言う子供なんや。今とあまり変わってないやん。

どうやら私の性格は生まれながらのもののようで、今回の転職の大きなアドバンテージにもなった「コミュニケーション力」は既にここから発揮されていたのだと、面白くもあり納得もしたエピソードであった。

*  *  *

基本的にはマイペースで自己中心的なため、自分はあまり他人に興味がないのかもと思う時期はあった。
しかし、仕事やプライベートでさまざまな人に会っていく中で、私は新しい人と関わることが好きだし、ワクワクするタイプだったと判明した。

小さい頃と変わらず他人に興味津々で、コミュニケーションを行うことで自分にとって良いこと・タメになることが返ってくると知っている。

また、自分にとって良いこと・タメになることを得るだけではなく、「相手にとって良いこと・タメになることかどうか」も同時に考えたいという欲張り思考だったことも、転職活動の際に判明した。

*  *  *

前職でもさまざまな職種・立場の人々と話せるような環境ではあったのだが、日々こなすうちに業務がルーティン的になってしまっていた。

時間に追われて一人の人に寄り添い続けていられず、悩みを聞いたところで結局それを解決しきれないまま次に行かなければいけなかった。私にとってはとてもストレスを感じる部分であった。

転職して改めて気づいたのが、「相手の助けになれるような仕事をしたい」と思っていたということである。

もっと時間をかけて相手と向き合い、悩みを聞いて一緒に解決できるような仕事を。時間に追われる現代ではそんな仕事の仕方は理想論かもしれないが、根本にはその気持ちがずっとあった。

*  *  *

せっかく関わるのであれば相手のことを深く知りたい。一過性の浅い付き合いではなく、相手のルーツや思考なども知れたらさらに面白そう。その中で自分が思いつきもしないアイデアが出てくるかも。そしたらもっといろいろ楽しそうじゃん。

相手のタメを思って関わることで、巡り巡って自分のタメになる。教えているようで教わっているし、助けているようで助けられている。結果的にはお互い少しずつでも成長していくのではないかと考えている。

幸い、新しい人と関わることが好きな性格である。
持ち前の図太いコミュニケーション力を生かしてさまざまな人と関わり合っていくことで、「世のタメ人のタメ、最後はもちろん自分のタメ」ということでこれからも働いていこうと思う。


#仕事のポリシー

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?